『Wii Fit』は、これまで『Wiiヘルスパック』(仮)と呼ばれていたもの。圧力センサーを備えた、板状の「Wii バランスボード」(仮)という専用のコントローラーとセットで、2008年上半期に販売する。プレイヤーがこのコントローラー上に乗ると、体重やBMI(ボディマス)指数を検知して肥満度をチェックしたり、体が前後左右に傾いていないかバランスを確認できる。その後、画面にあわせてストレッチや有酸素運動などが楽しめる仕組みだ。毎日BMI値を計測することで、日々の変動をグラフ化することもできる。家族全員のBMI値など、複数のデータを保存して比較することも可能だ。
フィットネス系だけでなく、サッカーのゴールキーパーゲーム(上半身を左右に傾けてボールをブロックする)や、スキーのジャンプ競技(しゃがんだ姿勢から、踏切位置にあわせて伸び上がる)など、体重バランスなどを利用した40種類のミニゲームも収録される。ゲーム内であらかじめ作成したMiiを登場させることも可能だ。ちょうど『Wii Sports』の専用コントローラー版というイメージだろう。『Wii Sports』で体を動かして、『Wii Fit』で計測といった使い方もできそうだ。
筆者もE3会場でWii Fitを楽しむことができたが、わずかの体重移動で体のバランスが検知され、ゲームとして楽しめるのは、今までにない新鮮な体験だった。
『Wii Fit』の開発を主導した宮本茂氏は、「Wiiの開発コンセプトはリビングの中央におかれ、一人でも多くの人に遊んでもらうことで、家族のコミュニケーションツールとなり、これまでテレビゲームに縁のなかった人にも感心をもってもらうこと。そのためには健康というテーマが不可欠だった」とコメント。マリオやゼルダといった人気タイトル以上に、最も力を入れて開発を進めているプロジェクトであることを示した。また「開発チームが毎日BMI値をチェックして、みんなで競い合っている」と、開発が順調に進んでいることをアピールした。
このように、終わってみれば『Wii Fit』の強烈な印象が、すべてをさらっていった今年の任天堂プレスカンファレンス。しかし実際は過去の戦略と同じく、ゲーマー向けと非ゲーマー向けのタイトル情報が、バランス良く織り交ぜられていた。実際にここまで新作ソフトを精力的に発表したのも、久しぶりだっただろう。
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