◆『MOTHER』シリーズ
踏襲されていたRPGのお約束を打ち破り、予想を超える味付けや展開に驚かされつつも、少年少女の冒険と成長を王道的に描いた『MOTHER』シリーズを、心の奥底に刻んでいる人が少なくありません。
シリーズ展開としては、2006年発売の『MOTHER3』が最新作。バーチャルコンソール化やNintendo Switch Online入りなどの動きはありましたが、20年近く新作は出ていません。海外からの反響もあるシリーズなので、再始動となれば大きな話題となりそうです。
◆『ファミコンウォーズ』シリーズ
「母ちゃんたちには内緒だぞ」のCMも忘れられない『ファミコンウォーズ』シリーズは、1988年発売の1作目から2008年発売の『突撃!!ファミコンウォーズVS』まで、20年もの歴史を持つシミュレーションゲームです。
海外向けに発売された『ファミコンウォーズDS 失われた光』が、会員向けの特典として配信(2013年)されたことはありますが、完全新作という意味では17年ほど音沙汰がありません。
この令和に『ファミコンウォーズ』が出たら、果たしてどんな進化を遂げるのか。その発展ぶりも含め、新たなシリーズ作と出会いたい気持ちもあります。
◆『F-ZERO』シリーズ
任天堂のレースゲームといえば『マリオカート』シリーズが大人気ですが、『F-ZERO』シリーズが忘れられない人も少なくないはず。スーパーファミコンからゲームボーイアドバンスまで時代と共に駆け抜けた名シリーズが、この令和に復活したらかなりアツい展開となるでしょう。
近年では、Nintendo Switch Online加入者向けのソフトとして、『F-ZERO 99』が2023年に登場しました。99人で競い合うという刺激的なゲーム性が話題となりましたが、基本は初代『F-ZERO』がベースなので、最新技術で開発された『F-ZERO』も見てみたいものです。
◆『スターフォックス』シリーズ
3DSTGの『スターフォックス』シリーズは、スーパーファミコンからWii Uまで幅広く展開しており、ここまで取り上げた作品と比べると活躍が新しい部類でしょう。しかし、WiiU向けの『スターフォックス ゼロ』から数えても、完全新作は9年以上お預けの状態なので、待ち遠しさが募ります。
スーパーファミコンを復刻した「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」に、当時未発売だった『スターフォックス2』が収録されたり、『スターリンク バトル・フォー・アトラス』のスイッチ版にフォックスチームがゲスト参加するなど、ピンポイントながら活躍を続けている『スターフォックス』シリーズ。そろそろ単独での活躍もお願いします。
◆『ガールズモード』シリーズ
プレイヤーが操作するキャラクターやお客さんをコーディネートし、経営するショップを運営していく『ガールズモード』シリーズ。この作品も発売元は任天堂で、女性ユーザーを強く意識した代表的なタイトルのひとつです。
女性向けなのは確かですが、男性がプレイしても楽しめるほどゲーム性もしっかりしており、決して見た目の華やかさだけのゲームではありません。これまでは携帯機向けのリリースだったので、スイッチ2向けにパワーアップした『ガールズモード』も一目見たいところです。
◆『罪と罰』シリーズ
『罪と罰』シリーズは、『罪と罰 ~地球の継承者~』および『罪と罰 ~宇宙の後継者~』の2作品が展開したアクションゲームです。
シリーズの作品数は少ないものの、『ガンスターヒーローズ』や『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』、『エイリアンソルジャー』など、高評価を得たアクションゲームを数多く手がけたトレジャーが開発しており、『罪と罰』の2作品とも高い完成度を誇りました。
『罪と罰 ~地球の継承者~』はNINTENDO 64コントローラーの「レフトポジション」を採用し、『罪と罰 ~宇宙の後継者~』はWii リモコンの特徴を活かした操作性を提案。そうした特徴も持つシリーズ作なので、Joy-Conでどんな操作を用意してくれるのか、その興味も尽きません。
定番の人気シリーズから復活して欲しいものまで、今回12シリーズを取り上げてみました。「Nintendo Direct 2025.9.12」で発表されるタイトルの中に、12シリーズのいずれかが入っているよう、一ファンとして願うばかりです。
また、今回はシリーズのみに絞りましたが、『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』や『斬撃のREGINLEIV』といった単発作品の復活や新作も、大いに期待しています。60分という大ボリュームの配信から、どのようなタイトルが飛び出てくるのか。9月12日22時の配信を心待ちにしましょう。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)