昨今、フィルムカメラの人気が再燃しています。
ちなみに、現在日本でフィルムを製造している会社で有名なのは、富士フィルム、KODAK、ロモジャパンです。2025年は、富士フィルムからフィルムライクな写真表現を楽しめるコンパクトデジタルカメラ「X half」、ロモジャパンからオートフォーカス搭載の35mmフィルムカメラ「Lomo MC-A」、KODAKからフィルムカメラ「Snapic A1」(厳密には、KODAKが製造販売するものではなく、KODAKブランドのライセンスを取得した別メーカーから発売されたもの)と、それぞれがフィルムライクな新型カメラを発売しています。
なぜ今になってフィルムに惹かれるのか
ミレーレスカメラやスマートフォンの高精細な写りと対局にある、フィルム独自の描写と色彩が若者の間でも「エモい」と刺さっているのでしょう。また、昔と比べてフィルムの高騰はあるものの、デジタルカメラと比べるとフィルムカメラ本体が大幅に安いというのも後押ししていると思われます。
また、現在は生成AIによる画像・動画生成のクオリティーがどんどん高まっており、真贋の見極めが付かないものも世に出ています。だからこそ、フィルムカメラは「ネガ」として現物が残ることの価値が見直されるかもしれません。さらに、撮るまで中身が分からない、現像するのに時間がかかる、毎回フィルムを買うためランニングコストが高い……そういった不自由さが「撮影体験」として魅力的だと感じる人が増えているのも、便利すぎるデジタル時代に逆行していて面白い点です。
コスプレ撮影でもフィルムカメラが流行る可能性は?
とはいえ、コスプレイベントでフィルムカメラを使う人はほぼ見かけません。しかし、これから増えていくかもしれない、今までになかったコスプレ写真を届けられる可能性がある、そう考えてインサイド編集部では過去2回、インスタントカメラで撮影したコスプレフォトを届けてきました。カメラ本体、レンズの性能によって描写が変わるので、もっと良い写真を追求したい思いから、今回はフィルムカメラとレンズを購入しました。

入門機にして往年の名機と評される「ニコンFE+AI Nikkor 50mm f/1.4」と4本のフィルムを持って、コスプレカメラマンが台湾を旅しました。選んだフィルムは、独特の色が持ち味の元映画フィルム「AMBER D100」、発色が強くてコスプレと相性良さそうな「Lomography Color Negative 400」、ポートレートの王様と呼ばれる「Kodak PORTRA400」、風景を撮るならおすすめらしい「Kodak Ektar100」の4本です。フィルムごとに色味や粒子が異なるため、自分が撮りたいイメージに合わせて選ぶ楽しみがありますし、周りの声に関係なく、このフィルムはこの用途で撮ると決める自由さがあります。
ただ、人気のフィルムほど高い。「Kodak PORTRA400」や「Kodak Ektar100」だと、1本36枚撮りで約3000円ほど(まとめ買いするとかで安くなるショップもある)、さらに現像とデータ化するのに2000~3000円(お店ごとに仕上がりも価格も変動します)、大雑把に計算したら、1本5000~6000円のコストがかかるので、デジタルカメラの感覚でシャッターを切るのは躊躇われます。だって、一般的なコスプレイベント参加費よりも高いんですから。

だからこそ、露出不足や感光といったミスをしてしまった写真ですら、「エモい」と思えるようになります。何をどう撮るかを本当に考えようになるので、デジタルカメラでは味わえない撮影体験が生まれます。
それでは、コスプレカメラマンのフィルムカメラで撮る台湾の旅をお届けします。正直、初めての本格フィルムカメラを使っての撮影だったので、デジタルカメラと勝手が違って困惑しました。初心者がやりがちなミスを一通りやりました。景色や被写体が素晴らしいのに、いつものデジタル撮影みたく撮れていない悔しさがありました。特に写真を確認できないので適切な露出合わせが難しくて、全体的に暗めになってしまっています。1本目より4本目のほうが着実に成長は感じられるんですが・・・。それでも、現像された写真を見て、どこか愛おしいと思えるのが不思議でした。台湾での撮影機会に感謝します。
コスプレカメラマン、フィルムカメラで撮る台湾の旅
野柳地質公園


同人イベント「2025駁二動漫祭(FFK18)」




イベント撮影:初音ミク/菇菇(Instagram:kinoko_zaz)

イベント撮影:マドロック『アークナイツ』/祈鳶(Instagram:inotobi)

イベント撮影:碎碎冰(Instagram:ellie._.0623)

イベント撮影:A2『ニーア オートマタ』/Hane Amagi (Facebook:Hane Amagi )















