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「LEVEL5 VISION 2015」発表内容まとめ…多くのIPがスマホで展開、USJやタカラトミーもプロジェクトに参加

4月7日、レベルファイブは新作発表会「LEVEL5 VISION 2015 -THE BEGINNING-」を東京ドームシティホールにて開催しました。

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4月7日、レベルファイブは新作発表会「LEVEL5 VISION 2015 -THE BEGINNING-」を東京ドームシティホールにて開催しました。本イベントでは、完全新規タイトル『スナックワールド』、『妖怪ウォッチ3』をはじめとした『妖怪ウォッチ』シリーズの新展開、『レイトン7』や『ファンタジーライフ2』など家庭用からスマートフォンにステージを移したタイトルなど様々な発表が行われました。



◆次世代大型クロスメディアプロジェクト『スナックワールド』


『イナヅマイレブン』、『ダンボール戦機』、『妖怪ウォッチ』に続く、クロスメディアプロジェクトの第4弾は『スナックワールド』。ハイパーカジュアルファンタジーと銘打たれた本作は、王道ファンタジーの世界に、スマートフォンやコンビニといった現代要素が融合した新しい世界観を持っています。主人公は、村を破壊されすべてを失った少年チャップ。彼は悲しみを乗り越え復讐の旅に出る決意をするのですが、オーサマのわがままな娘メローラ姫にメロメロになってしまい、彼女の願いを叶えるため、個性的な仲間と共に無理難題に挑むという物語です。


本作では、登場する装備アイテムをミニチュア化して「ジャラ」として持ち歩くことができます。アイテムにはブランドが存在し、それぞれ雰囲気やレア度が異なるとのこと。玩具製作・販売を担当するタカラトミーの高原文彦氏が登壇し、実物を交えてのプレゼンテーションが行われました。

「ジャラ」に内蔵されるNFCチップは村田製作所が製作し、直接ゲーム画面にタッチして読み込むことで、ヒミツの地図をゲットしたり、デパートでセールが始まるなど連動することが可能になっています。玩具は宝箱のような形をした「トレジャラボックス」として販売する予定ですが、中身は外からでは分からないので、ゲーム内同様レアなアイテムはなかなか出ない仕組みとなっています。同氏は「ジャラを中心にゲームと現実世界を繋げ、現実世界で冒険しているような体験を提供できればと思っています。」とのコメントを伝えていました。

その他にも、TVアニメ(テレビ東京系)、映画(全国東宝系)、月刊コロコロコミックで連載などのクロスメディア展開が予定されています。

レベルファイブ、新プロジェクト「スナックワールド」発表…3DS/スマホ、NFC玩具、アニメなどで展開

玩具にはNFCが入っていて、ゲームと連動する

◆『妖怪ウォッチ』シリーズの最新情報発表


『妖怪ウォッチ』シリーズは、2015年夏からセカンドシーズンに突入します。TVアニメでは7月より新キャラクター「未空イナホ」と「USAピョン」が登場し、ケータの物語とマルチストーリーになります。12月には全国東宝系にて映画第2弾が公開予定。Hasbroと協力した海外展開は2016年春からスタートとなります。

玩具展開については、バンダイの仲山拓也氏が登壇。今回新しくなった「DX妖怪ウォッチU プロトタイプ」は、USAという舞台に合わせて召喚ソングを全てリニューアル。SDカードで音楽を追加インストールできるなどの新機能も発表されました。さらに「今回はカラーリングに注力しており、男女ともに付けてかっこいい・かわいい未来感のある明るいブルーになるように現在も追求しています。」と、新しい妖怪ウォッチへのこだわりの覗かせました。

TVアニメ「妖怪ウォッチ」新主人公は“ちょいオタで思い込みの強い”女の子…7月からセカンドシーズン、映画第2弾は12月に
「DX妖怪ウォッチU プロトタイプ」8月上旬発売…妖怪召喚ソングがリニューアルされ、SDカードによるアップデートに対応
「妖怪ウォッチ」新テーマソングユニット「コトリ with ステッチバード」初披露

新しいキャラクターと声優陣が参加

新キャラクター「USAピョン」役の重本ことりさんと、「未空イナホ」役の悠木碧さんがキャラクターとともに登場。キャラクター作りから参加していた2人。悠木さんは「イナホちゃんの好きなものを隠さないオタクっぽさや普通ではない個性を、アドリブを交えて何度も撮りながら工夫して作っていきました。」と収録時のエピソードを紹介しました。重本さんは「声優のお仕事は初めてなのですが精一杯がんばります。」と初々しいコメント。「楽しみにしているたくさんの子どもたちの期待に応えられるようにみんなでがんばっていきたいです。」と、悠木さんも意気込みを伝えていました。


■3DS『妖怪ウォッチ3』(発売日未定)
セカンドシーズン構想の中心となるナンバリングタイトル最新作。RPGの持つ見知らぬ場所を冒険するわくわく感をテーマにした本作は、日本を飛び出して、USA「セントピーナッツバーグ」に冒険の舞台を移行。新キャラクター「イナホ」や「USAピョン」をはじめ、新しい妖怪やキャラクターも登場し、まったく新しい物語が描かれます。また本作は更新型のゲームということで、発売後数回に渡り無料の大型アップデートが予定されています。

