特に子供向けゲーム市場に強い大手パブリッシャーの一角、THQのブライアン・ファレルCEOは今後、幅広いプラットフォームで発売する方向が緩和され、もっと各プラットフォームの強みにフォーカスしていくことらになると述べました。
「過去、私たちを含む多くのパブリッシャーは"オッケー、じゃあゲームを作りましょう、そして色んなハードで発売しましょう"と言ってきました。しかしもはやこれは私たちの今後の戦略ではありません。異なるゲームには、異なるプラットフォーム。私たちの戦略は、それぞれ異なるタイプのコンテンツには、それぞれ異なるセグメントのユーザーが居るのではないか、ということです」
とのことです。一世代前、ゲームキューブ、PS2、Xboxの頃からマルチプラットフォームが流行りだしたのですが、ここへきて各機種の個性がはっきりしてくると、すべてのプラットフォームで平等にリリースすることの意味が見出せなくなっているということでしょうか。無理やりWiiでも出す、のではなく、Wii向けにちゃんと作る、という方向に行ってくれればユーザーにとっても作る側にとっても幸せなことだと思います。