人生にゲームをプラスするメディア

【CEDEC 2010】大手8社が考える「これからのゲームサウンドとは?」

今後のゲームオーディオが目指していくものとは何なのでしょうか。

任天堂 その他
【CEDEC 2010】「これからのゲームサウンドはディスカッションが重要」
  • 【CEDEC 2010】「これからのゲームサウンドはディスカッションが重要」
  • 【CEDEC 2010】「これからのゲームサウンドはディスカッションが重要」
  • 【CEDEC 2010】「これからのゲームサウンドはディスカッションが重要」
今後のゲームサウンドが目指していくものとは何なのでしょうか。

CEDEC2010では「「ゲームオーディオ」~未来への提言~」と題し、ゲームサウンド制作の問題点や課題を指摘するディスカッションが行われました。

株式会社カプコン 制作部 サウンド制作室 シニアサウンドエンジニア 瀧本 和也氏を司会に、同社の信山 斉之氏、スクウェア・エニックスの矢島 友宏氏、バンダイナムコゲームスの中西 哲一氏、マーベラスエンターテイメントの高木 謙一郎氏、ソニー・コンピュータエンタテインメントの山口 晋平氏、コナミデジタルエンタテインメントの鈴木 英之氏、コーエーテクモゲームスの中條 謙自氏、セガの光吉 猛修氏が出席されました。

キーワードとなるのは「バジェット」(予算)。予算が切り詰められることが多い現在のゲームサウンド事情ですが、現場では様々な取り組みが行われています。

「バジェットが上がることで外部とのコラボレーションができ、結果としてスキルアップにつながった」(中條氏)、「今後はより安くクオリティを上げるため、フィリピンなどアジア圏で英語の収録を行うことも視野に入れる」(光吉氏)、「イメージボードのようなイメージ曲を作ってスタッフ間でイメージの共有を行うことでゲームのテンポも伝えられた」(高木氏)、「カプコンサウンドは珍しい独立採算制の元“早くて安くてうまい”サウンドを志向、“安くしろ”というのではなく“コストの最適化をしろ”ということで予算を有効的に使う」といった例が挙げられました。

また、「黒船来航!?北米ゲームオーディオとは」というテーマでも様々な意見が交わされました。

「北米ではサウンドデザイナーがゲームをすごく大切にするほか、様々なものごとを書面化する。書面化は時間がかかるが、サウンドデザイナーそれぞれの感じ方の違いが吸収できる」(山口氏)

「海外クリエイターから“日本のゲームは音楽がずっと鳴り続けていないか?”という疑問の提示があった。日本のゲームは情景に対して音楽をつけるが、北米では心情に音楽をつけるのではないか」(中條氏)

「北米ではゲームへの入り込みが重視される。以前カプコンサウンドへの印象を聞いたら“一つ一つの曲のクオリティは高いが入り込めない。カットシーンではシリアスな演技なのに、ゲーム本編では派手な演技で興ざめした”という意見があった」(信山氏)

「北米では音もリアリティ重視で、日本とは好まれる音が違う。いっそSEも日本・海外向けとローカライズしてしまえば?」(中西氏)

司会の瀧本氏はサウンドクリエイターどうしでのディスカッションが重要であると指摘。「業界全体で解決すべき問題を見つけ出そう。きょうはその始まりの一日だ」と、今後もディスカッションを続けていくと意気込みを見せました。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『バニガ2』“泣く泣くボツの紳士的ミニゲーム”やModへの見解……“お紳士向け”最大手、qureate・臼田裕次郎に聞く「セクシーゲーム」の最新事情【インタビュー】

    『バニガ2』“泣く泣くボツの紳士的ミニゲーム”やModへの見解……“お紳士向け”最大手、qureate・臼田裕次郎に聞く「セクシーゲーム」の最新事情【インタビュー】

  2. 『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

    『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

  3. 『あつまれ どうぶつの森』これは気付いてた?博物館の魅力が垣間見える魅力を再チェック─アンチョビは時々襲われるし、ムカデが脱走することも

    『あつまれ どうぶつの森』これは気付いてた?博物館の魅力が垣間見える魅力を再チェック─アンチョビは時々襲われるし、ムカデが脱走することも

  4. ヨッシーが食べる珍味10選!それ、おいしいの? それとも……。

  5. 11月29日は「いい肉の日」!肉感たっぷり豊満ボディの『ポケモン』女性キャラ3選

  6. 『ポケモン サン・ムーン』新たなウルトラビーストは折り紙&かぐや姫!?新動画が公開

  7. 『ポケモン スカーレット・バイオレット』新御三家「ニャオハ」が大注目!ある部分が“ポケモン史上初”と話題に

  8. 【特集】『星のカービィ』一番強いのはどれだ!?最強コピー能力10選

  9. 『ポケモン』モブトレーナーに隠された裏設定!?実は“進化先”が決まっていた少年少女たち

  10. なぜゼルダが主人公じゃないの?「ニンテンドーニュース」で青沼氏が語る“『ゼルダの伝説』ってこんなゲーム -入門編-”

アクセスランキングをもっと見る