合意によれば、エレクトロニック・アーツはESPNのテレビ番組、雑誌、オンラインメディアなど全ての保有するメディア上で独占的なゲームとする権利を得ました。適用範囲は家庭用ゲーム機、PC、携帯電話など全てのプラットフォームで、2006年からESPNの名前を冠したゲームを発売するとのことです。
セガとテイク2は昨年、ESPNブランドを使用したスポーツゲームを他社の半値程度の積極的な価格で発売し大きな市場シェアを獲得しました。今回の合意は両社にとって大打撃になるのは間違いありません。またアナリストはNFL以外のリーグも選択を強いられる「臨界点」をもう直ぐ超えるかもしれないと言います。
「EAが唯一の力あるスポーツゲームメーカーとなれば、NBA、MLB、NCAA、NHLや他のスポーツ・リーグは今すぐEAと長期的な独占契約を結ぶか、将来的に非常に弱い立場に立たされるか、ということを選択しなくてはならなくなるだろう」とバンクオブアメリカ証券のGary Cooper氏は述べています。