細かいストーリーはありません。ナゲルという主人公がいて、戦っていく縦スクロールのシューティングです。特徴は、主人公の両手にグローブがはめられていて、両手に様々なものを掴んで、それを敵に投げつけて攻撃していくというスタイルです。物を掴んだり、投げるといった動作や主人公が上下左右に動く操作はもちろんタッチペンを使って行います。
ステージは町中と都市上空のステージに分かれていて、それぞれ最後にはボスらしき敵が存在します。ステージによって手に掴める物が異なってきます。町中のステージでは、ガードレール、自転車、ベンチ、プロパンガス、自動販売機、ポスト、車、バス停などで、都市上空では高層ビル、学校、ガスタンク、タワー、体育館、ドームなどがあります。
投げる物には大きく分けて4種類があります。「ノーマル」は普通に敵に向かい当たると跳ね返る物です(だいたいはコレ)。「ヤリ」は槍のように敵を貫通し向かっていく物です(バス停やタワー)。「ブーメラン」は曲がって敵に不意にぶつかっていく物です。「バクダン」は的に当たると大爆発を起こして周りの敵も巻き込んで倒すものです(プロパンガスやガスタンク)。瞬時にどの種類か見分けて、投げていく判断力が求められます。
主人公には技があります。「ネコソギトルネード」は主人公の周囲をタッチペンでぐるぐる回すと周囲にある物が全て吸い付けられ、一気に沢山の物を敵に投げつけられるものです。「コンボブースト」は10匹の敵を連続で倒すと発動するもので、一気にスピードが上がります。その間に敵を次々に倒していくとブースとの持続時間が延長されていきます。もう1つ技ではありませんが大事なテクとして、持っている物を投げずにタッチペンで動かして、敵の攻撃を防いだり敵自体を気絶させることがあります(気絶させるだけで敵に倒せませんが)。
システムとしては以上のような感じです。ゲームが始まると上方向に強制スクロールしていくので、町中に配置されている物を適宜掴んで上から襲ってくる敵に投げつけて進みます。最後にはボスがあり、2つ目のステージを終えるとスタッフロールが流れます。このスタッフロールも実ゲームと同じシステムで遊べます(スタッフの名前を倒せる)。
ゲームの結果は最後に表示されます。倒した数(?)で賞金が表示され、次に街を破壊した数で損害額が表示され、成果は差し引きで算出されます。いかに少ない損害で最大の成果を上げるという所が1つのゲーム性になりそうです。ただ、このゲームの面白さは数字を競うよりは、いかにコンボを上手く決めて華麗に敵を倒していくかという点にありそうです。
ゲームの出来としては非常に良いです。後半のステージは少し単調になる気がしましたが、物の配置や操作性、挙動、ゲームプレイに不満はありません。掴んで投げるシューティングという着眼点も良いと思いますし、商品化の予定は無いそうですが、作っていけば商品として十分なものになる気がします。最後にスタッフロールが出ますが、将来活躍する人たちになるんじゃないですかね? 次の配信作品も楽しみになります。
『ネコソギトルネード』の配信は26日までです。お早めに。
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