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【日々気まぐレポ】第21回 『D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-』で女の娘と楽しいフラグ折り生活

インサイドを御覧の皆様、こんにちわ。ライターひびきによるほぼ隔週連載「日々気まぐレポ」、第21回目でございます。

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D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-
  • D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-
  • 告白されると即・爆・死
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インサイドを御覧の皆様、こんにちわ。ライターひびきによるほぼ隔週連載「日々気まぐレポ」、第21回目でございます。

秋アニメが続々と始まっています。……これ、1クール終わるごとに言ってる気がしますが。なんとまぁ季節がすぎるのが早いこと。まだまだ出揃ってはいませんが、その中でも「キルラキル」には度肝を抜かれました。あのハイテンションとハイテンポ、いやぁ久々に「アニメーション」を見させてもらってるなあとワクワクしてしまいました。フル3DCGアニメと聞いて驚いた「蒼き鋼のアルペジオ」も、一見するとそうとはわからない自然っぷり、内容も今流行の「艦隊戦」とあって燃えますね、なによりCM中やエンドカードなど端々に見える『艦これ』とのコラボがまたアツい。「凪の明日から」も独特な世界とキャラクターの可愛さにキュン死にしそうです。なにより花澤香菜さんの声で筆者のリアルニックネーム「ひーくん」と呼んでもらえます。たまんねぇなオイ。

まーた声優さん談義になっちゃうヤバイヤバイ。でも今回はちょっと織り交ぜさせてください。今回取り上げますはiOSアプリ『D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-』です。こちら、ケムコから配信されていますiOSデバイス向けのノベルアドベンチャーゲームです。Wii Uでも配信されている『トガビトノセンリツ』や『鈍色のバタフライ』を手がけるライターによる、災難満載のラブコメと学園伝奇物語が融合した類を見ない一風変わったストーリーが特徴となっています。ちなみにボイス等はありません。

■デスマッチなラブコメ展開
タイトルである「デスマッチラブコメ」ですが、これはこのゲームを簡潔且つ的確に表しています。本作の根幹をなすのがズバリ「女の娘から告白されると爆発する」というシステム。……何を言っているかわからないかもしれませんが、正真正銘に言葉の通りの意味です。主人公がリア充になった瞬間に即ゲームオーバー。リア充爆発した。作中ではこの超常で奇っ怪な現象に「デスマッチラブコメ」という名前が付けられます。なんとまぁ、言い得て妙です。つまるところ、本作では通常の恋愛ゲームのように「女の娘といい感じ」になるような選択肢を選んでしまうと即ゲームオーバーにつながってしまいます。フラグをあえて折らなければいけない、恋愛ゲーム慣れしてればしているほど厄介なゲームです。逆にそこが本作の面白いところとも言えますが。そんな感じで、このゲームは、爆死を回避しつつ、その現象の謎に立ち向かっていき平穏な学生生活を取り戻す事が大きな目的となります。

■攻略したらゲームオーバーのヒロイン達
リア充爆発を引き起こす原因ともいうべき告白を迫ってくるメインヒロインキャラクターの1人が津野 るみ子(つの るみこ)。彼女は主人公、矢木 景(やぎ けい)が通う美笹木高校でも評判の所謂マドンナ的存在。津来森神社の娘で現役の巫女さんということもあり街でもかなりの有名人という設定になっています。この超常現象に「デスマッチラブコメ」という的確な命名をしたのも彼女で頭脳明晰、状況を冷静に分析することが出来ます。しかし朝に弱いという弱点もあり、寝ぼけながら主人公に告白してくることもあり、油断がならないヒロインです。筆者の趣味丸出しの個人的見解を恥ずかしげもなく述べさせて頂くなら彼女のCVは早見沙織さんでしょうか。あくまで、あくまで個人的な意見ですが。

さて、もう一人のメインヒロインとなるのが白詰 乙羽(しろつめ おとば)。主人公の幼なじみポジションのキャラクターです。登場人物に「幼児体型」と言わしめるほどに少々小柄で可愛らしい見た目をしていますが、それとは裏腹に暴力的な性格で、事あるごとに一発入れてきます。主人公曰く「ヘビィ・キリング=スローター」。幼なじみというポジションですが、主人公とは過去に何やら因縁があり、所謂「ツンデレ」な性格になってしまっているようです。とはいっても少々バイオレンスなツン寄り。しかしデレる時は相当にデレるという極端な性格付けがなされています。たまらん。主人公にしか見えない超常現象を解く上で重要なファクターが、何故か彼女にだけは他の人物とは違い見えてしまうという特徴を持っていますがはたして……?例によって個人見解を晒してしまうならば、己羽ちゃんCVは喜多村英梨さんでしょうか。なんだかしっくり来るというだけです!これもあくまで筆者の趣味丸出しの気持ち悪い妄想なので真に受けないように。

