アイオワ州立大学のCraig Anderson教授とDouglas Gentile 助教授は、アメリカの子供と日本の子供に関して調査を行いました。
激しいビデオゲームをプレイした後は3〜6ヵ月で子供の行動に影響が現れるものの、暴力的な行動に出る率はアメリカの子供より日本の子供の方が低いことが明らかになりました。
Craig Anderson教授は「日本の子供がビデオゲームに影響を受けない訳ではない」としながらも「日本の子供は激しいビデオゲームをプレイしながらも暴力発生率が低いため、我々が行ってきたゲームの影響に関する研究は間違っていた」とコメント。
Douglas Gentile 助教授は「激しいゲームが学校乱射事件の原因ではないと認識できたことは重要である」「暴力的なビデオゲームだけが子供の攻撃性を増す訳ではないが、この調査結果はアメリカと日本の両方におけるパズルの1ピースである」と研究を継続する必要性に関して語っています。
ゲームと暴力性の関係は、これまでも様々な議論が行われてきたテーマの一つですが、アメリカと日本の子供を比べたことが今回の調査の画期的な部分。
ゲームをしても暴力の発生率が低いままの国があれば高い国もあるということで、何が子供の暴力性を増すことになるのか、問題の切り分けに一歩前進と言ったところではないでしょうか。
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