この記事では、『ゼルダの伝説』シリーズで開発プロデューサーを担当している青沼英二氏が「ゼルダ」の“キホン”について教えてくれるインタビュー記事となっています。前回の入門編に続き、今回は更に踏み込んだ内容になっています。
前回では、『ゼルダの伝説』における楽しみは「ナゾトキ」だと青沼氏は語っていました。そのため、「ナゾトキ」のしかけについてから話は始まっています。作中に登場するしかけは、基本的に開発スタッフがアイデアを出しあうものの、一本のタイトルにおいて必ずひとつくらいは青沼氏も提案しています。
そのアイデアは、たいてい以前から実現したかったもののできなかったもので、その作品に似合わないかもしれないと思うこともあるものの、実際に入れてみると何かに結びつくこともあるそうです。そして、青沼氏はそれもひとつの「しかけ」だと語っています。
それらの「ナゾトキ」の中で青沼氏が最も気に入っているのは、視点が変わるような仕掛けだそうです。具体的には、ニンテンドーDS『夢幻の砂時計』にあった「ボスの視点からリンクを操作する」というものや、ニンテンドー3DS『神々のトライフォース2』のトップビューから壁に入ってサイドビューになるものです。同じことをやっていても、見かたをかえるだけで全然違うというのが面白く感じるそうです。
それらはハードの特徴を捉えた「しかけ」であり、Wii U向けの新作『ゼルダの伝説』でもWii U GamePadを活かした内容になるとも語っています。しかし、具体的な内容についてはまだ話せないとのことで、「ゼルダのアタリマエを見直す」のがテーマであり、「広大な世界で展開するゲーム」をひとつの答えにしているとのこと。その世界の中でいろいろな経験をして、成長したような感覚を味わうことを楽しんで欲しいと青沼氏は語っています。
最後に、『ゼルダの伝説』を遊ぶ人に青沼氏からメッセージが送られています。なんでも青沼氏が最も感動したのは、あるファンレターをもらったことだそうです。それは入院して病気と戦っている女の子のお母さんからもらった手紙で、娘がリハビリの間に遊べるように『時のオカリナ』を渡した時の話が書かれていました。
はじめこそ女の子は『時のオカリナ』を無理だと言って遊びませんでしたが、徐々に遊ぶようになり、ある時「リンクもこんなにがんばってるんだから、私もがんばらなきゃ!」と言うようにまでなったそうです。実際、その子はそれからリハビリを頑張るようになり、みるみるうちに病状も良くなっていきました。
青沼氏はそれを読み、リンクをあやつるのはプレイヤーである自分なので、遊んでいるうちに自分に返ってくる何かがあったのではと思ったとのこと。そうして主人公と自分の頑張りが“リンク”し、前向きに考える何かに転じたことがとても嬉しかったそうです。
もっとも、こういった経験は作る側がわざと仕組んでいるわけではなく、遊ぶ人の経験によって変わります。しかし、青沼氏は『ゼルダ』では、そういうものを感じとってもらえる可能性があると考えているため、新作でもそのような経験が得られることを期待していて欲しいと語っています。
また、このほかにもニンテンドーニュースでは、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』のステージ・アイテム・ポケモンや新参戦キャラの情報が再度まとめられているほか、「ニャニャニャ!ネコマリオタイム(第15回)」が掲載されています。
(C) 2014 Nintendo
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