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【TGS2008】新感覚歴史ゲーム見参、『采配のゆくえ』プレイ&イベントレポート

コーエーといえば歴史ゲーム、歴史ゲームといえばコーエー。今年もコーエーは『戦国無双3』を初めとして、歴史ゲームの新作を多数発表しました。

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コーエーといえば歴史ゲーム、歴史ゲームといえばコーエー。今年もコーエーは『戦国無双3』を初めとして、歴史ゲームの新作を多数発表しました。

なかでも異彩を放っていたのは、ω-フォース開発の新感覚歴史アドベンチャー、『采配のゆくえ』です。タイトルから筆者はFEのようなシュミレーションで、おまけに主人公は関ヶ原で西軍を率いた石田三成ということで、最難タイトルである『トラキア776』的な四面楚歌あふれるゲームだと想像していましたが全く違いました。

まずこのソフトのあらすじについて触れておかねばなりません。時は戦国の世も末、東西を分けた大戦、「関ヶ原の戦い」がモチーフで、主人公の石田三成が、後の江戸幕府を築く東軍のカリスマ、徳川家康に抗うのですが。史実では関ヶ原に敗れたのち、斬首されたとも、高知に逃げ延び自害したとも言われます、果たして三成の運命や・・・?

さて、既に新感覚と述べましたが、どこら辺が新感覚なのでしょう。まず、雰囲気からしてまず感じたのは、筆者の場合「あ、カプコンの逆転裁判ににているな」ということでした。シュミレーションのようなマップ戦闘での戦術よりも、一癖二癖のある家臣、武将を言葉により「伝令」「説得」することがキモとなっています。また、武将ごとに得意とする戦法があり、これが勝利への鍵となります。

家臣からの信頼にもポイントがあり、この信頼が無くなること=ゲームオーバーというのが、また法廷で不用意な発言をするとペナルティが科せられる、かのシリーズにそっくりでした。

ただ、マップ上での布陣もまた重要であり、挟み撃ちなど敵に優勢を取られないような戦法、また敵の情報も非常に重要であるなど、極めてタクティカルな要素も持ち合わせています。



さて、ブースステージでは『采配のゆくえ』スペシャルステージも行われました。まず、開発社のω-フォースについて触れられました。同社の看板といえば、かの「無双シリーズ」ですが、完全新作として作られた本作は、無双的な雰囲気、つまり爽快感のあるアクションは完全になりを潜めています。変わりに対話がメインで言うことを聞かない味方を説得することに腐心するゲームにしたとのことです。

次に、開発者としてディレクターの森中隆氏と、CGプロデューサーの景由昌美氏が登場しました。

まず、森中氏は両軍に対して「カリスマ、家康に率いられた強固な軍団、東軍に対し、様々な思惑を持った家臣の集まりである、一枚岩ではない西軍」と述べ、景由氏は「三成は若輩者で、それに対してみんな個性的な家臣が集まってきた」と述べており、プレイヤーはそんな個性的なキャラクター達に腐心を強いられそうです。

さて、それぞれのキャラクター紹介に移ります。しかし、両軍癖があり、どちらにもヒーロー的なキャラも悪役的なキャラもいるという。独特なデザインに感じます。まずは主人公の石田三成についてです。

森中「よく三成は気難し屋といわれますが、本作では一途でまっすぐな感じにしました。だから個性的な家臣に悩まされます」
景由「デザインも、髪型などまっすぐな感じを表現しました」

■名軍師、島左近については

森中「ややコワモテで口は悪い、それでも三成の強い味方」
景由「名の知られた軍師であるため、包容力を強調しました」

■義を重んじる大谷吉継について

森中「病気がちだが、クセモノぞろいの三成家臣の中にあって友情を重んじ、忠実な家臣である」
景由「病弱さと誠実をあらわすため、白を貴重にしました。中性的な雰囲気です」

■本作のヒロインでマスコットキャラ、たまき

森中「ヒロインの元気っ子、だが、素性は秘密」
景由「本作のマスコットでもあります。白いネズミもポイントです」

■体験版にも登場した癖のある武将、宇喜多秀家について

森中「ボンボンでプライド高い、でも経済力を背景に西軍の主力となる」
景由「鎧は当時実際に流行した洋モノの南蛮鎧。おまけに金ぴかです。お金持ちっぽいですね」

■動かざる堅物コンビ、島津義弘/豊久

森中「親子のようだが、性格には伯父と甥です。鬼の島津として名高く、動かない」
景由「義弘のイメージは動かぬ山、しかし猫を抱いている。一方豊久は健康的なナイスガイ」

■続いて東軍勢。もちろん最初は徳川家康です。

森中「いわずと知れたカリスマ名将、徳川家康です、本作の最終目標は彼を倒すことです」
景由「イメージはマフィアのドンです」

■蒸着?実装?赤いヒーロー井伊直政

森中「一番乗り大好きで、正義も大好き」
景由「家康こそが正義と信じています、だから昔のヒーローっぽく(○映のメタ○ヒーロー系?)しました。鎧の色は実際に赤でした」

■猛牛のような福島正則

森中「猪突猛進な、元秀吉の家臣です。だが、わけあって東軍につきました」
景由「一発かます癒し系キャラで、兜の角も実際にあったものです」

■影の策士、藤堂高虎

森中「裏で動き、大量の忍びをけしかけるような奴です」
景由「煮ても焼いても食えぬ奴です。また、築城も行ったので手には一尺定規を持ています」

■東軍の戦乙女、お勝の方

森中「家康の奥方の一人で、かわいい女性。でも、史実でも実際に戦に赴いています。目が笑ってない、凛とした乙女」
景由「先走りタイプのドジッ子タイプで、ちょっと応援団少女をイメージしました、ハートがトレードマーク」

最後に、ゲームについて述べてまとめました。

森中「難しくない、誰にでも楽しめる、テレビドラマのような歴史ゲームです。教科書を読み返したくなります」

また、CMに登場する倖田來未さんのビデオコメント、作品マスコットのいしだみつにゃん、しまさこにゃんも寝台列車で駆けつけてくれました。
《剣士の左手》
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