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「ウマ娘 6th EVENT The New Frontier 春公演 」Day1ライブレポート すべてが新鮮な驚きを与えた一夜

2025年5月25日『ウマ娘 プリティーダービー』の大型リアルイベント「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 春公演 」DAY1が、さいたまスーパーアリーナで開催されました。

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2025年5月24日『ウマ娘 プリティーダービー』の大型リアルイベント「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 春公演 」DAY1が、さいたまスーパーアリーナで開催されました。

2023年7月から2024年2月にかけて開催された5thライブから約1年半ほど経過し、6番目の大型ライブとして開催された今回の公演。さまざまな点で新しい試みがなされており、そのどれもがうまく観客に刺さったライブだったように見えました。

言うならば、多くのトレーナーの期待をはるかに超えていく、圧倒・圧巻なスペクタクルなショーエンターテイメントとしての破壊力が存分に発揮された一夜だったように感じました。

そんな一夜を振り返りたい方、一体何が起こったのかを知りたい方は是非読んでほしいです。


◆360°に開かれた開放感あるステージと床LED 華やかさと空間感じさせる独特なライブの空気に

晴れ舞台となるこの日、残念ながら雨模様の天候でしたが、さいたまスーパーアリーナの中は熱気がむんむんとしていました。会場BGMとして関連楽曲が次々と流れており、開始前からトレーナーたちはペンライトを緑色に揃え、曲によっては大合唱していく流れが生まれるなど、準備万端ムード。

会場が暗転し、オーケストラの重厚な楽曲とともに「The New Frontier」のロゴがセンターステージ上空の大型パネルに流れ、いよいよライブ本編がスタートする。

アニメ3期の映像やゲーム本編の映像が流れるなか、サポートを務めるウマ娘ダンサー12人がセンターステージから伸びる小舞台で優雅なダンスをみせ、そっちに目を奪われていると、センターステージ真ん中付近へ大型パネルの裏に隠れていた白い紗幕(読み:しゃまく 薄い布地で作られた幕)がぐるりと包み隠すように円形状に降りており、ライトが照らし出されるとポージングしたウマ娘達の影がズラリ!

紗幕があがると出走者がそこに陣取っており、1曲目「STARTING FORCE」を1日目の出走者全員で唄い始めます。サビに入ると一部の出走者がセンターステージを降りてアリーナ席のすぐ近くまでやってくる(!)という瞬間もありつつ、明坂聡美さんの実況にあわせて 出走者紹介(出演キャスト紹介)がはさまる"いつもの展開"へと移っていきました。

さて、いちどここで上の写真を見てほしいのですが、この360°にひらかれた大きなセンターステージ、頭上にある複数枚の大型パネルで組まれた360°から楽しめる大画面モニターが並んでいます。

アニメやゲーム関係のライブ、ロックバンドや音楽大型フェスに何度となく足を運んできた筆者ですが、アリーナ会場のド真ん中にセンターステージをつくるだけでなく、ステージ上に観客の鑑賞の妨げになるようなものを極力排し、反対側の観客の動きすらハッキリと見えるような音楽ステージは、あまり見たことがありません。楽器隊の姿やアンプといったものすらなく、出走者本人と、プロンプターや照明となるライトのみなのです。

音楽ライブは多くの場合、屋内会場であれば両端どちらかにステージを大きく組み上げ、横に長くステージを作って左右の客席にもいけるようにしたり、左右に大画面モニターを出して遠いお客さんにも見えるような作りになっていることがほとんどです。

ですがこの360°ステージは違います。普段のステージでは明確に前後左右がハッキリわかりますが、客席側をみれば前なのか、ステージ真ん中・中央をみれば前なのか、判然としない状況にもなりますし当然このステージでは常に観客から文字通り会場中から視線を集めることになります。

以前筆者が取材させていただいた西武ドーム開催の「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」に少し似ているステージ設計ですが、あちらには明確な舞台ステージがありますし、今回とはまるで勝手が違います。

2曲目に「GIRL'S LEGEND U」を披露した時に、この360°ステージの真価がはやくも発揮されます。なんとこの巨大センターステージには床用のLEDビジョンが貼られており、観客席から角度をつけてみていると、ギュンギュン変化していく映像演出の上を出走陣が歌って踊るという状況となっていたのです。

ステージ中央にある円形部分は「The New Frontier」というエンブレムが描かれ、そのまませり上がっていく昇降ステージとなっており、重厚感・華やかさ・インパクトさを兼ね備えたステージとなっていました。こういった床用LEDビジョンを使ったアトラクションは確かに街中やエンタメ関係の商業地で見ることはありますが、音楽ライブでこうも大胆に利用される例は珍しく、視覚に訴える情報量・華やかさがいっそう増えてより楽しめる一因にもなっていました。

