レノボは合弁で設立した北京聨合緑動科技を通じて「iSec」と呼ばれるゲーム機を発売予定。「iSec」は「Sports Entertainment Center」を略したものだとのこと。レノボのゲーム機は以前は「eBox」という名称で知られていました。
「iSec」はKinectに似た機能を持ち、カメラでプレイヤーの動きを捉え、それでゲームをプレイすることができます。レノボは先週金曜日にこのゲーム機を公開したとのことで、スポーツ、アドベンチャー、エクササイズなどのゲームが確認できたとのこと。また、ウェブや映画を鑑賞したりカラオケを楽しむ機能も備えられているとのこと。
ゲームは中国を始めとして欧米のパートナーが開発を進めている模様。
最初は中国のみの展開ですが、北京聨合緑動科技のCEOであるJack Luo氏は、100万台を突破すれば海外での展開も検討するとコメントしています。
中国でのゲーム機の販売は政府によって厳しく制限されていて、公式なものは、任天堂が現地企業との合弁会社を通じて発売しているiQue(ベースはゲームキューブ)のみです。ソニーやマイクロソフトも積極的に政府との交渉を行っているそうですが、現在のところWii、PS3、Xbox360はいずれも非公式なマーケットで手に入れるしかないという状況です。
ゲーム以外の分野ではこうした政策を通じて地場企業を育成し、多くのグローバル企業が誕生している中国ですが、家庭用ゲーム機の分野でも日本や米国の企業に並ぶ地位を獲得できるのでしょうか。
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