人生にゲームをプラスするメディア

猫バージョンの『Nintendogs』は?―任天堂・紺野氏

国内で50万本を超え、今でも売れ続けているロングセラータイトルになった『Nintendogs』ですが、プロデューサーを務めた任天堂の紺野秀樹氏はEurogamerとのインタビューで、待望されている(?)猫バージョンの『Nintendogs』について、プロジェクトの最初で開発をしていたことから、既にモデルや音声はあることを明らかにしました。

任天堂 DS
国内で50万本を超え、今でも売れ続けているロングセラータイトルになった『Nintendogs』ですが、プロデューサーを務めた任天堂の紺野秀樹氏はEurogamerとのインタビューで、待望されている(?)猫バージョンの『Nintendogs』について、プロジェクトの最初で開発をしていたことから、既にモデルや音声はあることを明らかにしました。

――この作品はどういう風に誕生したのですか

私達は据え置き機で様々な動物を飼うようなゲームを作ろうとしていました。また、これに関連したような色々な実験を行っていました。

ニンテンドーDSの開発が始まった時、私達はこれが2画面、タッチスクリーン、ワイヤレス、マイクといった特徴を備えていて、これは犬を題材にしたゲームにぴったりなハードだと気付かされ、非常に面白いものが出来るのではないかと確信しました。

――様々な動物と言いましたが、結局犬が選ばれたのはどうしてでしょうか

候補を検討していった結果、最終的には犬と猫の2つに絞られました。犬と猫は世界中で愛されている小動物です。なぜ猫でなく犬になったかと言うと、私達がやりたかったことの1つにプレイヤーが自分の声を使って芸を教えられるようする、という事があったからです。

猫はその点不利でした。また、飼っていて楽しいイベント、例えばアジリティ大会や散歩ができた方がいいと考えました。そういう要素をどうやって実現していくかと考えたときに、猫より犬の方が望ましいのではという結論になりました。

――ということは、猫バージョンを作ることはないということですか

いいえ。私達は他の動物のゲームを作る可能性を除外しませんし、日本で『Nintendogs』が大ヒットしたので、他の選択肢を考えているところです。

――つまり『Nintencats』は現実に可能性としてあると

本当のことを言えば、今回のプロジェクトの最初に私たちは猫を使ったものを開発していました。なので既に猫のモデルや音声はあるんです。

――おお、それではいつか期待することができますね

検討する時間を下さい!

これ以外では、3種類のパッケージが発売されたことに関して、最初岩田氏や宮本氏は15種類の犬種で15種類のパッケージを提案したそうです。そうすることであたかもペットショップに向かうように、ゲームショップでゲームを購入することができます。しかしマーケティングや販売の関係で3種類に落ち着いたそうです。

レボリューションについては次のように話しています。「私もレボリューションの開発に関わっています。DSの開発の時のようにハードのユニークな性質やどのようにハードを使いこなすかといった観点から考えなくてはならないでしょう。従ってそれは、私達がどうやって全く新しいゲームプレイを創造するか、以前とは異なるものを作っていくのかという点に焦点が置かれるでしょう」

ちなみに紺野氏が飼っているのはシェットランド・シープドッグの「コロ」だそうです。宮本氏もシェットランド・シープドッグだとか。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 『スーパーマリオブラザーズ』の印象的な場面12選!無限1UPはもちろん、マイナス1面も懐かしい【スーパーマリオ35周年特集】

    『スーパーマリオブラザーズ』の印象的な場面12選!無限1UPはもちろん、マイナス1面も懐かしい【スーパーマリオ35周年特集】

  2. レースが苦手なプレイヤーの『チョコボGP』奮闘記─ドリフトを華麗に決められなくても64人対戦モードで優勝したい!

    レースが苦手なプレイヤーの『チョコボGP』奮闘記─ドリフトを華麗に決められなくても64人対戦モードで優勝したい!

  3. 2014年最もユニバーサルデザインなゲームは『ベヨネッタ2』、障害者支援AbleGamersが発表

    2014年最もユニバーサルデザインなゲームは『ベヨネッタ2』、障害者支援AbleGamersが発表

  4. 『モンハンライズ』里長フゲンに“姪っ子”の存在が発覚!素手でアオアシラを倒すほどの猛者…一部では「あの大団長」を予想する声も

  5. 恐ろしくも美しい“魔女”が活躍するゲーム8選! アクションにRPG、SLGとジャンルも多彩な活躍ぶり【特集】

  6. 「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」各地方ごとの投票結果も公開!初代カントーから最新作ガラルまで、8地方別のランキングをチェック

  7. 【注意喚起】『あつまれ どうぶつの森』島を開放する際はマリンスーツにご用心─空港入り口の封鎖では対応不可、“飛び込み”で柵は無視できる

  8. スイッチ版も配信開始された宇宙人狼『Among Us』最初に覚えたい10のコツ!

  9. なぜ『バイオハザードGAIDEN』は黒歴史になったのか? ゲームボーイカラーで発売された幻のタイトルを解説【『バイオハザード』25周年特集】

  10. 「Brook Vivid Switch用 ワイヤレス コントローラー」でオシャレに遊ぼう!背面ボタン、マクロ機能などゲーマーの欲しい機能も完備

アクセスランキングをもっと見る