※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。
◆『凡應(BRINGER)』

中国のアニメ制作会社「芸画開天」が開発するファンタジーアクションRPG『凡應(BRINGER)』が話題沸騰中です。10月17日にティザー映像が公開されると、再生数は瞬く間に500万再生を突破。
記事執筆時点では529万再生を記録しており、ここ最近の中国発新規ゲームタイトルの動画再生数としては目を見張るものがあります。中国の金融メディア「上海証券報」によれば、芸画開天が制作したCGアニメーション「靈籠」は、bilibili内で第1・第2シーズンの合計再生数が11億1千万回もの脅威的な数値を記録していると言います。
そうしたヒットメーカーの開発する新作ゲームという話題性から、必然的に本作への期待感が募っているものだと考えられるでしょう。新たな大作タイトルの動向に注目です。





◆『風之痕跡』

11月2日からHD-2Dスタイルのクラシック感溢れるRPG『風之痕跡』がβテストを実施します。同作は元々10月23日からβテストを執り行う予定でしたが、実施2日前にスケジュールを延期することをアナウンスしました。
過去2回のβテストを開催しており、今回の開催は3回目となります。bilibiliとTapTapを合わせても事前登録者数は30万人を満たない規模感ではあるものの、βテストのプレイ動画を見る限りではかなり高い完成度のタイトルに思えます。




◆『Unleash The Avatar』

起業家でありチャンネル登録者数99.7万人のYouTuberでもあるVarun Mayya氏のゲームスタジオAeos Gamesが開発中の『Unleash The Avatar』が10月13日に新たなゲームプレイトレーラーを公開しました。
本作は地獄と地上の境界が破られたインドの架空の地域を舞台にしたアクションゲームです。Varun氏によると、インドの叙事詩として知られる「ラーマーヤナ」を現代的なインドの世界観に再解釈した作品とのことです。ゲームでは神の力とチャクラムを操る青年・ヴィクラムが、この地域で巻き起こっている事件の真相を解き明かすために戦うというもの。
開発にあたってはフォトグラメトリ技術を積極的に活用。インドの都市チャンデリ各地からスキャンした大規模なデータライブラリを構築し、ゲーム開発に使用しています。それゆえ、精度の高い架空のインドの世界を作り出すことに成功しています。



また、インドと言えば軽快なノリとキレの良いダンスが印象的なボリウッド映画を想起しますが、パリィを取り入れた緊張感溢れるアクションバトルの中にそうしたインド固有の“ノリ”が演出として加わります。
敵の攻撃をジャスト回避するとヴィクラムが余裕そうに髪を掻き上げながら回避するカットが挿入されたり、あるいは両手を上げて呆れたような素振りを見せたり。手に汗握る死闘の中にシュールな緩和が差し込まれるユニークなゲームとなっています。
そんな『Unleash The Avatar』は、現在Steamにてウイッシュリスト登録が受付中です。なお、ダンス要素があるかは不明です。


















