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優勝チームにはフィギュア、負けたチームにも「重ちー」が…!?『ジョジョの奇妙な冒険 ASB』プレミアム体験イベントをレポート

大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険 」のキャラクターから世界観まで、驚異的に再現したスタイリッシュ格闘アクション『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』を、発売前に体験できる「プレミアム体験イベント」が、8月24日に開催されました。

ソニー PS3
お決まりのジョジョ立ちを披露ッ!
  • お決まりのジョジョ立ちを披露ッ!
  • 左:新野範聰氏(バンダイナムコゲームス)、右:松山洋氏(サイバーコネクトツー)
  • 左:中舎健永氏(サイバーコネクトツー)、右:木下 義崇氏(サイバーコネクトツー)
  • 終始笑いの溢れるイベントに
  • トーナメント参加者を抽選する松山氏
  • 対戦の様子を食い入るように注視する開発陣
  • 松山氏も対戦に参加
  • 決勝時の組み合わせ表
大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険 」のキャラクターから世界観まで、驚異的に再現したスタイリッシュ格闘アクション『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』を、発売前に体験できる「プレミアム体験イベント」が、8月24日に開催されました。

「プレコミュ」とのコラボレーションとして実施されたこのイベントは、選ばれた当選者だけが参加できるという、まさにプレミアムな体験会。開発陣のみならず、参加したユーザーからも、様々な「ジョジョ愛」が飛び出した、このイベントの模様をレポートします。

参加者をまず出迎えてくれたのは、なんと東方仗助、ブローノ・ブチャラティに岸部露伴。もちろん本物たちは漫画の世界で活躍しているので、迎えてくれたのは等身大フィギュアですが、ロビーで待つ参加者たちはこのサプライズに喜び、また他にも展示してあった声優陣のサイン色紙や「ジョジョ」の電子コミックなどを、代わる代わる見つめていました。

その後、参加者たちはイベント会場へと招かれ、チームを組んでトーナメント大会で腕を競い合うことに。その事前準備として、参加者全員に1台ずつ用意されていた専用の試遊台を使い、みっちり30分の濃厚な練習タイムへと突入しました。

本作に慣れてないのは当然のうえ、格闘ゲーム自体に不慣れなユーザーも見受けられましたが、開発陣が参加者のサポートにまわり、操作説明から戦い方のコツまで、丁寧に解説。至れり尽くせりの30分となりました。

練習中に、バンダイナムコゲームスの新野範聰プロデューサーにお話を伺う事ができましたが、「単純にゲームを楽しんでいる方もいますし、製品版とほぼ同内容のROMで遊べるということで、まだ公開されていない情報を必死になって探している方、また1つ1つの演出を楽しむ方と、色々な方がいらっしゃって面白いですね。」とコメントを残してくれました。間もなく発売を迎える本作ですが、「ようやく発売になりますが、色々ありました。長かったなぁという感じですね(笑)。」と感慨も一入の様子でした。

イベントは30分の練習が終わり、チーム同士の代表による対決で雌雄を決するトーナメントに突入しました。代表の選出方法はくじ引きで決まるため、強い人が常に出続けるのではなく、運も重要な要素に。また優勝したチームには、「ジョジョの奇妙な冒険」のフィギュアがチーム全員にひとつずつプレゼントされるということで、参加者のテンションも俄然高まりました。

大会ステージには、先ほどまで参加者にゲームの解説をしていた、新野範聰氏(バンダイナムコゲームス プロデューサー)に、松山洋氏(サイバーコネクトツー 代表取締役)、さらに中舎健永氏(サイバーコネクトツー プロジェクトリーダー)と、木下義崇氏(サイバーコネクトツー リードアーティスト)ら4名が登壇。

ファンも納得の本作を作り上げた開発陣は、登場直後からジョジョ立ちで会場を沸かせる「ジョジョ愛」ぶりを見せつけますが、それは『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の制作においても発揮されたと明かします。中舎氏曰く「チームにはジョジョ好きばかりが集まり、指示していないのに「アレを作りました」と勝手に持ってくる人間ばかり」と、本作が意欲的な開発現場で生まれた珠玉の作品だと語りました。