しかもこの2曲目は、ナンバリングイベントに初出走する羊宮妃那(デアリングタクト役)さん、紫月杏朱彩(ブラストワンピース役)さん、石原夏織(アーモンドアイ役)さん、中島由貴(ラッキーライラック役)さん、夏目妃菜(グランアレグリア役)さん、久保田未夢(ラヴズオンリーユー役)さん、真名瀬日和(クロノジェネシス役)さん、小田杏樹(カレンブーケドール役)さんの8人による歌唱で、冒頭の「やっとみんな会えたね」という言葉には観客も心を打たれたでしょう。

◆ダート組から企画ユニットまで 愛らしさ・力強さ・コミカルさの振れ幅と再現力

ウマ娘のライブでは、その日に出演する出走者によっていくつかのテーマや方向性を絞り、楽曲が披露されることが多くあります。例えば今回は、6回目となったナンバリングイベントですが、初出演者はなんと10人以上。そういった面々に焦点を当て、さまざまなパフォーマンスが披露されていきました。

序盤にはスマートファルコンを中心にしたダート組が主にパフォーマンスをし、亜咲花さん(エスポワールシチー役) 、塚田悠衣さん(トランセンド役)、西連寺亜希さん(フリオーソ役)の3人がソロ歌唱を見せてくれました。

会場をピンク一色にしあげたキュートな「立ち位置ゼロ番!順位は一番!」から、亜咲花(エスポワールシチー役)さんが歌う「ピヨっピヨにしてやんよッ!」で一気に"オラ"つき、塚田悠衣さん(トランセンド役)「ZOKZOK」の歌とセリフにしっとりとしてしまいます。

8曲目に披露された「SHAKEROCK」には、多くの観客が驚いたでしょう。歌唱を担当した福原綾香(シーキングザパール役)、このあとのMCで「情報量が多かったと思いますが……」と言葉を発してましたが、まさにその通り。

ドラムセットがセンターステージに登場したかと思いきや、ベースとギターを肩から掛けた福原綾香(シーキングザパール役)さんと星谷美緒(マヤノトップガン役)さんが登場し、ドラムセット付近へと足を運ぶ新田ひより(マチカネフクキタル役)さんの手には大きなシャケが。

楽曲が始まると、シャケの被り物を被って黒服となったウマ娘ダンサーが一斉に登場してダンスを踊り、よくよく聞いてみると福原さん、星谷さん、新田さんがそれぞれキッチリとバンド演奏、しかもこの日が初めてフルサイズでの歌唱……なんという情報量の多さでしょう。

この曲はイベントストーリー「スラップスティック・クラッシュ!」にあわせて公開された楽曲であり、それぞれテンションの高いキャラである3人が組んだバンドの劇中歌でもあります。あえていうならばコミックソング的な立ち位置の楽曲で、ゲームのなかだからこそソフトに受け止められていた一面もあったところ、まさか実演するとは。驚きとパフォーマンスの突飛さ、そのコミカルさに思わず笑顔になった観客も多いでしょう。

愛らしさ、熱さ、力強さ、穏やかさにコミカルさ、1曲1曲を並べているだけなのに表現の振れ幅が非常に大きい、これは「ウマ娘」関係のライブイベントにおける大きな魅力でしょう。

つづいては2023年4月1日に突如発表された"帽子をかぶったウマ娘"同士のグループBoC'zの面々、天海由梨奈(ミスターシービー役)さん、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)さん、夏吉ゆうこ(シュヴァルグラン役)さん、菊池紗矢香(ホッコータルマエ役)さんが登場し、「Hat on your Head!」を披露しました。

日付からも分かる通り、このユニットはエイプリルフールに登場したこともあり多少コミカルな一面があります。本来こういった試みはエイプリルフールネタとして受け取られ、その後は触れられないものとなりそうなところですが、『ウマ娘』では公式ユニットとしてしっかりと採用。この日は、6thライブ用のドレッシーな衣装とは別に、彼女らはBoC'z専用衣装に着替えてパフォーマンスしました。

さらに下地紫野(ナカヤマフェスタ役)さん、指出毬亜(ノースフライト役)さん、奥野香耶(ヴィルシーナ役)さん、伊藤彩沙(ヴィブロス役)さん、久保田未夢(ラヴズオンリーユー役)さんもこの日にあわせたストリート系な特別衣装を着て登場、25年4月にリリースした「BoC-izm」を唄いました。

この曲、いわゆる"ビートチェンジ"という手法が存分に使われた楽曲となっており、一聴すれば分かるようにタイミングに合わせてグルーヴ・ビート・テンポがまるっと変わっていく楽曲。しかも1度や2度では済まず、まるでDJが曲をコロコロと変えていくように矢継ぎ早にかわっていきます。

