Activisionが7月11日に発売を予定している名作スケボーゲームのリメイク版『トニー・ホーク プロ・スケーター 3+4』に、東京オリンピックおよびパリオリンピックにて金メダルを獲得したスケートボード日本代表選手の堀米雄斗さんが登場します。
この度Game*Sparkでは、堀米雄斗さんにインタビューする機会を得ました。本記事ではその様子をお届けします。
『トニー・ホーク プロ・スケーター 3+4』とは?
『トニー・ホーク プロ・スケーター 3+4』は、2001年と2002年にリリースされた名作スケートボードゲーム『トニー・ホーク プロ・スケーター3』『4』を2つセットにしてリメイクした作品です。コントローラーでトリックをキメる気持ちよさや原作に登場したスケーターはそのままに、新規ステージや新モードなどを携えて蘇ります。
そんな本作に登場する新スケーターの1人として、東京五輪・パリ五輪男子ストリートで金メダリストに輝いた堀米雄斗さんがスケーターとして登場します。
ゲーム内に登場した感想やおすすめポイントを訊いてみた
ここからは、堀米雄斗さんに行ったインタビューの内容をお届けします。
堀米雄斗さんプロフィール

東京都出身。父親の影響で6歳の時にスケートボードを始め、すぐに夢中に。10代前半で、日本のトップスケートボーダーとなり、トップコンテストに出場するために世界中を旅し、高校卒業後、18歳でカリフォルニア州ロサンゼルスに移住。
渡米後、2018年から2019年にかけて世界最高峰のスケートコンテストのひとつであるStreet League Skateboading(以下SLS)において、3大会連続優勝(2018年ロンドンSLSでは日本人スケーター初の優勝)。2019年「X Games Minneapolis」、2021年イタリア「Street World Championship」、2022年「X Games Japan」 で金メダルを獲得するなど、スケートシーンを切り開いてきた。
また、2023年には日本人スケーターとして初めてTampa Proコンテストで優勝し、2024年にも同コンテストで優勝、同コンテストで連覇を果たした史上3人目のスケーターとなった。
2020年東京オリンピックの男子ストリート種目では、地元で優勝を果たし、スケートボード界初のオリンピック金メダリストとして歴史に名を刻む。また、苦しい予選を勝ち抜きながら決勝へと進んだ2024年パリ夏季オリンピックにおいても金メダルを獲得し、2大会連続で金メダル獲得となった。
26歳となった現在は、スケートボード界の顔としても活躍しており、世界中の新世代スケーターにインスピレーションを与えている。
――今回出演が決まった経緯を教えて下さい。
堀米:今回、ゲーム側からオファーをいただきました。『トニー・ホーク プロ・スケーター』のことはずっと知っていたし、昔からプレイしていたゲームでもあるので、お話をいただいたときはすごく嬉しかったです。
――ゲームに3Dモデルとして登場する自身の姿を見てどう感じましたか。
堀米:次の世代のスケボー選手になるような子たちが僕を使って遊んでくれるのは嬉しいですね。

――堀米さんは普段ゲームは遊ばれるのでしょうか。
堀米:ゲーム自体は大好きなんですが、ちょっとハマりすぎてしまう癖があって……(笑)。夢中になりすぎないようセーブしながらほどほどに楽しんでいます。

――『トニー・ホーク プロ・スケーター』シリーズが未経験という方も触ると思いますが、本作のおすすめポイントがあれば教えて下さい。
堀米:本作には東京をモチーフにしたスケートパークが収録されています。僕が昔プレイしていた作品には入っていなかったものなので、非常におすすめです!
――ゲームと現実はもちろん違うものですが、本作が現実に通ずるところ、逆にゲームならではの面白いところなどはありますか。
堀米:友達といっしょにプレイしながら、「この技できるんじゃない?」と新技のアイデアが湧いてきて、クリエイティブな気分になれるのが楽しいですね。また、現実だとスケートボードはうまく行かなかったり、慣れるまでは怖いと感じてしまったりすると思いますが、ゲームだったら1人で黙々と遊べるのではないかと思います。

――堀米さんを操作したいと思っているプレイヤーに向けて、メッセージをお願いします。
堀米:僕をいっぱい使って、スケートボードを楽しんでください!
『トニー・ホーク プロ・スケーター 3+4』は、PC(Steam, Microsoft Store, Battle.net)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ2/ニンテンドースイッチ向けに7月11日発売予定です。