The Armchair Empireにて、「ニンテンドーDSブラウザー」ついてOpera softwareの副社長Scott Hedrick氏に尋ねたインタビューが掲載されています。「ニンテンドーDSブラウザー」は、もともと任天堂側から働きかけたものなのだそうです。
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--任天堂側が働きかけたのですか、それともOperaから売り込んだのでしょうか。
任天堂の方ががOperaに来て、DSにブラウザーを移植するようにリクエストしたんです。
--DS用のOperaブラウザーを開発するのは難しかったですか?
どんなプラットフォームやデバイスだったとしても移植は簡単ではないですが、以前にもOperaはこういうことを行ったことがあり、モジュール式かつフレキシブルなウェブブラウザするのに成功しています。DSは、デュアルスクリーンやタッチスクリーンといったユニークな形状をしていますが、、スモールスクリーンレンダリング(SSL)などのように、Operaのコアとなるテクノロジーはこれらにうまく当てはまりました。
--OperaのPC版からの機能性はDS版へどれほど受け継がれていますか? メール機能やポップアップブロックはDS版にあるでしょうか?
時期が来たときに、任天堂が明らかにすると思います。
--ウイルスをブロックするようなものがブラウザに含まれますか?
OperaはWindows版さえ非常に安全なブラウザです。 DSは独自のOS上で動いていますから、デスクトップブラウザ用に組まれた悪意のあるコードをOperaはさらに防御するでしょう。
--OperaのDSブラウザは、まだ日本向けにしかアナウンスされていません。北米や、ヨーロッパバージョンは期待できるのでしょうか。
任天堂はまだグローバルな発売プランを決めている最中です。 もちろん、Operaは、どんな国の人でもこのDSブラウザが利用可能であればいいなと思います。
--PC版のOperaは頻繁にアップデートする傾向にあります。DS版も同じようにアップデートするようになるのでしょうか、ダウンロードするのか、それとも小売店でという形になるのでしょうか?
あいにくですが、時期が来たときに任天堂の方からこの質問に答えてくれると思います。
--OperaDSブラウザはどのくらいパワフルですか? Flash、またはストリーミングオーディオ/ビデオを表示することができますか?
私たちがDS用に任天堂と共に作っているOperaのバージョンでは、すべてのインターネット上をサーフすることができますが、最初のバージョンではFlashをサポートしておりません。(原文: but the initial version does not include Flash support.)
--Operaではユーザーがキーボードをタイプする手段としてDSタッチスクリーンを利用するでしょう。 このほかに、がDSのダブルスクリーンを活用することがありますか?
DS用のOperaには、2つの表示モードがあります。「横幅にあわせる(Fit-to-width)モード」と「DSモード」です。「横幅にあわせるモード」では、 ページを両方のスクリーンを使用して表示し、スクロールアップ・ダウンすることができます。「DSモード」では、下側のスクリーンにウェブページの概観を表示します。そして、ページ上でピンクの正方形を動かすことができます。 選択した領域は上側のスクリーンに表示されます。 これはウェブにアクセスするための、DSの構造を利用したユニークな方法です。そして、Operaはこれを最適化するために任天堂と共に密接に仕事をしてきています。
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