ニンテンドーDSで初登場となる初代『逆転裁判』のリメイクとなる本作ですが、非常にすばらしいできばえでした。GBAでの発売版を記者は持っていないので、比較はできないのですが、DSの機能を生かして発売の予定に入っている『逆転裁判4』につなげようというカプコンの意気込みを感じました。
GBAにもあったシナリオにDSのタッチスクリーンを当てはめるというのは非常に難しいというか、強引な感じがしなくもなかったのですが、元のゲーム自体が非常によくできていることもあり、違和感なく入っていけたのではないでしょうか?
DSオリジナルで追加された第5話に関してはすでにGBAで発売になっている『逆転裁判2』、『逆転裁判3』につながっていくという部分で非常に面白いシナリオです。もしここで、このシリーズに触れた人はますますいわかんなく『逆転裁判2』、『逆転裁判3』にはいっていけるのではないでしょうか?これがはじめての逆転であったのであれば、ぜひこの機会に2,3にも手を伸ばしていただきたいと思える第5話でした。
また、第5話に関してはこのゲームのために新たに追加されたシナリオだったためにDSでの仕様が盛りだくさんになっています。タッチスクリーンで粉をかけたり、それを息で吹き飛ばしたりというのは違和感なくそして面白いアイディアではないでしょうか?
この作品で発売が予定される『逆転裁判4』への期待がますます持てるようになったと思います。往年のファンの皆さんにも一度やったリメイクだからと敬遠せずにぜひともそういった気持ちで遊んでほしい一本です。
《土本学》
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