その中に新たな旋風を巻き起こしそうなミュージカルイベントが、2012年9月20日から30日まで東京ドームシティ シアターGロッソで開催される。美水かがみさんが描く人気マンガ『らき☆すた』を原作とするミュージカル「らき☆すた≒おん☆すて」だ。
7月20日に、このキャスト発表するプレイベントが開催され、ニコニコ動画でも生配信された。オーディション、一般投票により選ばれたのは、柊かがみ役に櫻井ゆりのさん、柊つかさ役に小川真奈さん、高良みゆき役に萩原和佳奈さん、さらに泉そうじろう役の三宅克幸さんといった面々だ。
髪の毛の色もそのままに2次元から飛び出したようなビジュアルと、役者の個性が見事に融合した4人である。イベントでは早速ダンスも披露、客との交流を深めた。秋の公演の楽しさを予感させるものとなった。
また、プレイベントと同時に前売券販売も開始した。秋の公演に向けて一気にアクセルを踏む。チケットは3種類、キャストご挨拶付「らき☆すて」カフェへの招待券のついた土日限定スペシャルリザーブシート12800円(税込み)、平日限定ときめきハイタッチチケット6800円、一般指定席(土日のみ設定)6800円(税込み)である。
ステージの原作となる『らき☆すた』は、マンガ・アニメで一大旋風を巻き起こしたお馴染みの作品だ。それでもミュージカル化の発表は、多くの人に驚きを与えたに違いない。
しかし、これは今回のプロジェクトが、いままでにない新しいエンタテイメントを目指している証である。この日のプレイベントには、角川書店代表取締役社長の井上伸一郎さんが自ら出演、本作を統括する映劇プロデューサーの豊陽子さんと「アニメライブ新世紀宣言」を発表した。
声明は「私たちは、私たちの時代のアニメライブを手にするという声明をここに発する」と言葉でスタートし、古典、現代劇に続く第三のステージとしてアニメライブを打ち立てるとする。2次元と3次元の狭間から生み出される2.5次元の存在である新しいコンテンツを目指す。
大きく盛りあがるマンガ、アニメ、ゲーム関連のステージを「アニメライブ」と定義し、新たな世界を切り拓く。そこで人気コンテンツの『らき☆すた』に白羽の矢が立った。従来のステージは、20代の女性ファンが多かったが、男性客の多い作品で、男性に楽しめる舞台づくりをする。
豊プロデューサーは、「舞台は敷居が高いと思われている。原作を知っていることで舞台を楽しむようになる人もいる」と、アニメライブがステージの客層を広げるのではないかとする。
また井上伸一郎社長は、「第一弾の『らき☆すた』は挑戦」と話した。一方で「観客がキャストを盛り立ててくれるとうれしい。もっと楽しい舞台になるはず」と本作らしい、作り手と受け手の交流に期待する。また、トークの中では、第2弾以降の企画の可能性も感じさせた。アニメライブが一過性のものでないことも窺わせた。今後のさらなる展開に気になるところだ。
ミュージカル
「らき☆すた≒おん☆すて」
http://www.lucky-musical.com/
日程: 2012年9月20日(木)~30日(日)
会場: 東京ドームシティ シアターGロッソ
“アニメライブ”新世紀宣言も 「らき☆すた≒おん☆すて」キャスト発表で始動
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