『妖怪ウォッチ3』舞台はUSAに!新たな主人公(CV:悠木碧)も登場

『3』の舞台はアメリカ

■3DS『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』(2015年7月11日発売予定)
3DS『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』に収録されていたアクションゲーム『妖怪ウォッチバスターズ』が、新たなタイトルとして発表されました。本作は最大4人まで遊べるマルチプレイアクションゲームで、プレイヤーは妖怪を操作し、他のプレイヤーと協力してボスたちをこらしめるという内容です。過去シリーズに登場したすべてのともだち妖怪が使用可能で、登場ボスは25体以上登場。ローカル・インターネット通信を利用したマルチプレイに対応しています。

3DS『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』7月11日発売!ネットワークプレイにも対応


■3DS『妖怪三国志』(発売日未定)
コーエーテクモゲームスの歴史シミュレーションゲーム『三国志』とコラボレーションしたタイトルで、同作品の30周年記念作品の1つとなります。35年間に渡り『信長の野望』、『三国志』をはじめとしたシミュレーションゲームと手掛けてきた、コーエーテクモゲームスのシブサワ・コウ氏が登壇。「本作は、『妖怪ウォッチ』ファンの方にご家族揃ってシミュレーションゲームの面白さを楽しんでいただきたい。そしてあらゆる三国志ゲームファンの方、さらに全てのゲームファンにプレイしたいと思っていただけるように鋭意製作中です。」とコメント。

ゲーム内容は、ジバニャンなどお馴染みの妖怪たちが3つの陣営に分かれて陣取り合戦を行うというもの。戦略シミュレーションゲームの要素を持ちつつ、「さくらニュータウン」など馴染みのある舞台設定や直感的な操作となる予定で、どのようなゲームになるのか今後注目が集まります。

3DS『妖怪三國志』発表!コーエーテクモと「妖怪ウォッチ」がコラボ


■iOS/Android『妖怪ウォッチ ぷにぷに』(2015年夏予定)
NHN PlayArtと共同開発したパズルゲーム。同社の加藤雅樹氏が登壇し「妖怪ぷにという見た目がかわいくて誰にでも操作しやすく、とても夢中になれる戦略性を持ったゲームで、幅広い層の方々に楽しんでいただきたいと考えています。」とコメントしました。

マップからステージを選択し、仲間にした妖怪の中から5体を選んでチームを編成し、上から落ちてくる妖怪ぷにをタップで消して敵妖怪を倒していく分かりやすいルールである本作。同じ種類の妖怪ぷにをつなげると大きくなって攻撃力がアップしたり、必殺技を使って手強い敵を一発逆転する要素もあります。事前登録はスタートしており、新妖怪「USAピョン」が手に入ります。

・「妖怪ウォッチ」の新アプリ『ぷにぷに』『妖怪大事典』『ゲラポリズム』発表


■iOS/Android『妖怪大辞典』(2015年予定)
ミニゲームをプレイして自分で妖怪の情報を集め、妖怪大辞典を完成させていくアプリ。お父さんやお母さんがこのアプリを使って妖怪に詳しくなり、親子で妖怪ウォッチを楽しめるようにというコンセプトを持ったタイトルになります。


■iOS/Android『妖怪ウォッチ ゲラポリズム』(2015年予定)
『妖怪ウォッチ』に登場した楽曲が登場する、リズムアクションゲーム。ゲームの詳細については続報が待たれます。


■『妖怪ウォッチ・ザ・リアル』(2015年夏)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで行われる期間限定のイベント。パーク内に登場するアトラクションでは、質感までリアルに再現された妖怪ウォッチを使って、ジバニャンをはじめとしたホンモノの妖怪に出会うことができます。まるでゲームやアニメの世界の中に飛び込んだようなリアルを体験できる内容になっています。

USJ「妖怪ウォッチ・ザ・リアル」開催決定!ホンモノの妖怪に出会える


◆スマホアプリになった『レイトン7』と『ファンタジーライフ2 』


これまで家庭用ゲームを中心に発売されてきた『レイトン教授』シリーズと、3DSで発売されたRPG『ファンタジーライフ』の新作が、スマートフォンアプリとして最新作をリリースします。

■iOS/Android『レイトン7』(2015年夏予定)
与えられた役割を演じつつプレイヤーの中に隠れた吸血鬼を見破る、テーブルトーク推理ゲームである本作。最大7人のマルチプレイが可能で、各プレイヤーは、「村人・占い師・騎士」と「吸血鬼・裏切り者」という役割の中からランダムに割り振られます。そして、村人チームは吸血鬼を当てる、吸血鬼チームは残り3人になるまで吸血鬼が生き残れば勝利となります。リアルタイムで交わされる会話を通じて推理を行ったり、スキルを駆使して見破ったり騙したりといった心理戦を楽しめるタイトルです。

