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『Horizon Forbidden West』続編も間違いなく“時間泥棒”! 物語は深まり、戦闘の戦略性が向上、探索も快適に【プレイレポ】

この2月を代表する注目作のひとつ『Horizon Forbidden West(ホライゾン フォビドゥン ウエスト)』。その特徴や魅力に迫るべく、プレイ体験を通したレポートをお届けします。物語面のネタバレはほぼないので、その点もご安心を!

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2017年12月7日発売のPS4ソフト『Horizon Zero Dawn』は、機械獣が闊歩する恐ろしい大地を舞台としたオープンワールド・アクションRPGとして登場。弓矢や槍などの原始的な武器を駆使して手強い機械獣を相手に立ち回るバトルや、広大な世界を闊歩する探索要素などが好評を博しました。

世界的にヒットを遂げた本作は、拡張コンテンツ「凍てついた大地」のリリースやPC版などの展開も話題となり、その人気を確固たるものとしましたが、この名作の直接的な続編『Horizon Forbidden West』が、いよいよ今月の18日に発売を迎えます。

このたび幸運にも、発売日に先駆けて『Horizon Forbidden West』をプレイする機会に恵まれたので、その体験を元にしたプレイレポートをお届けし、プレイ感や進化したポイントなどをお届けします。発売を楽しみにしているユーザーや、購入するかまだ迷っている方は、本記事を参考にしてください。なお、今回はPS5版でのプレイとなります。

■世界の命運を握るアーロイの物語は、更なる勢力と遭遇! 孤独な戦いに、希望はあるのか……

『Horizon Forbidden West』は、前作にあった幅広い要素を受け継ぎ、更なるパワーアップを遂げているため、その全てについて言及するのは難しく、またネタバレにも繋がります。そのため、今回は序盤のプレイ体験に基づき、「物語」「戦闘」「探索」の3点に絞って綴ります。また、物語面のネタバレは極力抑えてあるので、どうかご安心ください。

そしてネタバレにも繋がる話なのですが、まず本作の物語について、大きな注意点があります。それは、前作『Horizon Zero Dawn』と密接に関連しているという点です。

続編なのだから当然だろう、という意見はごもっともですが、一般的な続編作品よりも繋がりが色濃く、前作の物語を前提としてストーリーが展開するので、人によっては心構えが必要かもしれません。前作経験者向けに表現するなら、『Horizon Zero Dawn』のエンディングにあったラストシーンが、『Horizon Forbidden West』の物語に直接繋がる──と言えば分かりやすいでしょうか。

かといって、前作未経験の方が置き去りになるかといえば、その心配も杞憂に終わるでしょう。まず本作を立ち上げると、前作で描かれた「この世界の謎」から「どのように立ち向かい、乗り越えたのか」まで、その一部始終をぎゅっと詰め込んだ映像が展開し、大筋を分かりやすく伝えてくれます。この映像を見れば前作で何が起きたのか分かりますし、前作経験者にとってもいい復習になるでしょう。

またゲーム中にいつでも、物語の主要人物について書かれたノートをチェックすることができ、前作における各キャラクターが果たした役割などを確認可能。加えて、主人公の「アーロイ」自身が前作の物語や展開の一端を時折口にするので、置き去りにされることはまずありません。

そのため、本作を楽しむ上での問題点は特にありませんが、前作のネタバレが作中に多発するのも事実なので、「まず『Horizon Forbidden West』をプレイし、面白かったら前作を遊ぼう」と考えている方がいたら、先に前作をプレイした方がいいかもしれません。説明が十分あるなら気にしない新規の方や、前作経験者は何の迷いもなく『Horizon Forbidden West』をお楽しみください。

ネタバレを回避しつつの説明なので、具体的な展開には触れませんが、『Horizon Forbidden West』で描かれる物語もまた、前作のように世界の大きな命運に関わります。壮大な大自然の中で槍と弓で狩りに挑むといった姿を描く一方で、かつて存在した文明との関わりを持つSF要素が紐付く物語展開は、本作でも健在です。

しかも今回は、前作にはなかった新たな勢力が強敵として立ちはだかります。その存在もまさにSFならではで、『Horizon』シリーズの広がりを感じさせてくれました。原始的な生活に身を置きながら、世界や宇宙とも関わるストーリーを展開させていくので、壮大な物語を存分に味わいたい方にはうってつけの作品です。

また、滅びに抗う規模の大きな物語だけでなく、この世界に住む人々の悩み事に寄り添いながら解決に走る中で、彼らとの繋がりを感じさせるサブクエストやサブストーリーもたっぷり用意されています。

ゲームクリアだけを目指すなら、メインクエストだけ攻略すれば済みますが、こうした脇道が存分に楽しめるのもオープンワールドならではの醍醐味です。前作も豊富な寄り道でプレイヤーを虜にしましたが、洞窟に取り残された職人の救助、危険な機械獣の駆除、食材の入手、不当に権利を主張する住人への対処など、今回の脇道も多種多彩。また、それぞれが戦闘や探索にも結びついており、各要素を相乗効果で盛り上げてくれます。

そして個人的な視点になりますが、アーロイ自身についても気になる描写がありました。続編なので前作に登場した主要人物が折に触れて登場しますが、彼らに対してアーロイは一貫して、少し距離を感じさせる姿勢を貫きます。

それは、アーロイなりの他者を気遣う姿勢でもありますが、プレイヤーからすれば孤立、孤独を感じさせ、気がつけば「彼女が報われますように」と願う気持ちが芽生えていることに気付きました。

この点について、最終的に何らかの答えが明示されるのかどうかは、プレイ途中(中盤に入った程度)なのでまだ分かりません。孤高の者として最後まで描かれるのか、その背中を誰かに預けられるようになるのか。世界の命運と同じく、アーロイが迎える結末も気になり、プレイ意欲を高めてくれます。

こうした、“主人公の在り方と行く末”“人々と関わるサブストーリー”“SF要素も盛り込まれた壮大なメインストーリー”が折り重なった『Horizon Forbidden West』の物語は、前作と同様に、またそれ以上の魅力を備え、プレイを力強く導いてくれました。



《臥待 弦》
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