ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2025年7月24日配信予定のPS5向けシステムソフトウェアアップデートのベータ版にて「DualSense ワイヤレスコントローラー」「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」を複数のデバイスに同時にペアリングできる新機能を追加すると発表しました。
最大4台までペアリング可能に
ベータ向けの新機能では、これまでその都度ペアリングし直す必要があったDualSenseが、最大4台のデバイスで同時ペアリング可能に。コントローラーのPSボタンとアクションボタン(△、◯、✕、▢のいずれか)を同時に長押しすることで、任意のスロットにデバイスを割り当てることができます。なお、ペアリング時はUSBケーブルを外す必要があります。
複数デバイスとのペアリング方法
コントローラーのライトバーとプレイヤーランプが消灯していることを確認する。点灯しているときは、消灯するまでPSボタンを押し続けます。
いずれかのアクションボタン(△、◯、×、▢のいずれか)を押しながら、5秒以上PSボタンを押し続ける。ライトバーとプレイヤーランプが2回ずつ素早く点滅します。
お使いの機器でBluetooth機能を有効にし、Bluetoothデバイスを追加する操作を行う。周囲のBluetooth機器を検出します。
検出された機器からコントローラーを選ぶ。ライトバーが点灯し、スロット番号に応じた数だけプレイヤーランプが点滅します。
登録後はペアリング操作時に使用したPSボタンとアクションボタンを約3秒間押すことで、デバイス接続を切り替えることができます。切替時はスロット番号に対応した数だけプレイヤーランプの点滅します。詳細についてはPS Blog記事内の表をご確認ください。また、接続デバイス側の対応するOSバージョンも公開されています。

なお、システムソフトウェアアップデートのベータ版は、ベータプログラムへの参加が必要です。ベータプログラム参加に選ばれた対象者へは、2025年7月24日より順次案内メールが送られます。
今後はゲームの省電力プレイ機能も
投稿では、今後対応予定の機能として「ゲームの省電力プレイ」が追加されることも明らかになっています。これは同社が2010年に策定したソニーの環境計画「Road to Zero」に基づいたもので、機能をオンにすると対応するPS5のゲームをプレイ時にパフォーマンスが調整され、消費電力を抑えることができるというものです。
この機能の使用時はVRモードが使用不可になるほか、一部のゲームプレイ機能が制限される場合があります(オプションでオン/オフ可能)。なお、本機能は今回のベータ版アップデートで項目は追加されますが、利用することはできません。同社では、今後の正式リリースに向けて、対応タイトルや省電力効果の目安などの詳細情報を公開予定です。