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篤が“イチャつく”意外な一面も…!? 元恋人と3年ぶりの再会―『Ghost of Yōtei Complete Edition』DLC「関ケ原 慕情譚」【プレイレポ】

篤の知られざる一面がけっこう可愛い件について

ゲーム PS5
篤が“イチャつく”意外な一面も…!? 元恋人と3年ぶりの再会―『Ghost of Yōtei Complete Edition』DLC「関ケ原 慕情譚」【プレイレポ】
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慕情(ぼじょう):相手に対する深い憧れや恋い慕う気持ちを指す言葉。

2026年10月1日発売の『Ghost of Yōtei Complete Edition』に含まれる「Echoes of Sekigahara/関ケ原 慕情譚」は、関ヶ原の戦いにまつわる篤の過去と作中現在を描くラブストーリーであり、同時に、本編における篤の心情を補完する内容となっています。

本稿では、新キャラクター、新エリア、新武器種と目玉要素の多い「Echoes of Sekigahara/関ケ原 慕情譚」を、メインストーリーの流れを中心にプレイレポート。ボリュームはコンパクトながら濃密な体験ができる本DLCの魅力をお伝えします。物語の核心には触れていませんが、ネタバレが気になる方は閲覧にご配慮ください。

また、今回の執筆にあたりSIEからPS5版コードの提供を受けています。


『Ghost of Yōtei』本編は、斎藤率いる「羊蹄六人衆」に家族を殺された篤による復讐の物語が主軸です。「Echoes of Sekigahara/関ケ原 慕情譚」では、篤の知られざる過去と現在を行き来しながら、本編を補完する新たな物語が展開します。

「あの復讐に燃える篤が恋愛?」と不思議に思いましたが、どんな人物にも意外な歴史は存在するものです。本編のメインストーリーをある程度まで進行すると、新たな賞金首が貼り出され、追加ストーリーを始められるようになります。賞金首の名は「美丈夫の長門」。

美丈夫は分かりやすく言えば「イケメン」の意

手配書を見て長門の姿を回想する篤。どうやら過去に関係のあった人物のようです。賞金首の情報を斡旋している小次郎の話によると、長門は羊蹄六人衆の「蛇」の残党である「毒蝮党」に目を付けられているとのこと。

足寄台(あしょろだい)にいるという長門を追う道中、篤は3年前の関ヶ原の戦い前まで思いを巡らせます。

どうやら篤は、長門と恋愛的な関係にあったようです。篤に弓を教える長門は妙に距離が近く、甘い声で囁き、篤も「一人でできるから……」となんだかモジモジしています。いや、いいんですよ、篤にだってそういう時期はあったことでしょう。しかし我々プレイヤーが知っている篤の姿からは想像できない一面を突如見せられて、筆者も画面の前でなんだかモジモジしてしまいました。お篤さんにも、好いた人を前にして、そんな顔をしたりそんな声で話す時期もあったんですね……。

メロ距離指導

ふたりは西軍として関ヶ原の戦いへの参加を目前としているようで、長門は「木端のままで終わりたくない」と戦で功を立てることを宣言します。色気があり、野心に溢れた男。どうにも近寄りすぎるとケガしそうな雰囲気がありますね……。

回想から現在へ戻り、篤が「どうして今なんだ」と再開の予感に戸惑っている様子からも、この関ヶ原の戦いでイチャついていたはずの二人に何かがあったことは間違いありません。篤はなぜ長門に惹かれたのか、仲睦まじいふたりに何があったのか。プレイしながらさまざまな憶測が脳内を飛び交います。

篤と縁のある狼の道案内で足寄台に向かう道中、血塗れで倒れているキツネの姿が。羊蹄六人衆「蛇」の残党である毒蝮党が、食肉として仕留める前に、享楽でいたぶった様子。ほう、そうか。ならばこちらも殺しを躊躇する理由はありません。

いつものように敵を斬り伏せていると、投げ縄による奇襲で足を取られるイベントが発生。不意打ちで橋の下へ転落してしまい、狼が毒蝮党に連れ去られてしまいます。動物の骸と濁った川、陰鬱な雰囲気の森林に迷い込んでしまった篤は、お雪との修行で習得した「耳澄まし」で敵の動向を探ります。神経を研ぎ澄ますと、遠くから荷車で連れ去られる狼の声が。絶対に助けてやるからな。

