人生にゲームをプラスするメディア

新規IPが最もリリースされるのはWii―スクリーン・ダイジェスト調べ

メディア産業の調査会社であるスクリーンダイジェストは、2008年第3四半期(7〜9月)及び第4四半期(10〜12月)の米国ゲーム業界に関するレポートを発表しました。それによればオリジナルIPが最もリリースされるのはWiiだということが示されているほか、Q3はEAとアクティビジョン・ブリザードの2社だけで全体の75%のゲームをリリースする形になるということです。

任天堂 Wii
メディア産業の調査会社であるスクリーンダイジェストは、2008年第3四半期(7〜9月)及び第4四半期(10〜12月)の米国ゲーム業界に関するレポートを発表しました。それによればオリジナルIPが最もリリースされるのはWiiだということが示されているほか、Q3はEAとアクティビジョン・ブリザードの2社だけで全体の75%のゲームをリリースする形になるということです。

次世代機や携帯型ゲーム機を見たところ、最もオリジナルのIPがリリースされるのはWiiで、アナリストのEd Barton氏によれば「グラフィックが他のHD機器と異なるほか、非常にユニークなインターフェイスを備えているため」だということです。また、次世代機の中では最も普及が進んでおり、その広いユーザーベースにパブリッシャーが着目していることも挙げられるようです。

ただ、Wii向けゲームは開発コストが抑えられる一方で、非常に厳しい競争状態にもあるようです。更に、新規IPは一般的にフランチャイズ作品と比べると苦戦する傾向にあります。それでもBarton氏は「新規IPは業界にとって決定的に重要な存在である」としています。

「ユービーアイの『Hell's Kitchen』やセガの『北京オリンピック』は一般の感心に乗った作品で利益が見出しやすい作品でもあります。ただ、個人的にはTHQの『ブロブ』のような刺激的で面白い、そしてイノベーションや新鮮なゲームプレイを持った作品をWiiで望みたいですし、成功して欲しいと思っています」

また、スクリーンダイジェストでは、エレクトロニック・アーツと合併したアクティビジョン・ブリザードの2社で、下半期の家庭用ゲーム機で発売される全タイトルのうち実に40%、さらに第3四半期(7〜9月)は75%をも占めるということです。上位企業による寡占が進んでいると言えるかもしれません。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. SF人狼ADV『グノーシア』の「ジナ」が魅力的すぎるので話を聞いて欲しい─彼女が深刻に好きなあの人からのコメントも

    SF人狼ADV『グノーシア』の「ジナ」が魅力的すぎるので話を聞いて欲しい─彼女が深刻に好きなあの人からのコメントも

  2. 『ポケモンSV』クワッスの特徴から導き出される進化予想…“イケメン水上コック”を連想するファンも!?

    『ポケモンSV』クワッスの特徴から導き出される進化予想…“イケメン水上コック”を連想するファンも!?

  3. 【特集】『ロックマン エグゼ』15周年特別スタッフ座談会!プリズムコンボ発覚から完結の理由まで

    【特集】『ロックマン エグゼ』15周年特別スタッフ座談会!プリズムコンボ発覚から完結の理由まで

  4. ブラウニーブラウン『マジカルバケーション』生誕10周年イベントをTwitterで開催 ― ユーザーの質問にも回答

  5. 『ポケモン スカーレット・バイオレット』ではメガシンカが「テラスタル」として実装!? 全ポケモンが使えるタイプ強化+個体によってタイプが変わる“めざパ”的な側面も

  6. 『ダイパリメイク』“ひでん要員”の任は解かれず!? 献身的に旅をサポートする野生のビーダルとムクホーク

  7. 『ゼルダ無双 厄災の黙示録』バトルで無双するための10のコツ! ビタロックとロッドが強いぞ

  8. ニンテンドースイッチから始める『荒野行動』!ジャイロ操作の感覚やスマートフォン版との違いをじっくり解説

  9. 2006年に劇場版アニメになった『どうぶつの森』、改めて見るとかなり“奇妙”じゃない?【※ネタバレ注意】

  10. 『モンハンライズ』知ると楽しい「マカ錬金」&「護石」のススメーまだ見ぬ“神おま”を探しに行こう!

アクセスランキングをもっと見る