
クレジット決済代行業者や銀行の要請により、アダルトコンテンツをすべてシャドウバン状態にしたと発表したゲーム配信プラットフォームitch.ioについて、アダルトコンテンツに関する規約が更新されました。新たな基準が記載されています。
決済代行会社に応じた「新たなコンテンツ基準」
itch.ioは、Steamと同様に決済代行業者からの圧力を受けたため、アダルトコンテンツをすべてシャドウバン状態にすることを余儀なくされたと2025年7月24日に発表。既存のタイトルの審査を終えた後には、「新たなコンテンツ基準」を設定するとアナウンスしていました。
公式サイトに掲載されているアダルトコンテンツに関する規約では、各アカウントで利用している決済代行業者の利用規約に従う必要があると以前から記載されていました。更新された規約には、カード決済ネットワークにおいて禁止されているテーマの一部が説明されています。
合意のないコンテンツ(直接または暗示的なもの)
未成年者や「辛うじて合法的」なテーマ
近親相姦または疑似近親相姦に関するコンテンツ
獣姦または動物関連のコンテンツ
レイプ、強要、または暴力的な行為に関連するコンテンツ
性的人身売買を示唆するコンテンツ
リベンジポルノ/盗撮/隠しカメラ
排泄物や極度の損傷を伴うフェティッシュ(例:スカトロ、嘔吐など)
規約では、販売ができない商品の網羅的なリストを作成することはほぼ不可能であるため、個別に審査する必要があると従来より説明されています。今回の更新により、支払い業者が禁止している具体的なテーマが明記された形です。
また、実在の人物を性的に描写した画像や動画を含むコンテンツは以前から禁止されていましたが、更新後は実在の人物の写真のように似せたAI生成画像を禁止すると付け加えられています。