INZONEの新製品展開が発表されました。今回はプロゲーミングチーム「FNATIC」との共同開発により、eスポーツシーンで活躍できるハイエンドなモデルが紹介。「勝利のためのブランド」と題した商品展開で、コアゲーマーが満足できるラインナップが用意されていました。
今回発表されたヘッドセット、イヤホン、キーボード、マウス、マウスパッドといった製品群は、いずれも単なる周辺機器ではなく「プレイヤーの競技力を最大限に引き出すツール」として設計されている点が特徴的です。ソニーの音響技術や設計ノウハウに、世界の舞台で戦うプロチームのフィードバックを組み合わせることで、実用性と革新性を両立。FPSにおける視覚・聴覚・操作のすべてを最適化し、勝利へのアドバンテージを提供する狙いが感じられます。
そこで本記事では、これらの製品群を紹介していきます。
INZONE H9 II(ワイヤレスゲーミングヘッドセット)
市場想定価格:約40,000円(税込)

FPSコアゲーマー向けワイヤレスヘッドセットです。ソニーの定番ヘッドセットである「WH-1000XM6」と同等のドライバーを採用し、30mmの小型振動板構造で高音質と軽量性、遮音性の高い装着感を両立を両立。260gと非常に軽く、長時間プレイでも疲れにくい設計になっています。
また、FPSタイトル用に最適化されたEQ(イコライザー)プリセットを搭載しており『VALORANT』や『Apex Legends』など、プレイするタイトルによってEQを変更することができます。『VALORANT』では全体の状況を把握できるように調整されており、『Apex Legends』では必要な音を聴き取りやすく、かつ長時間使用しても疲れにくい音質を実現しています。
こちらの商品を含むすべての製品はソニーとプロゲーミングチーム「FNATIC」との共同開発です。

INZONE E9(有線ゲーミングイヤホン)
市場想定価格:約18,000円(税込)

競技シーン想定の有線イヤホンです。完全密閉構造とソニー独自のノイズアイソレーションイヤピースにより、卓越した遮音性を実現。耳への圧迫を抑え、軽量(約4.7g)で安定した装着感を提供します。
こちらもFPSに特化したEQプリセットがあり『VALORANT』や『Apex Legends』といったタイトルごとに設定を変更できます。プロプレイヤーからのフィードバックを取り入れながら、足音・銃声・VC音の定位と強調を最適化しており、さらに素早く装着できる利便性と操作性の調和にも配慮されています。ケーブルは1.8mと長めで、USB Type‑Cオーディオボックスと3.5mmステレオミニプラグの両方に対応しています。

INZONE KBD‑H75(ゲーミングキーボード、英語配列)
市場想定価格:約40,000円(税込)

75%テンキーレスサイズのプロ仕様ゲーミングキーボードです。ポーリングレート(マウスやキーボードなどのデバイスが、PCに操作情報を送信する頻度)は8,000Hz、ラピッドトリガー付きで応答速度を重視。ラピッドトリガーが反応するポイントは調整可能で、キャラコンがより精密に行えます。
高剛性なCNC加工アルミフレームとガスケットマウント構造により、打鍵感が豊かで静音性も高く、長時間プレイでも快適です。キーキャップにはダブルショットPBTを採用し、耐久性と触感も良好。角度調整ができるボリュームダイヤルや自動ライティング調整などのインターフェースも直感的で使いやすく設計されています。

INZONE Mouse‑A(ワイヤレスゲーミングマウス)
市場想定価格:約22,000円(税込)

ワイヤレスゲーミングマウスです。わずか48.4gという軽量設計ながら、最大30,000DPI(1インチ動かした際に画面上でどれだけポインタが動くか)で、高精度なトラッキングを実現。赤外線による光学式スイッチ採用でクリック応答が速く、耐久性も高いのが特長です。超低遅延フラグシップセンサー:PAW3950も搭載しています。
形状はFNATIC所属のプロ選手の手を分析して設計されており、持ちやすく安定感がありながら的確なエイム操作を支援します。ポーリングレートは8,000Hz(無線時)/1,000Hz(有線時)、最大90時間のバッテリー持続時間も魅力です。USBケーブルや予備マウスソールが付属し、ウェブ版INZONE HubでDPIやボタン設定をカスタマイズできます。

INZONE Mat‑F(ゲーミングマウスパッド、ストッピング重視モデル)
市場想定価格:約8,000円(税込)

こちらのゲーミングマウスパッドは『VALORANT』向けストッピングとフリック精度の両立を目指した設計です。表面はクロス生地で滑走速度と摩擦力のバランスを調整し、止めたい場面でしっかり止まれるよう設計されています。6mmの厚みと日本製SlimFlex裏地により、高い安定性と摩擦制御が実現。サイズは480×400mmで、一般的なデスク配置にもフィット。
INZONE Mat‑D(ゲーミングマウスパッド、スピード重視モデル)
市場想定価格:約5,000円(税込)

こちらのゲーミングマウスパッドは、表面は滑りやすい素材を用い、摩擦力は約42.5gfと低めで『Apex Legends』などの追いエイム主体のFPSタイトルに適しています。4mm厚、480×400mmのサイズで軽い操作に対応しつつ、エッジステッチによるマウス干渉を防止する機能も搭載。グラデーションカラーも特徴です。
注目すべきは、今回の製品群が単体での性能だけでなく「シリーズ全体で統一感を持つ体験」を提供している点です。音を聞き取り、正確に操作し、プレイスタイルに合わせたカスタマイズを行う──その一連の流れをシームレスに支えることで、プレイヤーは純粋にゲームへ集中できます。
競技シーンに挑戦する人はもちろん、日常的にFPSを楽しむユーザーにとっても大きな魅力となるでしょう。ソニーがeスポーツの未来に向けてどこまで本気で踏み込むのか、今後の展開にも期待が高まります。
これらの商品はすべて、本日8月20日午前10時より予約を開始。そして、発売日は9月5日となります。INZONEが本気で取り組むFPSコアゲーマー向け商品をその肌で感じてみましょう!