Hong Kong Spiral Rising Technologyは、ゲーム開発スタジオPan Studioが手がける高自由度ファンタジーアドベンチャーRPG『デュエットナイトアビス』について、2025年6月12日より第2回クローズドベータテスト「ともに明日へ」を開催します。
本作は、魔法と機械が共存する世界が舞台。プレイヤーは、身分と立場が全く異なる2人の主人公の視点を通して、さまざまな仲間との出会いや生きるための戦いなどの物語を体感していきます。すべてのプレイアブルキャラクターが、全武器を使用できるという自由度の高さが大きな特徴で、キャラや武器に装備する「魔の楔」と組み合わせて幅広いビルドが可能です。

本稿では、いよいよ第2回クローズドベータテストが始まる『デュエットナイトアビス』の魅力をご紹介。ゲームプレイおよびスクリーンショット撮影は先行ビルドで行っています。


◆2人の主人公を巡る運命の物語
『デュエットナイトアビス』では、2人の主人公がメインストーリーの章ごとに入れ替わり、それぞれの物語を紡いでいきます。今回のクローズドベータテストでは、主人公の性別が選べるようになっています。
物語は、まず強大な勢力に挟まれている小さな「パーガトリー島」から始まります。島は「穢獣」と呼ばれる怪物に襲撃され、村人たちは船で逃げ出した状態。逃げ遅れた主人公と、幼馴染のベレニカが島からの脱出を目指すまでを、移動やスキルを用いた戦闘、謎解きといったチュートリアルとして学びながら進めていきます。




本作は基本的に主人公が戦うのではなく、戦闘向けのプレイアブルキャラクターを操作する形式。プロローグではベレニカを、本編序盤では最初に入手できる少女・マギーを使用していきます。ゲーム内ではメインクエストを進めるほか、さまざまなサイドクエストや突発イベントをクリアすることで冒険レベルをアップさせたり、報酬を獲得することも可能です。
ストーリーが進行するともうひとりの主人公の物語も始まります。本作の世界観は、さまざまな種族の立場や歴史、そして穢獣の存在などが複雑に入り混じっています。プレイヤーは2つの視点から物語を見定め、その先に待ち受ける運命へと立ち向かっていくのです。




また、本作ならではのシステムとして、相手に共感する、利益を求める、反抗するといった会話の選択肢で属性が変化していく「フィーリング属性」があります。会話の中では相手の情報を引き出すためのダイスロールがあり、属性値によってボーナスが付くので、得意な分野を育てて選べば成功しやすくなります。





◆お手軽・爽快・自由自在な戦闘システム!
『デュエットナイトアビス』の大きな特徴に、全プレイアブルキャラクターが入手しているすべての武器を使えるという点があります。ゲーム内では片手剣や大剣、長柄武器、双剣などの近接武器と、弓やライフル、ショットガンといった遠隔武器があり、操作キャラクターはそれぞれ1種類ずつ装備可能です。
武器によって強烈な一撃を与えるもの、素早い攻撃でコンボしやすいもの、広範囲を攻撃できるものなど攻撃スタイルは大きく異なります。また、攻撃ボタンを長押しすれば強力な溜め攻撃も可能です。キャラクターによっては特定武器でボーナスが付く特性もありますが、基本的にはお気に入りの装備を鍛えて使っても問題ありません。





ゲーム内の戦闘は、ある程度敵をターゲットしてくれるので、攻撃ボタンを押せば簡単に連続攻撃を繰り出せます。回避はスタック式のクールダウン制で、攻撃中も素早く繰り出せるので、敵の攻撃を避けて即座に反撃といったスタイリッシュなアクションも可能です。また、攻撃などで貯まるSPゲージを消費して強力なスキルや奥義も発動できます。
雑魚戦は爽快なアクションを楽しめる一方で、ボス戦はやりごたえのある戦闘が待ち受けています。ボス戦で重要なのは「態勢ゲージ」を崩すこと。攻撃によって相手の「態勢ゲージ」を0にすれば、大ダメージを与えられます。当然敵の攻撃は強力なので、回避を駆使しながら確実に削っていくことが大切です。





ゲーム内では、入手した仲間を2人まで呼び出して一緒に戦えます。サポート向けの仲間を呼んで安定させたり、強力な攻撃を持つ仲間を呼んで一気に攻めたりと、状況によって呼び出す仲間を変えるのも戦略のひとつ。仲間は好きな武器を1種類持てるので、自分が近接で攻撃しながら、遠隔武器で援護してもらうこともできますよ。


◆奥深く自由度の高い「魔の楔」カスタム
ゲーム内のクエストや任務で入手できる報酬の中に、キャラクターや武器に装着できる「魔の楔」があります。「魔の楔」は基本的なステータスを上げるもの、特性を強化するものなどがあり、組み合わせによっては大きなシナジーを生み出せます。
例えば攻撃の素早い双剣であれば【攻撃速度アップ】の効果を付けて個性を伸ばしたり、【クリティカル発生アップ】の効果を付けて強力な一撃を目指すようなビルドも可能。「魔の楔」はコスト制で、キャラクターや武器のレベルアップや限界突破で最大コストや付けられる数も増えていきます。初期の限界突破用のアイテムは入手も比較的簡単なので、お気に入りの武器を発見したらどんどん鍛えていきましょう。



本作の嬉しい点として、ランダム性や周回の手間が撤廃された快適なプレイを楽しむために「魔の楔」に“固定数値システム”を採用している点があります。レアリティごとに数値が固定されているのでビルドを考えやすく、色々な組み合わせを気軽に楽しめます。コスト制のおかげで、低レアのものでもコストを埋める使い方ができるというのもビルドの幅の広さが活かされている印象です。
なお、他の装備同様に「魔の楔」もレベルを上げて効果アップさせられます。ただしレベルを上げると装備コストもアップしてしまうので、育成状況に合わせて強化していきましょう。もし装備に悩んだら、一括でオススメ装備を選んでもらうこともできますよ。





◆広大な世界の探索が楽しい
本作の舞台となるアトラシア大陸は、のどかな島から厳しい雪の世界など、さまざまなエリアが広がっています。各エリアにはさまざまな採取アイテムや宝箱が隠されていて、それらを集めていくのも大切な要素です。
宝箱の中には特定の攻撃でロック解除するものや、謎解きの先で発見できるものなどもあります。この宝箱は驚くほど多く配置されており、パルクールやよじ登りで屋根の上や建物の裏などにも行ける本作では、ゲーム序盤で最初に辿り着く町ですら未発見の宝箱を見つけることも珍しくありません。




ゲーム内には他にも隠された証や、さまざまな形でプレイヤーをサポートしてくれる「ジェネモン」なども発見できます。さらに順番通りにマークを辿っていくチャレンジや、釣りなどのアクティビティ、コレクティブアイテムなども用意されているので、マップ内をくまなく探索すればするほど色々な恩恵がありますよ。
世界各地にファストトラベル用のポイントもあり、移動時のローディングも早いのでストレスフリーに探索や冒険が楽しめるのも嬉しい部分。素材の集めやすさや「魔の楔」の数値固定など、さまざまなシステム面で遊びやすさを実現しています。





筆者は前回の『デュエットナイトアビス』先行プレイにも参加しましたが、戦闘や探索などゲーム部分の魅力はそのまま、システム説明に関するストーリーでの補完など、かなり親切になっている印象を受けました。
『デュエットナイトアビス』の第2回クローズドベータテスト「ともに明日へ」は2025年6月12日からスタート。公式サイトでは、サービス開始に向けての事前登録も受付中です。