シリーズ最新作『レイトン7』テーマは人狼!スマホで2015年夏配信


■iOS/Android『ファンタジーライフ2 ふたつの月とかみさまの村』(2015年夏予定)
広大な世界「ファンタジール」を舞台に、12種類のライフ(職業)を選んで自由気ままな生活を送れるゲーム性はそのままに、新要素「ビレッジ」を追加。ビレッジは、マイハウスやライフの施設などの様々な施設を建設し、仲間たちと暮らすための本拠地を作る街づくりシステムになります。事前登録はスタートしており、「なりきりドラゴンセット」が手に入ります。なお、3DS『ファンタジーライフ』は、100万本突破記念キャンペーンとして、2015年4月22日から2015年5月13日までダウンロード版ソフトを半額の2,560円(税込)で配信されます。

『ファンタジーライフ2』スマホで2015年夏配信…新要素「ビレッジ」とは


また、現在『ワンダーフリックR』で運用中の「UNIPLAY」を進化させた、「LEVEL5 ID」も2015年夏にサービス対応予定です。これは、複数タイトルのゲームの進行度を共有することができるシステムで、たくさんのタイトルをプレイするほど特典を得られるとのこと。上記に発表されたタイトルはすべて対応予定で、すでに「UNIPLAY」に登録しているユーザーは自動的にデータが移行されます。

「LEVEL 5 ID」発表…複数アプリでプレイヤーステータスを共有できる、レベルファイブの新たな試み


最後に日野氏は、発表会のタイトルである「BEGINNING」に込めた思いは、「レベルファイブがゲーム会社という枠を越えて、他の分野に飛び出す新たな始まりにしたい。さらなる大きな再出発をしていきたいと考えてますので、よろしくお願いします。」と締めくくりました。

◆「LEVEL5 VISION 2015 -BEGINNING-」総括


レベルファイブの新作発表会は、2013年に開催された『渦』に続く2回目となります。前回は、家庭用ハードとスマートフォンを横断してのマルチプラットフォーム展開が発表された『ワンダーフリック』、人気シリーズの最新作である3DS『イナズマイレブンGO ギャラクシー ビッグバン/スーパーノヴァ』が注目タイトルとして紹介され、プレゼンテーション後には両タイトルの試遊会も行われました。(なお、前者は現在『ワンダーフリックR』として、iOS/Android版が先行して配信しています。)

今回の発表会では、多くの新作タイトルがスマートフォン向けに発表され、家庭用ハードで展開されていたIPも同様の動きを見せていました。ゲームの情報を一括して管理できる「LEVEL5 ID」も登場するということで、今後も同社のスマホ展開の勢いは加速していく可能性を感じます。

また、『スナックワールド』はこれまで玩具提携を行ってきたバンダイではなくタカラトミーとのプロジェクトになりました。タカラトミーといえば、男の子向けではトミカやプラレールなどの乗り物玩具、女の子向けではリカちゃんやこえだちゃんなどドール玩具、トランスフォーマーやZOIDなどリアル玩具などアナログで遊べる玩具が多く発売されています。『スナックワールド』のジャラにはNFCチップが搭載されているものの、個々のアイテムのデザインはこうしたアナログ玩具で培ってきたノウハウが活かされるでしょう。

『スナックワールド』のアニメは、フルCGでのTVシリーズが予定されています。現在も『GON -ゴン-』や『カリメロ』などフルCGによるアニメが放送されていますがどちらも15分枠であり、30分枠でのフルCGによるシリーズ放送はアニメ業界にとっても画期的な挑戦となります。映像はスピーディーな動きとクレイアニメのような温かみのある質感があり、キャラクターの顔は漫画のようなコミカルな表情も時折見せるため、全体的に親しみやすさを感じました。

『妖怪ウォッチ』シリーズに関しては、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2月中旬に「国内人気に想定以上の一巡感があり、海外売上も伸び悩んでいるようだ。」と指摘していましたが、そうした停滞感を打破すべくセカンドシーズン構想を主体に国内海外ともに大きく舵を切りました。国内では、悠木碧さんを起用した個性的な女性キャラクターや新主役級妖怪「USAピョン」の登場により女の子ファンの獲得、更新型のゲームと玩具による継続的遊びの提供など、敷居を広くしてコンテンツに触れられる時間を長くするような戦略が見受けられました。また、「進撃の巨人」や「モンスターハンター」などとコラボレーションを行ってきたユニバーサル・スタジオ・ジャパンとタッグを組み、リアルで『妖怪ウォッチ』のキャラクターたちと出会えるアトラクションも発表され、新しい形で作品に触れる機会も提示しています。

一方の海外では、トランスフォーマーやマイリトルポニーを手掛ける大手玩具メーカーHasbroと提携。玩具だけでなくTVアニメーションも放送されるということで、こちらもクロスメディア展開での市場拡大を狙います。2016年春の北米を皮切りに毎月ベースで他地域展開。2016年末までには諾地域全体で展開が行われる予定ということです。『妖怪ウォッチ3』は、舞台をUSAに一新していることもあり、海外での人気拡大も予想されます。
《まいたこ》
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