人生にゲームをプラスするメディア

女性活動家Anita Sarkeesian氏に再びテロ脅迫状、大学講演会が中止の騒ぎ

ゲームにおける女性蔑視の問題を訴え続け、殺害予告を受けたこともある、米国の評論家Anita Sarkeesian氏。今週、ユタ州立大学で実施予定だった同氏の講演会が、再び何者かから脅迫行為を受け、急遽中止されたことが分かりました。

その他 全般
ビデオゲームにおける女性蔑視の問題を訴え続け、反対派と見られるネットユーザーから殺害予告を受けたこともある、米国の評論家Anita Sarkeesian氏。今週、ユタ州立大学で実施予定だった同氏の講演会が、再び何者かから脅迫行為を受け、急遽中止されたことが分かりました。

ユタ州立大学の公式Twitterや関係者証言によると、Sarkeesian氏は10月15日に“Common Hour: Anita Sarkeesian”と題したキーノートを行う予定でしたが、大学の窓口に以下のようなメールが届いたそうです。

    “もし彼女の講演を中止しなければ、参加者とWomans's Center近くの学生やスタッフに対して、モントリオール理工科大学虐殺事件のような攻撃をしかける。私はセミオートマチックライフルと複数のピストル、パイプ爆弾のコレクションを自由に扱える。これはアメリカの歴史上で最も残忍な銃撃事件になろうとしていて、それを止めるチャンスを与えているのだ。

    (中略)

    私はここの学生の一人だ。絶対に見つけられないだろうが、私の名前はもうすぐ知れ渡ることになる。フェミニストは私の人生を台無しにした。間違った考えの人間すべてに徹底的な復讐をしたい。”

この脅迫を受けて、地元の警察が捜査に乗り出していたものの、今日未明に講演自体の中止が決定。詳しい中止の事情は不明ですが、Anita Sarkeesian氏は、警察が銃器の持ち込みを点検するなど警備の強化に前向きでなかった点をツイート。今は安全な状態で、今後も活動と発言を続けたい、女性へのハラスメントに対してゲーム業界全体が立ち上がるべきだと述べています。

先日の記事でもお伝えした通り、海外では2014年に入ってから、こうした脅迫事件やジェンダー差別が“GamerGate問題”と呼ばれて取り沙汰され、ユーザー、メディア、ゲームメーカー三者の間で活発に議論が繰り広げられています。
《riot_兄》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 「ガンダム ジークアクス」制作スタッフによる「シイコ・スガイ」の水着ファンアートが超セクシー!もちろん「坊や」も一緒

    「ガンダム ジークアクス」制作スタッフによる「シイコ・スガイ」の水着ファンアートが超セクシー!もちろん「坊や」も一緒

  2. 「ガンダム ジークアクス」泣く泣くカットされた「クライマックスシーンの大ラフ」公開に反響―「あの時のシュウジ、こんな表情してたのか」

    「ガンダム ジークアクス」泣く泣くカットされた「クライマックスシーンの大ラフ」公開に反響―「あの時のシュウジ、こんな表情してたのか」

  3. 「ガンダムベースPOP-UP名古屋」が期間限定オープン!限定カラーのガンプラ「RX-78-2」販売や、「ジークアクス」の立像を展示

    「ガンダムベースPOP-UP名古屋」が期間限定オープン!限定カラーのガンプラ「RX-78-2」販売や、「ジークアクス」の立像を展示

  4. ガンダムシリーズ新作漫画「機動戦士ガンダムエイト」冒頭34Pが無料公開―“まさかの敵”に読者驚き「マブラヴっぽい」

  5. 「ちいかわパーク」入場チケットの抽選申込がスタート!対象日はオープン初日から8月いっぱいまで

  6. 「くら寿司」×「ちいかわ」コラボが6月27日開催!寿司になったハチワレたちデザインのグッズ、ストーリーにちなんだメニューを展開

  7. 「ガンダム ジークアクス」スタッフによるシイコの水着ファンアートに注目集まる―本編にてカットされたシュウジの表情も話題に【週間ニュースランキング】

  8. 「ガンダム ジークアクス」ポップアップイベントが渋谷で開催!ガンプラやグッズ販売、限定ステッカー配布など

  9. 抱き寄せ合うシャアとララァ、髪を染めるマチュなど…「ガンダム ジークアクス」最終回を終えて、制作スタッフからファンアート続々!

アクセスランキングをもっと見る