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ムーンブルク王の「ぎょえーーっっ!!」はどうなった!? HD-2D版『ドラクエ2』は、その幕開けもがっつりパワーアップ

本日10月30日に発売されたHD-2D版『ドラクエI&II』は、過去作から更なるパワーアップを遂げています。その一端を、SFC版『ドラクエI・II』の冒頭と比較して確かめましょう。

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ムーンブルク王の「ぎょえーーっっ!!」はどうなった!? HD-2D版『ドラクエ2』は、その幕開けもがっつりパワーアップ
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■あの「ぎょえーーっっ!!」は、HD-2D版でどうなった?

HD-2D版でも同様の流れが描かれましたが、こちらはより描写が細かくなっており、新たな事実や推察したくなる要素がいくつも盛り込まれています。まずは、王様と王女が中庭にいた理由として、王女が呪文を披露する場面から始まりました。

王様は娘の才覚を称えますが、王女も「攻撃、回復、変化の呪文まで、お父さまは自由自在ですもの」と、父の偉大さに敬意を表します。良好な親子関係に、見ている側も思わず和んでしまいます。

ですが、無常にも魔物の軍勢が押し寄せ、絶体絶命の事態へと追い込まれます。襲い来る魔物を呪文で薙ぎ払うと、王様はまず王女の脱出させるべく行動を開始しました。

その流れはSFC版と重なるものの、王女を地下へと連れて行くと、そこから先の行動はプレイヤー側からは見えなくなります。

唯一、何らかの呪文を使ったのか光り輝くエフェクトのみ確認できましたが、その後戻ってきたのは王様ひとり。彼がなんらかの呪文──ネタバレになるかもしれないため、予想は避けておきますが──を使って、王女の身を守る術を施したのでしょう。

そして王様は、「わしの国だ。王として、最後まで戦い抜く……!」とひとりごち、押し寄せる魔物の軍勢へと立ち向かいます。この誇り高き王様の勇姿は、しかし爆発の中に飲み込まれてしまい、「ぐぉぉぉぉー!!」という声だけが辺りに響き渡り……。

■瀕死の兵士が辿り着くと、そこには彼の弟が……!

魔物の襲撃によって、ムーンブルク城は陥落。一方的な蹂躙とも言える戦いは終わりを告げましたが、ハーゴンによる侵攻は始まったばかり。この凶事を知らせるべく、深手も厭わずにムーンブルクの兵士がローレシアの城へと向かいます。

兵士がボロボロになりながらも目的地へたどり着くと、ハーゴンの危険性をローレシアの王に伝え、その場に倒れ伏します。この言葉を聞いたローレシアの王は、息子である王子に事態を託し、冒険の旅路へと送り出しました。

プレイヤーは、ここからローレシアの王子となり、サマルトリアの王子とムーンブルクの王女の元へ向かいながら、大神官ハーゴンとの戦いに乗り出します。こうしたSFC版独自の幕開けは、プレイヤーにハーゴン打倒を促すきっかけともなり、没入感を後押ししてくれました。

こうした一連のシーンも、HD-2D版ではよりパワーアップしています。ローレシアの王子が街を見回る様子が挿入されたり、辿り着いた兵士の弟がローレシアの城にいたりと、日常の風景からドラマチックな展開まで、丹念に盛り込まれていました。

またSFC版では、ローレシアの王は息子を手早く送り出しますが、HD-2D版では状況をより細かく伝えるほか、『ドラクエI』に登場した「おうじょのあい」を手渡すなど、これまでにない展開も差し込まれました。

おそらく王家に代々伝わったのであろう「おうじょのあい」が、HD-2D版『ドラクエII』でどのような役割を果たすのか。ファンにとっても新鮮な要素が、幕開け早々に飛び出します。

SFC版の展開もいいものですが、登場人物をきめ細かく掘り下げ、王様の断末魔も大きく変わったHD-2D版『ドラクエII』。「おうじょのあい」と共に歩むローレシア王子の冒険は、この先もまた新たな出会いや展開が待ち受けているに違いありません。

違いが気になる人は、HD-2D版『ドラクエII』の冒険に乗り出しましょう。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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