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「THQは半年後存在していない」 ― Take-TwoのCEOがTHQの開発戦略を批判

2月には大規模なレイオフやCEOの年俸カットなどが報じられ財政難であることが色濃くなったTHQですが、同社のゲーム開発方針に対する厳しい意見を、Take-TwoのCEOであるStrauss Zelnick氏がMIT Business in Gamingのカンファレンスにて述べています。

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2月には大規模なレイオフやCEOの年俸カットなどが報じられ財政難であることが色濃くなったTHQですが、同社のゲーム開発方針に対する厳しい意見を、Take-TwoのCEOであるStrauss Zelnick氏がMIT Business in Gamingのカンファレンスにて述べています。

Zelnick氏は、THQの戦略はUFCやWWE、或いは映画といったライセンス資産に頼るものだったとし、対してTake-Twoは100パーセント自社の知的財産によるアプローチを行なってきたとコメント。ライセンス資産に頼るゲーム開発は例え成功したとしても、数年毎に再契約が必要となるほか、ブランドが成長していきライセンス使用料が増えると、開発側の取り分が減ることになると指摘しました。

また同氏は、THQはここ数年Take-Twoのように自社の知的財産を押し出す戦略を取っているがそう簡単にはいかないとし、以下のようにも発言しています。

「最も重要な違いはクオリティです。Metacriticや多くの業界人によれば、Take-Twoはサードパーティパブリッシャーの間で最も高いクオリティ評価を得ています。クオリティは真に重要です。THQには幾つか良いゲームがありますが、クオリティレベルは全く……十分ではありませんね」

「戦略は上手く機能せず実際の制作も悪い。言いかえれば、料理がマズい上に分けられた量も少ないようなものです。THQは半年後には存在していないでしょう」


また上記のコメントに対し、THQ側もJoystiqに対し公式声明を発表。「明白なことですが、Take-TwoのZelnick氏の感覚は時代遅れかつ不正確なものです。同氏の発言は無責任かつ不誠実なものです。恐らく彼は自身のビジネスについてコメントした方が良いでしょう」と、強い不快感を露わにしています。
《Game*Spark》
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