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グリー、ポケラボを138億円で買収 ― M&Aで競争力強化を目指す

グリーは、急成長中のゲーム開発会社ポケラボを買収したと発表しました。発行済株式の100%を取得し、総額138億8000万円。

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グリーは、急成長中のゲーム開発会社ポケラボを買収したと発表しました。発行済株式の100%を取得し、総額138億8000万円。

ポケラボは2007年に設立、2008年からソーシャルゲームの開発に乗り出した急成長中のゲーム開発会社です。2011年からはセガと資本業務提携を結び、スマートフォンにおけるソーシャルゲームの共同開発を行っています。初の共同開発タイトルの『運命のクランバトル』はApp Storeの無料ランキング1位を獲得するなど、最も勢いのある開発会社の1つです。

開示されたポケラボの直近、平成23年9月期の業績は売上5億5600万円、営業損失1億3500万円。ただし、24年度の7~9月期は売上8億6000万円、営業利益1億6000万円まで伸びているとのこと(こちらの数字は未監査)。

今回の株式取得に関して、グリーは「両社のノウハウを共有し、開発チームの連携などを行うことで、スマートフォンにおけるモバイルソーシャルゲームの開発力をさらに強化していきます。今後も有力な開発パートナーと連携を進め、魅力的なコンテンツをさらに拡充し、世界中の人々が利用するナンバーワンコミュニティサービスの提供を目指します」とのコメントを発表しています。

既存株主はベンチャーキャピタルのDCMを筆頭に、インキュベイトファンド、セガなど。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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