新海監督は2002年に制作した短編アニメ『ほしのこえ』で注目を集めた。その後もドラマ性の高さと美しい色彩で描かれる風景描写などで多くのアニメファンを魅了してきた。今回の長編映画ではどんな表現を見せてくれるかにも期待が集まっている。
そんな映画公開に先駆けて、原作小説が6月18日に角川文庫から発売されることになった。これまでも自身で小説を手がけてきた新海誠監督だが、本作でも自らが執筆している。
『君の名は。』は、山深い町の女子高校生・三葉が夢の中で入れ替わった東京の男子高校生・瀧の2人の隔たりとつながりから生まれる「距離」のドラマを描く。出会うはずのない男女が夢の中で入れ替わり、互いに惹かれていく中で次第に二人は運命に翻弄されていく。ドラマの中に、エンターテイメント性も隠れた作品だ。
登場人物の心情の繊細な描写など、小説ならではの部分もある。映画を合わせて見れば、作品も違った角度から楽しめるだろう。
新海監督はこれまでにも『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』の小説を手がけ、いずれもファンに親しまれてきた。映像の美しさに目が行きがちだが、息もつかせぬストーリー展開も持ち味のひとつだ。小説ではそのストーリーを、存分に楽しませてくれるだろう。
小説の価格は560円(税別)。表紙にはメインキャラクターである三葉と瀧も確認できるキービジュアルが使用されている。キービジュアルからも新海の真骨頂とも言える美しい風景描写が堪能できる、注目の仕上がりだ。
新海誠最新作「君の名は。」 映画に先駆け原作小説刊行 監督自らが執筆
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