人生にゲームをプラスするメディア

宮本茂氏がWiiの次のゲーム機を語る―インターフェースはコンパクト&経済的

“マリオの父”宮本茂氏がWiiの次のゲーム機を語りました。任天堂の宮本茂氏は海外ゲームサイトPopularMechanicsのインタビューに答えています。

任天堂 Wii
“マリオの父”宮本茂氏がWiiの次のゲーム機を語りました。任天堂の宮本茂氏は海外ゲームサイトPopularMechanicsのインタビューに答えています。

興味深いのは次世代のゲーム機に関しての以下のコメントです。

「WiiリモコンとWii Motion Plusというインターフェースで僕たちができたのは、幅広い層にアピールするために適正な価格を付けたことです。次世代のゲーム機に関する具体的な計画はありません。ただ、このインターフェースがとても興味深いことが分かったので、同じ機能をよりコンパクトかつコストを抑えて実現するというのも面白いのではないかと思ってます」

Wiiの次のゲーム機でも、モーションコントロールと低価格路線は引き継がれていくようです。

宮本氏はゲームの未来像に関してこう語っています。

「ビデオゲームシステムは初期に玩具として見られていましたが、今は物事の境界線がぼやけていると僕は思います。ビデオゲームは本質的にコンピューターですが、単なるエンターテインメントを越えて日常生活の様々な局面に関わっているのを見て嬉しく思います」

「ビデオゲームの利点は分かり易く直感的なインターフェースだと思います。コントローラーはいわゆるコンピューターのインターフェースより使いやすいです。時間が経てばビデオゲーム機のインタラクティブなインターフェースが家電や日常生活などに浸透していくと思います。例えば、日本のWiiにはダウンロードできるチャンネルガイドがありますが、典型的なTVのガイドサービスよりも使いやすくなっています」

Wiiでインターフェースというものに向き合い、モーションコントロールを提唱した任天堂の中核スタッフから発せられる言葉だけに重みがあります。既にゲーム機のコントローラーを多方面へ応用する試みは行われており、Wiiリモコンで15トンのクレーンを動かしたり、Xbox360のコントローラーで軍用車両を遠隔操作したりといった例が報告されています。

ソニーやマイクロソフトも参入することでレッドオーシャン(競争者の多い市場)となりつつあるモーションコントロールですが、今回の宮本氏の発言からすると、レッドオーシャンを嫌うはずの任天堂がなお次世代ゲーム機で採用を検討しているということになりますから、極めて有望なフィールドということなのでしょう。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

    『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

  2. 2006年に劇場版アニメになった『どうぶつの森』、改めて見るとかなり“奇妙”じゃない?【※ネタバレ注意】

    2006年に劇場版アニメになった『どうぶつの森』、改めて見るとかなり“奇妙”じゃない?【※ネタバレ注意】

  3. 『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた

    『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた

  4. 『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ

  5. 激ムズ2Dアクション『Cuphead』で心を折らずに楽しむためのコツ10選【祝!スイッチ版&日本語配信】

  6. 『モンハンライズ』これでカムラの里マスター!?勲章「歩き疲れない下駄」入手への道&カムラの里人物名鑑

  7. 衝撃の事実!『ポケモン』モンスターボールの誕生に隠された“ある教授の研究”とは…

  8. 『ポケモン』最推しの「女性ジムリーダー」ランキング! カスミやスズナ抑えた1位は…【アンケ結果発表】

  9. 『ポケモンSV』クワッスの特徴から導き出される進化予想…“イケメン水上コック”を連想するファンも!?

  10. 元ドット職人が教える『あつまれ どうぶつの森』マイデザインお役立ちテクニック!描き方の初歩から独特な「なめらか補正」まで幅広く解説

アクセスランキングをもっと見る