Russian Association of Developers of Interactive Technology (RADIT)によりますと、ロシアのゲーム市場は昨年8億2000万ドル(約700億円)規模に達したとのことです。
ユニークなのが、PCゲームの売り上げが全体の8割を占めているということ。多くの国においてPCゲーム市場は家庭用ゲーム市場よりも小さなものとなっていますが、ロシアでは逆になっています。
Biart StudioのCEOであるKonstantin Popov氏によれば、それでもPCゲーム市場は縮小傾向にあるそうで、売り上げは前年から40%減少したとされています。逆に家庭用ゲーム機は前年比+15%、カジュアルゲームは+30%、モバイルゲームは+10%となっており、他国同様の流れが生まれつつあるようです。
同社のエグゼクティブプロデューサーであるDmitry Lyust氏は、PCゲーム優位の理由を「マイクロソフトとソニーのロシア支社が、デベロッパー(開発会社)に目に見えるサポートをしてこなかった」ことが理由であると語ります。また、PCゲーム優位の傾向から、パブリッシャー(販売会社)もPCゲームのプロジェクトに資金を出し続けてきたといいます。
二つの理由からPCゲーム優位という珍しい環境が保たれてきた訳ですが、両氏はこれを憂えているとのこと。世界を相手にするためにも、ロシアのデベロッパーは家庭用ゲーム機を視野に入れていく必要があるということのようです。
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