現在プロモーションのために欧米へ行くことが多いという馬場氏。今回のインタビューもニューヨークコミコンで行われたということです。積極的に欧米でのプロモーション活動を行うことについては、「日本の市場に比べて、欧米の市場はまだまだ成長しているし、もっと大きくなるとおもう。ただ、ゲームファンの間には日本のRPGやアニメーションがしっかり理解されていないので、プロモーションを重ね、良さをしっかりアピールして、市場の成長を取り込みたい」とその意義を語っています。
海外でも日本のそれ以上に話題になるという、ゲームを発売するプラットフォームについては「現在のシリーズ作品は、あくまで日本の市場がメイン。多くのファンはPSで出すのを望んでるので、今のところはプレイステーションオンリーでリリースしています」と述べています。
そしてハードの話題で気になるのが、間もなく発売になるWii Uですが、「今のところは『テイルズ オブ』シリーズを展開する予定はありません。」と現在では明確なプランはないことを明かしています。「ただ、Wii Uは非常にユニークなゲーム機ですが、RPGを開発するとなると、どうしても長時間プレイしなくてはならないので、ストレスを感じさせないような作りにする必要がありますね」と開発を意識したコメントもしています。
また、今後のシリーズ展開についても色々と語っています。前作『テイルズ オブ エクシリア』でマザーシップタイトルでは初めて女性主人公が登場しました。前作のようにダブル主人公ではなく、単独の女性主人公の作品を使いたいについては「興味はありますし、可能性もあるとは思いますが、現状では特にそういった作品の予定はありません」とのこと。
また、リメイク作品についても言及しており、「リメイク作品は携帯機でも据え置き機でも重要ですし、シリーズ初期からのファンも、新たなファンも喜んでくれると思います。だからできるだけリリースしたいと思います」とコメント。最近はHDリマスター作品も多いですが、リメイクするとしたらどのような形になるのか、という質問については、「リメイクには様々な手法・方法があるので、HDリマスターも一つの手段であることは否定しません」と語っています。
ちなみに、PS Vitaで発売された『テイルズ オブ イノセンスR』で、ニンテンドーDSで発売された『テイルズ オブ ハーツ』のリメイクが示唆されましたが、「申し訳ないですが、次のリメイク作についてはお話できません」とコメントしています。
11月1日に発売されるPS3ソフト『テイルズ オブ エクシリア2』については、1周目のプレイでは主人公のルドガーがほとんど喋らない理由が語られているほか、「今回実装している「選択」のようなシステムは、今後の作品にも実装してみたい」と話しています。
最後の「もし何の制約も無しに好きなゲームを作れるならどんなゲームにしたいですか?」という質問には、「『スカイリム』や『ドラゴンズドグマ』が好きなので、オープンワールドのゲームを作ってみたいです。ただ、『テイルズ オブ』シリーズをオープンワールドのゲームにしたいというわけではないです(笑)」と語っています。
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