人生にゲームをプラスするメディア

「僕の役割の変化は昔より深くハードに関わっていること」-『マリオ』と『ゼルダ』の宮本茂氏が語る

『マリオ』と『ゼルダ』の父である宮本茂氏は、ゲーム作りの変化に関し「昔よりも深くハードウェアに関わっていること」だと語ります。

任天堂 その他
『マリオ』と『ゼルダ』の父である宮本茂氏は、ゲーム作りの変化に関し「昔よりも深くハードウェアに関わっていること」だと語ります。

宮本茂氏は海外ゲームサイトEDGE-ONLINEのインタビューに対し「僕は自分のゲーム作りのやり方がそんなに変わったとは思いません。あなたを驚かせるかも知れませんが、僕の役割が時と共に変わったとするなら、ハードウェア設計との関わり方です」とコメントしています。

氏は「昔、ハードウェア設計における僕の役割は本当に制限されたものでした。コントローラーやインターフェースを設計することや、ハードウェアの特徴をソフトウェア側から簡単に使えるようにすることだったんです。これは単純に良いソフトを作るためのものだったんですが、ニンテンドーDSの辺りから僕とハードウェアの関わり方がかなり変わりました。ソフト側に注目するだけでなく、ハードウェアの全体的な開発を監督するようになったんです」と役割の変化に関して語りました。

ソフトウェアを開発する側がハードウェアの成立にも深く関わっているというのはある意味で理想の形態です。どうすればハードウェアの良さを引き出せるかが分かっているからです。

任天堂はブルーオーシャン(競争の少ない市場)を求める傾向にありますが、ハードウェアとソフトウェアの両方に関わることのできる宮本氏の手腕は、これからの新機軸を探す上で欠かせないものとなりそうです。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 『スマブラSP』ファイターたちの“寝顔”特集!女神と魔女の美しさに見蕩れ、気づけば数時間が経過していた・・・【特集後編】

    『スマブラSP』ファイターたちの“寝顔”特集!女神と魔女の美しさに見蕩れ、気づけば数時間が経過していた・・・【特集後編】

  2. 『ゼルダの伝説 夢をみる島』に出てくるゲストキャラ17名を解説!あの任天堂キャラたちが総出演!?

    『ゼルダの伝説 夢をみる島』に出てくるゲストキャラ17名を解説!あの任天堂キャラたちが総出演!?

  3. ダークファンタジーACT『明末:ウツロノハネ』舞台の明王朝末期の蜀でいったい何が起こっていたのか?ゲームをより深く楽しめるように歴史的背景を学ぼう【ゲームで世界を観る 特別編】

    ダークファンタジーACT『明末:ウツロノハネ』舞台の明王朝末期の蜀でいったい何が起こっていたのか?ゲームをより深く楽しめるように歴史的背景を学ぼう【ゲームで世界を観る 特別編】

  4. 「あなたが欲しい“ミニ”はどれ?」─ファミコン、メガドラ、NEOGEO…復刻相次ぐ名ハード! 一番人気を調査【アンケート】

  5. 『スプラトゥーン2』更新データ「Ver.4.2.0」を11月7日午前10時に配信─各ウェポンの調整やフェス・サーモンランに関する変更も

  6. 伝説の「パチリスさん」、再び!『ポケモン ダイパリメイク』で激ムズな四天王&シロナをアイテム無しで打ち破る

  7. ニンテンドースイッチでPS4やXbox Oneなどの無線コントローラーが使えるようになるアダプターが登場!

  8. 『スーパーマリオメーカー2』Nintendo Directの映像からわかる16の新要素

  9. どうして『あつまれ どうぶつの森』の「スズキ」は嫌われるの? かわいそうな魚のかわいそうな理由を解説

  10. アンカーより「ポケモン モバイルバッテリー」が発売、伝説の三鳥やピカチュウのデザインが登場

アクセスランキングをもっと見る