■主人公を取り巻く友人達
主人公、矢木 景は入学したてということでゲームスタート時には友達がいません。しかしとあるきっかけで友達の輪が広がります。うらやましい。この時点で既にリア充高校生ライフを満喫できるであろうことに一点の疑いもないのですがそれはそれとして。ここで出来た友人達は後に「デスマッチラブコメ」の謎を解き明かしていく心強い仲間になっていきます。

最初に友達として登場するのが平木場 亜須賀(ひらこば あすか)。「成績の良いアホ」という立ち位置の男子キャラクターで、基本的に主人公とつるんで「おっぱいは果実か、爆弾か」などと、おバカな論争を繰り広げている悪友的ポジションです。場を無闇矢鱈に引っ掻き回したかとおもいきや、とりあえずとるべきアクションを真っ先にとるという頭の賢さから見られる行動を起こすなど、物語を進行する上ではなくてはならない存在となっています。ちなみに筆者的にはおっぱいは布団説を推します。

次に登場するのが有栖 隆斗(ありす りゅうと)。こちらも亜須賀や景と同じクラスで、頭脳明晰なツッコミメガネキャラという立ち位置。とにかく理論的思考を徹底しており、くだらないと思ったことにはすぐ「馬鹿馬鹿しい」と我関せずモードに入ります。しかし、「デスマッチラブコメ」のような超常現象も、他のキャラクターが懐疑的な反応を示す中で、1人冷静に分析し的確な助言を与えるなど、ただの頭のカタいキャラクターとは一線を画してるところが見受けられます。

続いて初の女子キャラクターとして九段 志乃歌(くだん しのか)が会話の輪に参入してきます。明るく、ツッコミに回るかとおもいきやボケもかますというオールマイティーなキャラクターで、昨今受けの良いサバサバしたお姉さんタイプの女の娘です。デスマッチラブコメを解決するにしても率先して行動を起こしてくれるなど、仲間を引っ張っていってくれるムードメーカー的な存在となっており、筆者的にはかなり好感の持てるキャラと感じました。ちなみにこちらの希望CVは悩ましいのですが堀江由衣さんあたりが嬉しいです。いやほんと、嬉しい。

最後の1人である女子キャラクターが東護 美弥(とうご みや)。読書が好きな、大人しくて声がか細い、典型的「かわいらしい」キャラクターです。シモい話しなどに全く縁のないようなタイプなのですが、たまにナイフのように鋭く刺さる意見を発することも。「少々困った人」に気に入られることが多い性格で、手の付けられない乙羽ちゃんとコミュニケーションが取れるなど、重要な役割の多い彼女。イメージ的には花澤さんのウィスパーボイスがあってるかなぁなんて!うふふ!気持ち悪い!

■恋愛?推理?サスペンス?アドベンチャーゲーム
本作の基本的な形態は恋愛ゲームそのものです。ですがやっていることは全くの逆と言っていいほどのフラグ折りの連続。しかし、あえてフラグを折ろうとしても全くの逆の結果が待っていたりと一筋縄ではいきません。一度選択肢を間違えてしまうと即爆発即ゲームオーバー。ゲームオーバー後にはその「断末魔」をTwitterやFacebookといったソーシャルサービスに投稿する機能もあります。また、各バッドエンドの何がいけなかったのか、というメタ視点のちょっとしたミニコーナーも用意されているのでこれを回収していくのも楽しみの1つ。さらに、プレイ中は「TIPS」と称した状況・キーポイント解説が次々追加されていき、要点ごとに情報を整理することができるようになっているので、混乱することはなく、プレイヤーは冷静に物語を読み解いていけるのが嬉しいポイントです。果たして景は無事にデスマッチラブコメを乗り越え告白を勝ち取ることができるのか、その展開の先は是非自分の目で確かめてみてください。

『D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-』は好評配信中。価格は500円(税込)です。

(C)2013 KEMCO


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
恋愛ゲーム経験はそこそこ。
実経験はからっきし。
好きなタイプはヤンデレ。
好きなシチュはおねショタ。
ニチアサが美味しいでらける~。

Twitter:@hibiki_magurepo
《ひびき》

バーチャル関西の何でも屋さんです ひびき

2012年からインサイドにてゲームライターとして活動して、はや十数年。ちょっと古参気取りの何でも屋。Game*Sparkやアニメ!アニメ!にもたまに顔が出ます。ゲーム・アニメ以外では、ホビーやガジェット、バーチャルYouTuber業界が専門。お仕事お待ちしております。

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