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【プレイレポ】見知らぬ誰かと俳句を合作するアプリ「HaikuJam」

ユーザー同士で短文を一行ずつ投稿して俳句を合作するスマートフォン向けソーシャル俳句アプリ「HaikuJam」を試してみました。意外なことにイギリスのスタートアップが開発・提供しています。

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ユーザー同士で短文を一行ずつ投稿して俳句を合作するスマートフォン向けソーシャル俳句アプリ「HaikuJam」を試してみました。意外なことにイギリスのスタートアップが開発・提供しています。

日本人にはあまり実感が沸きませんが、俳句愛好家は世界中にたくさんいるようです。なんでも、第二次世界大戦後にイギリス出身の文学者レジナルド・ホレス・ブライズ(Reginald Horace Blyth)が俳句に関する書籍を英語で発表したことで海外にも知られるようになったのだとか。ちなみにこのブラウズ氏、日本人と結婚して金沢で英語教師となり、第二次世界大戦勃発で敵性外国人と見なされ抑留されるも、なんと日本を支持して戦時中に帰化申請を行い(当然却下)、日本敗戦となるや昭和天皇の人間宣言起草に参加し、遂には学習院大学の教授に就任し皇太子(現天皇)に英語を教えるというもの凄いジェットコースター人生を歩んだ人物です。

この人のおかげで俳句は世界中に広まったのですが、当然他言語の俳句は日本語のように「五・七・五」には当てはまりません。また四季なんて無い国もたくさんあるので、季語も”入れられたら入れる”程度のもので必須ではなく、「一行だいたい1~6単語程度の短文」「三行以内にまとめる」といったルールに従った短い詩を「俳句」としているようです。


例えばこの作品は、1行目が5単語、2行目が6単語、3行目がまた5単語にまとめられており、本来の「五・七・五」の形式を意識していることが伺えます。


ということで早速私もやってみました。

まず画面下中央にある「JAM」ボタンをタップして一行目を入力します。これ、日本語だったら「春が来た(は・る・が・き・た)」でちょうど5文字になるんですが…。なお、一行目を投稿する際はタイトルも入力する必要があります。まあタイトルが決められていた方が作品の世界観も統一されますからね。

そして、投稿からわずか1分後に…


やった!繋がった!

Spring has come(春が来た)
And the rebirth of nature(自然の再生)
Birds chirping pleasant morning!(楽しい朝を告げる鳥達!)

たった1分で完成するとはアクティブ率も結構高いようです。ここでは一行目を投稿しましたが、もちろん他の誰かが投稿した行の次を引き継いで投稿することも可能です。



こうしてたくさんの行を投稿したり、自分が関わった作品が評価されたり、または他の作品を評価したりとアプリ内で様々なアクションを起こすと徐々に「Karma(カルマ)」レベルが上がっていきます。まるでゲームのレベル上げのような仕組みで、ユーザーの創作モチベーションの維持・向上策として良いかもしれませんね。

ふと思ったのですが、これは英語学習にも活用できそうな気がします。長い英文を書くのが苦手でも、ちょっとした短文を考えて書くくらいなら気軽にできそうだし、自分が参加した作品には愛着が沸くので何度も読み返したくなるもの。それを繰り返せば自然と英語の語彙力や読解力も向上するのではないでしょうか?


どーしても英語が苦手で文章を書きたくない!という人は、写真”だけ”を投稿して「ビジュアル俳句」を合作することもできます。これならテキスト要らずなので英語が苦手でも大丈夫だし、みんなでコラージュを作っているような気分が味わえるのでまた別の楽しみがあります。

そもそも、こうして複数の作者が1つの詩を合作する遊びは「連歌」などのように古来より日本に存在していたんですよね。それがスマートフォンの出現により世界中の人々と合作できる新たなサービスとして、しかもそれがイギリスから出てきたという事実に改めてインターネットのダイナミックさと可能性を感じてしまいました。



記事提供元: vsmedia
《籠谷千穂》
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