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【特集】『良作フリーゲーム』10選―無料でこんなに遊べるのか!

今回の記事では国内を中心に有名なものから隠れた良作まで、無料故に手に取りやすい『10本のフリーゲーム』を皆様にご紹介致します。

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【特集】『良作フリーゲーム』10選―無料でこんなに遊べるのか!
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◆『少女と囚人のジレンマ』
制作者:ステッパーズ・ストップ 配信:2003年開始
制作者サイト:ステッパーズ・ストップ http://stst.cocot.jp/index.html
配布サイトhttp://stst.cocot.jp/mygame/mygame.html



――すきときらいの合わせ鏡
『少女と囚人のジレンマ』は“仲良しテスト”のカードの出し合いっこをする作品です。お互いに好きカードと嫌いカードを出し合い、その組み合わせで“トク”というポイントが変動します。好きと好きならお互いにプラス一点、好きと嫌いなら嫌いを出した方がプラス三点で好きを出した方がマイナス二点というような感じで、最終的に相手のポイントを上回れば勝ちという内容……ですが、たったそれだけのシンプルな内容には作られていません。奥深い駆け引きゲームかと言われれば高度な戦略が求められるわけでもありません。本作においての奥深さとは、ストーリーテリングの妙です。是非プレイして紐解いて下さい。少女と囚人のジレンマを。

◆『撃破伝』
制作者:宮本 完成版配信:2005年開始
制作者サイト:倉庫その二 http://hp.vector.co.jp/authors/VA019938/
配布サイトhttp://hp.vector.co.jp/authors/VA019938/adgeki.html



――唯一無二電子射撃遊戯
本作はとても独特な横スクロールシューティングゲームで、スクリーンショットを見て貰えばすぐにお分かりになることでしょうが、なんと全ての要素が「漢字」で表現されています。ゲーマーにはおなじみのサングレア(日光が図形を描いて連なる演出)すらも漢字の文字サイズや並び方での演出で実現しているのです。ただそれだけなら奇をてらった作品でしかないでしょうが、肝心のプレイフィールも優れており、ロックオンシステムなどの搭載や非常にハイスピードな展開も備えてた、射撃感も気持ちいい傑作シューターとなっております。その上巨大ボスまで居るのだからもう堪らない!

◆地下99階のロンド -Mistake Lv99-
制作者:樹ひかり 配信:2010年開始
制作者サイト:ARTIFACTS http://artifacts.xii.jp/
配布サイトhttp://artifacts.xii.jp/products.html



――1階から地下99階へ戻るはめに!?
二人の冒険者が地下ダンジョンから生還しようとしたそのとき――!といった具合で始まる、さくさく読めてしまう(大体二十分かそこらで終了する)短いビジュアルノベルです。全体を通して繰り広げられるのは会話劇ですが、テキストの軽妙なノリが実に素晴らしく、かつ後書きにある製作の裏側にも驚くこと間違いなしの作品です。会話劇であること、そこで好き嫌いが分かれるかも知れませんが、筆者はとても好ましく思いながらプレイしました。

◆『Digital - A Love Story』
制作者:Christine Love 配信:2010年開始
制作者サイト:LOVE CONQUERS ALL GAMES http://loveconquersallgam.es/
日本語版配布サイトhttp://scoutshonour.com/digital/jp.html



――旧いwebを通した、愛に関する、物語
今回の特集の中で一点だけの黒船(海外製作品)で制作者のChristine Love氏は、この他にも『Analogue: A Hate Story(2012年からSteamで販売中)』などを手がけられています。本作は処女作ではあるのですが、意外にもその仕上がりはなかなかに洗練されたもの。作品自体はオールドインターネットを舞台にしたアドベンチャーに分類されますが、かつてのインターネット体験(本作のベースは海外ですが)を追体験出来るようなメカニクスがあり、あの頃のインターネットを知らなくてもどこか懐かしい気持ちになることは間違いないでしょう。二転三転する展開、敢えてアナログな入力を採用しているという点、いずれも作品世界に深みを与えています。また、日本語版翻訳者である『伊東龍』氏にも惜しみないリスペクトを感じる作品でした。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


いかがでしたか? 無料だからといって決して有料ゲームに劣らない作品群ですが、興味を惹くものがあれば是非プレイしてみて下さい!どんな作品であれ、あなたのゲーム体験に深みが増すのは間違いないのですから。
《SHINJI-coo-K(池田伸次)》

FPSとADVを偏愛しつつネトゲにも造詣のあるフリーライター SHINJI-coo-K(池田伸次)

「Game*Spark」誌に寄稿しつつも「IGN JAPAN」誌と「GAMERS ZONE」誌にも寄稿。「インサイド」誌にも寄稿歴あり。今はなき「Alienware Zone」誌や「週刊Steam」誌にも寄稿していたフリーライター。 そしてヒップホップビートメイカー業も営む音楽家兼ゲームライターの兼業家。通称シンジ。

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