『グランドセフトオート』シリーズなど、ゲームに含まれる過激な暴力表現が一部で議論の的となっているなか、興味深い記事が「Journal of Personality and Social Psychology」に記載されました。これを伝える海外サイト「Psychcentral」によると、ゲームが暴力的かそうでないかに関わらず、プレイヤーがゲームで負けたりミスをするなどといった要因がフラストレーションと攻撃性を引き出すことに繋がるとのこと。
ゲームが思い通りに進まない場合など、時にコントローラーを投げつけてしまいたくなる衝動にかられることがありますが、こうしたフラストレーションによる行動は、海外ゲーマーたちの間でも「Rage-quitting」と呼ばれ、一般的に知られている現象です。そして、これは何もゲームに限ったことではありません。
たとえば、スポーツでは誤審の結果負けてしまうことがありますが、「人々は結果を自分で制御することができない、と感じると攻撃性が生まれるのです。」と共著者のRichard Ryan氏は語っています。
また、氏は「もしあなたが誰かの能力にプレッシャーをかけると、彼らはより攻撃的になるでしょう。」そして、「テトリスなどの非暴力的なゲームもプレイヤーの暴力性を引き出す可能性があります。」とし、ゲームに対する多くの批評家たちが暴力的なゲームが攻撃性を高めると決定づけたのは時期尚早であったと述べました。
ゲームを日常的にプレイするゲーマーならば、1度や2度はフラストレーションに苛まれ、イライラしてしまった経験があることと思います。今回の実験結果は、これまでに発表されていたものと比べると、実感として納得しやすいものと言えるかもしれません。
関連リンク
編集部おすすめの記事
その他 アクセスランキング
-
2025年12月に発売されるおすすめタイトル5選!『ポケモンZA』追加コンテンツに“HD-2D”の火付け役『オクトラ』シリーズの最新作など
-
漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」あと5話をもって完結―最後は有馬記念、新たな勝負服姿のオグリキャップも
-
宝多六花ら7名の“Y2K”ファッション新規描き下ろしイラスト!「グリッドマンユニバース」POP UP SHOP開催
-
“DLC40種すべて入り”Switchソフト『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』がセール中!#Amazonブラックフライデー
-
『FE 風花雪月』最推しコンビorカップリング投票結果発表─第3位の“ヒルマリ”を制した第2位、第1位は…!
-
「全世界“ガンダム”総選挙」中間結果の上位20機発表!「νガンダム」やSEED系、さらに「ジークアクス」からもランクイン
-
VTuber・鈴原るるさんがにじさんじ卒業、活動引退を発表―6月30日をもって
-
【特集】マフィア梶田がフリーライターになるまでの軌跡、エヴァと杉田智和との出会いが人生を変えた
-
『イナズマイレブン』「キャラクター人気投票」結果発表―数々のランキングで頂点に輝いた「五条勝」が1位に!
-
『FF14』もしもし…聞こえる?今すぐHUDを見直してちょうだい─画面が見やすければギミックも怖くない!生き残るためのHUD&コンフィグ設定7選