開発陣4人は、解説や本作の魅力を語るだけでなく、1回戦を勝ち抜いたチームと対戦するシード枠として大会へ参加します。松山氏は、こちらが勝ったらフィギュアをくれるんですかと切り出しますが、残念ながら断られてしまい、がっくりの様子。開発陣すら欲しがるフィギュアを巡って、大会の火蓋が切って落とされました。

最初の試合となる1回戦の第1試合では、練習での感触を参加者に訊ねたところ、「格闘ゲームは苦手なので、手こずりました」との回答が。開発陣からは「格闘ゲームではなく、ジョジョゲーです」と突っ込みが入るも、松山氏は「自分もあまり格闘ゲームをしない」とフォローをいれつつ、「格闘ゲームが得意ではない自分でも本作はクリアできる」と、幅広いユーザーが楽しめるゲームに仕上がっていることを強調していました。

その言葉に緊張感が解けたのか、試合の内容は一進一退。格闘ゲームが苦手だと語った方が選んだ承太郎の動きは実に力強く、互いにあと一撃で決着がつくという極限の状態まで追いつめます。惜しくも勝利こそ逃がしましたが、1戦目から充実の試合運びとなりました。

その後も熱戦は続き、目の離せない展開が続きます。参加者はそれぞれ「ジョジョ愛」に満ちており、コメントを求められた時にも原作の名言で返すこともしばしば。開発陣も含め、ジョジョ好きだけが集まった会場は、激戦と和やかな笑いが絶えないまま続きます。

1回戦が終了し、勝利チームと開発陣が戦う2回戦。しかし、「自分たちは安パイ」と公言した松山氏と木下氏は、宣言通り敗退。また、「あまり紹介できなかったので、ここで」と意気込みファニー・ヴァレンタインを選択した新野氏は、本大会唯一のパーフェクト負け。あまりどころかまったく紹介できないという、逆に美味しい展開に。

開発陣のシード枠で唯一勝ち残った中舎氏は、開発陣も認めるかなりの腕前の持ち主。勝負で勝ちを狙うだけでなく、使用したキャラの特性や技などを意識的に見せるプレイを心がけながらも勝利を掴み、なんと決勝まで進出。この時、開発陣が優勝したらフィギュアはイベント参加者全員を対象に抽選でプレゼントと明かされ、負けたチームの方々は中舎氏を、決勝まで残ったチームはもちろんチームメイトを応援するという構図になりました。

見事決勝戦に出場することになった参加者はブチャラティを選択し、中舎氏はそれに応じる構えで、ディアボロに。緊張の決勝戦は熾烈を極め、意外にも中舎氏が押される場面も。その戦況を覆すため、中舎氏は大技を放ちにかかりますが、それを見事なタイミングで阻止したブチャラティが最後まで押し切り、開発陣を破っての優勝を飾りました。

練習を兼ねて、発売前の『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』を30分もプレイできたうえに、優勝したチームにはジョジョフィギュアのおみやげつきと、実に豪華極まりないイベントは、ここで幕を閉じる・・・と思いきや、本イベント限定となる特別先行エキシビジョンマッチが実施されました。

このエキシビジョンマッチは、登場こそ発表されていましたが、動いている姿は未だ公開のなかった「矢安宮重清(重ちー)」を初お披露目するというもの。世界初となる重ちーの生お披露目に、参加者も喜びを隠せない様子で、食い入るように画面を追いかけました。

優勝したチームには、フィギュアだけでなく、8月28日に行われる「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル 前夜祭」への招待という副賞も贈られましたが、他の参加者も「重ちー初公開」という大きなおみやげを受け取ったプレミアム体験イベント。「ジョジョ愛」の熱気に包まれたまま、無事に終了を迎える運びとなりました。

多くの参加者を魅了した『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』、発売が待ち遠しいばかりです。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』は2013年8月29日発売予定。価格は通常版が7,980円(税込)、「黄金体験BOX」が16,980円(税込)です。

(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(C)2013 NBGI
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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