森の奥へと分け入っていく途中で、何やら聞き覚えのある声。彼女が忘れるはずもありません。一度は愛した男の声なのですから。賞金首としての長門とまさかの再開を果たし、篤は過去のわだかまりから「斬ってやろうか」と食ってかかるも、長門は「本当に斬る気なら三年前にやってる」と、こともなげに躱します。長門は「蛇」が斎藤のためにかき集めた軍用金を狙っており、うまくいけば手痛い仕打ちを与えられるとのこと。互いの利害が一致していることから、ひとまず篤の相棒である狼を共闘して助けることに。

毒蝮党の拠点から狼を救出すべく、速攻で攻撃を仕掛けます。どちらかと言えばステルスよりも正面からシバき合いたい性質でして……。四方八方から斬りかかる敵に対処する中で気づいたのですが、敵がなかなか固い!最大強化した武器でも仕留めるまでにそこそこ時間がかかります。クリアしたユーザーも遊ぶ追加DLCだから、という理由は分かるのですが、「こいつらのボスだった『蛇』って割とすごい奴だったのでは」と変に見直しそうになりました。危ない危ない。

敵を殲滅して奥へ進むと、クソデカ武器を携えた鎧の大男が満を辞して登場。何ということでしょう、どの武器を選択しても攻撃が弾かれるではありませんか。共闘していた長門のアドバイスから、近くに置かれていた武器「長物」を拾いあげてぶん回し、鎧ごと肉体を破壊して勝利。金棒や大槌といった長物は本作の新たな武器種であり、複数回敵に当てると壊れてしまう、一種のお助けアイテム的な立ち位置です。

大太刀以上に「ブン殴り感」が強く、威力も高いため非常に爽快。刀や鎖鎌といった武器ほどの技数はなく、スキルによる成長幅もそこまで広くはないので、「メニューの品数が増えた」というよりは「調味料が増えた」ようなイメージでしょうか。戦闘に新しい気持ちよさが生まれ、つい振り回したくなる魅力があります。

首根っこにドン
胴体にドン

長門との共闘で無事に狼を救い出し、新エリア「足寄台」に到着。ここからプレイヤーは自由に探索が可能になります。

これから遊ぶプレイヤーさんのため、以降のストーリー内容については割愛しますが、ひとことで言えば「とても良かった」です。本編の途中からでも、クリア後に遊んでも齟齬が出ないよう上手く構成されていましたし、復讐の旅路で変化していく篤の心情とも矛盾しない内容でした。

自らの復讐によって罪のない者に及んでしまった影響にも触れられており、篤がまたひとつ人間として成長したようにも思います。関ヶ原の戦いと恋愛要素の組み合わせも新鮮で、この血生臭い世界でふたりの関係性がどこへ終結するのかが気になり、サブ要素はほどほどにストーリーを夢中になって追いかけてしまいました。

追加ストーリーで気になった点を挙げるとすれば、羊蹄六人衆のようなインパクトと華のある敵は出てこないことです。あくまでも「蛇」の後釜を狙うならず者たちが相手になるため、本編ほどのアツい盛り上がりは感じられませんでした。長門のキャラクターに関しては、男性的な魅力を感じさせる一方で、篤との関係をもう少し深掘りしても良かったように思います。ふたりが出会って距離が縮まる過程に関しては、秘湯でのモノローグでさらりと触れられるのみ。復讐に燃える「怨霊」としての篤を知っているがゆえ、贅沢を言えば出会いのやり取りや空気感も、映像やゲームプレイで体験してみたかったところ。

とはいえ、ゲームプレイ全体の満足度はとても高いです。道中のミニイベントから次なる目的地のヒントを得られたり、個性の尖った賞金首を追いかけたりと、「広さより密度」なプレイ体験を再び味わうことができて幸せな時間でした。特に賞金首は今回も面白く、「羊蹄六人衆の面を打った(作った)男」が登場するほか、「人の馬を攫う男」は最後の締め方が上手くて「そうきたか」とニヤニヤしてしまいました。

また、篤は隠し通路的な場所を通って足寄台へたどり着いたはずなのに、本拠地となる宿に弓師の蘭や鎧を作る銀次といったイツメンが当たり前のように居て笑ったことも良い思い出です。


『Ghost of Yōtei Complete Edition』はPS5向けに2026年10月1日発売。無印版を持っていれば「Complete Edition アップグレード」が購入可能です。

《とよしま》

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