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インディーズゲーム専門レーベルがスタート−第一回作は『グーの惑星』

インディーズゲームが注目を集めるゲーム業界ですが、これを専門に扱うレーベルが英国に誕生しました。

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インディーズゲームが注目を集めるゲーム業界ですが、これを専門に扱うレーベルが英国に誕生しました。

英国のゲーム会社Mastertronicは、インディーズゲーム専門レーベル「Great Indie Games」を設立すると発表しました。

「Great Indie Games」の第一回作品は『World of Goo』。高い評価を獲得、Wiiウェア『グーの惑星』として日本配信も決定したあのゲームのPC版です。価格は14.99ポンド(約2300円)で、発売は7月頭が予定されています。

Mastertronicは1983年設立のゲーム会社で、カセットテープのソフトを1.99〜2.99ポンド(約310〜470円)という破格値で販売することで成長。その後はセガに吸収されましたが、創設者が名前を買い戻すことで存続。低価格路線は現在も健在で、5〜10ポンド(約780〜1560円)でゲームを販売しています。

MastertronicのマネージングディレクターであるAndy Payne氏は「通常よりも低予算のもと、小さな開発チームによって作られたグレートなゲームがある。他の芸術にはインディーズがあるし、ゲーム業界はインディーズの先駆者たちによって成長してきた。インディーズの人々がいるべき場所へいく手助けをする時期だと感じている」とコメントしています。

「Great Indie Games」は英国、アイルランド、豪州及び北欧地域を対象にインディーズゲームのパブリッシングを行っていくとのこと。『グーの惑星』や『洞窟物語』などインディーズゲームから新たな才能が見いだされる例も多く、これを広く紹介する「Great Indie Games」の活動は時代のニーズに合ったものといえそうです。
《水口真》
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