「インサイド+ロックマン9チャンネル」では、プロモーション動画、3ステージ分のプレイ動画、一機ロスト音として一部では有名な「ティウンティウン」を含むゲーム内のサウンドエフェクト、ドット絵キャラクターのコマ割りアクション、ボスキャラ静止画集などが公開されます。それらの素材は著作権保護施策として、創作活動を支援するために2008年8月15日にニワンゴが発表した著作物管理サイト「ニコニ・コモンズ」上で提供されます。ニワンゴ担当者によると、「ニコニ・コモンズ上で一般発売ゲームに関する著作コンテンツが展開される第一号案件ではないか」とのことです。
これまで、数多くの一次・二次創作物がニコニコ動画をはじめとする動画共有サイト上などで公開されてきました。なかでもゲーム関連では「ロックマン」の注目度は高く、再生累計回数が340万回を超える「ロックマン2 おっくせんまん!(Versionゴム)」や、同250万回超「エアーマンが倒せない(TEAMねこかんversion)」などの人気オリジナル楽曲が生まれるにいたっています。これらの楽曲にキャラクター、BGMやプレイ動画が当てられた二次創作作品も多数公開されており、「著作物であるゲームから着想したオリジナルソングに非許諾コンテンツを重ねて公開」という非常に複雑な問題が発生しています。そしてこれらの作品には著作権関連の問題をクリアできない利用方法が非常に多く、「職人」といわれる優秀な一般クリエーターからも正式に利用できる素材が求められていました。
ゲームメーカー側としても「著作権侵害は絶対に困るがタイトルの人気が上がるという側面も理解できる」として、商用の権利侵害には厳しい態度を示すが個人の創作についてはそれほど口出しをしないという姿勢が見られました。その流れの中においてもあえて個人の著作権侵害にまで強い姿勢をとってきたカプコンが今回のような大きな方向変更を発表したことで、今後の二次制作クリエーションの更なる盛り上がりが期待できます。
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