ただでさえ本番の緊張感のなかで歌い踊るのが難しいのに、このような曲をバチっとパフォーマンスするのはハードルが高いのは想像に難くないでしょう。そんな難しいシチュエーションでも、ノリノリで歌い踊っていくステージ上の出走者たちには驚かされました。

つづくは『ウマ娘』関連楽曲でも屈指のダンス・ポップといえよう「Gaze on Me!」。360°ステージのオープンな空間性、床用LEDビジョンや頭上から照らされるカラフルなライティング、単に見ているだけでも華やかなるライブステージと演出という風に見えますが、この日集まったトレーナーは脳内でこう思ったはず。

「ゲーム内のライブシアターで見れるウイニングライブそのもの!再現じゃないか!」

さすがにステージ横に水場を置くのはムリでしたが、客席から見えたあの景色は間違いなく"ゲーム表現の現実化"といっても差し支えないものでした。

ダートウマ娘にフォーカスしたところから、『ウマ娘』内で組まれたチームをライブという場所に召喚し、ゲーム内のライブ表現をもバッチリと再現してみせる。愛らしさ、熱さ、力強さに穏やかさ、それだけでなくコミカルさや華やかさに至るまで、ゲーム作品を中心にした創作上のコンテンツを顕現させる場所としてのライブイベント。その強固さを感じさせてくれました。

◆出走者に合わせたテーマ性とインパクトある演出で魅了していった初日公演

ですが、『ウマ娘』の本懐はそこだけに留まりません。日本競馬の歴史をリスペクトし、取り込みながら紡がれてきた本作品は、現実の中で実際に起こったことを創作作品へと形作ってきた一面があります。

その本懐がかっちりとまとまっていたのが、この日のライブ中盤から後半部分でしょう。

「L'Arc de gloire」は、育成ストーリー「Reach for the stars プロジェクトL'Arc」で歌われるウイニングライブ楽曲で、実際にあるレース賞・凱旋門賞を強く意識した楽曲となっています。しかも実際に海外レースに挑戦した経験をもつ競走馬をモチーフにしたウマ娘らで歌唱されました。

幕間にムービーが流れ、トリプルティアラ(牝馬三冠)を意識したキャッチーな煽りが語られます。メジロラモーヌ、スティルインラブ、ジェンティルドンナ、デアリングタクト、アーモンドアイといったウマ娘たちが走る姿が流れていき、ここからはトリプルティアラを実際に獲得した面々による歌唱が始まりました。翌日には実際の競馬で牝馬三冠レースの1つである「オークス」発走を控えており、繋がりを感じさせてくれる粋な流れです。

東山奈央(メジロラモーヌ役)さんはバラード「Love Will Come Through」でゆったりとした愛の感情をとどけ、宮下早紀(スティルインラブ役)さんはジャジーなピアノとロックサウンドにエレクトロなサウンドと様々に移り変わっていく起伏の激しい「愛舞い、喰らい。」で愛に飢える一面を表現。

芹澤優(ジェンティルドンナ役)さんはソロ曲「LADY G DONNA」で、ハードなエレクトロサウンドのなかで赤い照明に囲まれながら、ダンス&ボーカルをバッチリと決めてみせ、踊っている途中で不意に笑みをみせる姿から、強者ならではの無敵さ・不敵さをつよく感じさせてくれました。

各々劇中キャラクターの性格やパーソナルな部分を表現するだけでなく、各々が発している"圧"を感じさせるパフォーマンスだったといえるでしょう。

さらに直後には羊宮妃那(デアリングタクト役)さんと石原夏織(アーモンドアイ役)さん2人による「Ms. VICTORIA」がスタート。原曲は5人での歌唱で、これまでのライブでも多くの歌唱者を擁して披露されてきましたが、この日はなんと2人のみで唄うという形です。

ステージの正対・背中合わせから始まり、最後はステージ中央の円形ステージへ歩みより、そのまま競りあがっていくというドラマティックな演出により、2人のライバル関係がより高みのステージへと表現され、ライブを楽しむトレーナーの胸をぎゅっと掴むかのよう。

さらに心をつかんだのは、この次に歌った高柳知葉(オグリキャップ役)さんの歌唱です。原作漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』内のコマを使用したムービーが流れ、ラストシーンにはテレビアニメでのシーンへと変化。その映像表現・演出に大きな歓声が起こりました。そして1曲目として歌い始めたのは、現在放送中のアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』でオープニングソングとなっている[Alexandros]「超える」でした。

まさかのカバー歌唱にくわえ、アニメオープニング映像も一緒に流れるというスペシャルな演出。青白い火柱が燃え上がっていくのと同じように胸にこみ上げた感情が、涙へと変わったトレーナーもいたでしょう。

