■周辺機器を追加すれば、ビデオチャットも可能

スイッチ2本体だけでボイスチャットが可能です。そして、周辺機器の「Nintendo Switch 2 カメラ」を装着すれば、ビデオチャットも簡単にできます。
「Nintendo Switch 2 カメラ」は追加で購入する機器なので、「うっかり使ってしまう」といったアクシデントはないかと思いますが、子どもがお小遣いで購入する可能性もあるため、「Nintendo Switch 2 カメラ」に関する知識もあらかじめ知っておきましょう。
ビデオチャットも「ゲームチャット」で行うため、フレンドのみといった条件は同様ですが、音だけと違って子どもの姿や場所も映るため、伝わる情報量がさらに増えます。リアルの友人相手なら問題ありませんが、オンライン上でしか接点のないフレンドに“顔”や“居場所”が伝わるのは不安と感じる保護者も多いでしょう。

そのため、子どもがビデオチャットをやりたい場合、その使い方を確認し、必要であればルールを設けましょう。少なくともスマホ使用と同程度のリテラシーを意識しておくのが肝要です。
加えて、「Nintendo Switch 2 カメラ」が持つ便利な機能についても覚えておきましょう。まず、「自分の姿だけ映して背景は消す」「自分の顔のみ映す」といった表示方法が可能なので、居場所の特定を防ぎたい場合はこちらの機能を活用してください。
また、カメラにはプライバシーシャッターが備わっているので、使用時以外はシャッターを閉めておけば、偶然やうっかりで映像情報が伝わる事故を防げます。
■「これをしなければ大丈夫」と油断するのはまだ早い
「ゲームチャット」を使うには、有料サービスの「Nintendo Switch Online」に加入する必要があります。この利用条件を知っている人は、「じゃあ、加入しなければ大丈夫だろう」と判断するかもしれません。
しかし「ゲームチャットおためしキャンペーン」により、2026年3月31日までは無料で「ゲームチャット」が使えます。もちろん、フレンドのみといった制限は変わりませんが、「Nintendo Switch Online」の加入はまだ必須ではないのでご注意ください。
■『Nintendo みまもり Switch』でしっかりチェックを
ここまで様々な危険性や可能性について触れてきましたが、「16歳未満」または「みまもり対象」に設定されている場合、保護者がスマホアプリの『Nintendo みまもり Switch』で許可しなければ、「ゲームチャット」は利用できません。
『Nintendo みまもり Switch』では、チャットする相手の確認や許可、ビデオ通話の許可、チャットの履歴確認などが可能なので、子どもの年齢にもよりますが、安全な運用を行う一助となります。
ただし、こうした機能も事前に設定しておかなければ十分な効果が得られません。スイッチ2を渡す時、子どもと一緒に必要な設定を済ませながら、よく話し合いましょう。
また、チャット中に迷惑行為を受けた場合、「通報」するという手段もあります。ニンテンドーアカウントの規約に反していれば、対象アカウントの利用停止などの処置が行われるので、まずは知識として覚えておいてください。

設定や条件はありますが、スマホのように本体だけで完結しているチャット機能があるため、スイッチ2の運用も慎重さが必要です。
しかし、知っておきたい情報は安全面に限らず、嬉しい機能もあります。特に家計の助けとなるのは、スイッチの周辺機器のいくつかがスイッチ2でも使える点でしょう。

例えば、スイッチ2本体に直接接続はできませんが、無線接続ならスイッチのJoy-Conが使用できます。画面分割などで遊ぶ時、コントローラーを買い足すことなく人数分用意しやすいので助かります。
また、Nintendo Switch Proコントローラーも使用可能です。こちらは無線接続だけでなく、USBケーブルで本体と接続できるので、そのまま充電することもできます。
便利になり、できることが増え、刺激も増したスイッチ2。その分だけ保護者の気苦労もあるかと思いますが、子どもたちを暖かく見守り、一緒に楽しい時間をお過ごしください。
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