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タカラとトミーが経営統合を検討中

国内玩具2位のタカラと同3位のトミーは年明けにも経営統合する方向で協議を進めていることを明らかにしました。12日の2005年3月期決算発表の席でタカラの久保亮三財務部長は「お互い事業に重複がなく、プラス効果が見込める」と述べました。

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国内玩具2位のタカラと同3位のトミーは年明けにも経営統合する方向で協議を進めていることを明らかにしました。12日の2005年3月期決算発表の席でタカラの久保亮三財務部長は「お互い事業に重複がなく、プラス効果が見込める」と述べました。

ただ、まだ正式決定はされておらず12日朝の各紙報道を受けて両者は「統合等に関し、協議を行っている段階でありますが、現時点では決定している事実はございません」とのリリースを出した他、会見でも統合が決定するかどうかは「50対50だ。お互い満足しなければ握手することはない。妥協はしない」としました。

仮に統合された場合、両社のブランドは継続して使用していくことになるようです。

両社の2004年3月期の連結売上高はタカラが1072億円、トミーが825億円で合計すると1897億円となり、バンダイの2631億円に次ぐ規模となります。統合が決定すれば玩具業界はナムコとの統合を決定したバンダイとの二極体制になりそうです。

タカラは4月始めに親会社がコナミからインデックスに移ったばかりですが、既に統合は頭に入っていたのでしょうか。少子化もありますし、ゲーム業界だけでなく玩具業界も大変なようです。
《土本学》
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