さらに同アニメ内でウイニングライブ時に歌われる楽曲「BRIGHTEST HEART」を唄い始めると、オグリキャップをサポートするべく瀬戸桃子(ベルノライト役)さんがサプライズで登場し、2人で歌いました。つづく「∞」も2人で歌いおえると、会場から万雷の拍手や大きな歓声が2人に向けて降り注ぎました。

三冠牝馬の面々に加えてオグリキャップを軸にした「ウマ娘 シンデレラグレイ」の主要ウマ娘も登場して披露されたこの流れは、実際の競馬をバックグラウンドにした"ウマ娘"が、その物語性をもってファンの心を動かす高揚感溢れる空間となりました。

その後は、「BLOW my GALE」「本能スピード」「彩 Phantasia」「黎明に咲く華」「Legend-Changer」と、勝利・頂点を目指して努力をつづけ、疾駆しつづけていくウマ娘たちを描いた楽曲群がズラリ。ドラマティックなテーマを封じ込めたこれら楽曲を、ゲーム内映像やリリックビデオをさまざまに使い、さらにステージ床のLED画面や上空の大型モニターも含めた美麗な映像演出、時折挟まる火花や火柱による大仕掛けな演出も絡めて、より豪華絢爛なショーのように仕上がっていきました。

特に本編ラストを飾った「Legend-Changer」では、全員が集合して熱唱するなか、いったい何本あがるんだ!?と驚くほどの火柱や火花があがりつづけ、文字通り"アツく"なったなかで終えることとなったのでした。

アンコールの掛け声も早々に、「ウマ娘」関連情報が公開され、特にこの初日は新育成シナリオ「無人島へようこそ -DESIGN YOUR ISLAND-」のムービーが流れると「おぉー!」と驚きの声が会場から生まれていました。

アンコール1曲目は6th EVENTテーマ曲となった「Shake The World!!」。ライブから数えて1週間ほど前となる2025年5月14日にリリースされたばかりの1曲ですが、曲中に置かれた合唱パートはバッチリ。花吹雪が舞う中でアップテンポなポップスが心地よく会場に響きました。

この日ラストの楽曲はもちろん「うまぴょい伝説」。ステージ上をキャスト全員各々が自由に歩き回り、会場の観客らに手を振ってはポーズを取って、しっかりとアピールしていきます。終盤にはセンターステージの床LEDに競馬場のコースが描かれ、キャスト陣がグルグルと周っていく一幕も。もちろん観客の合いの手は完璧。さいたまスーパーアリーナからのこの日一番の歓声・掛け声が生まれるなか、キャスト陣がセンターステージから降りて退場。春公演・初日は無事に終了しました。

音楽ライブが終わりに近づくと、「あとで〇曲でライブが終わります!」とMCされることがあり、「えぇー!?」というのがお決まりとなっています。楽しい空間が永遠に続いてほしいという願いでもあり、「本当は終わりたくない」というメッセージが隠されている場合もあります。

その見方で言えば、この日のライブは本当にこのまま続いていって欲しいと思えるくらいに、力強く昂ぶったエネルギーが満ち満ちていました。約3時間で26曲を披露したライブ初日、MCも以前よりも短めに抑えられていたことで、パフォーマンスや演出をテンポ良く楽しめたことも要因にはなりそうですが、この日のナンバリングライブに初出演となった出走者(キャスト)が15名もいたこと、ライブで初めて披露された楽曲が多数あるなど、これまでウマ娘ライブを見てきた人にも新鮮に楽しめる部分が随所にあったことも見過ごせません。

さらに何度か触れましたが、普通の音楽ライブではめずらしい360°ステージの開放感と、天井の大型パネルビジョンと床LEDビジョンを使った大胆かつ豪華な映像美は、出走者たちからおもわず視線を奪ってしまうほどのインパクトや迫力をこちらに届けてくれました。

『ウマ娘』関係のライブはおろか、そもそも音楽ライブをちゃんと楽しんだことが無い人であっても、一発で心奪われてしまうような演出・アイディアの数々があり、さいたまスーパーアリーナという決して狭くない大型会場にもかかわらず、圧倒・圧巻・壮観の絵を生み出していました。

思えば、今回のライブ公演は「The New Frontier」というタイトル。"新たな地平"と名付けられた意味と重みをこれでもかと感じさせてくれる素晴らしいエンターテイメントの場となっていました。

そんな初日のライブを終えてすぐ、メディア向けの合同会見が行われ、石原さんと羊宮さんのお2人が出席されました。ライブ直後に出演者様が直々にインタビューを受けてくれるというのもかなり貴重な場です。今回インサイドも潜入し、当日の言葉をいただきました。ぜひ読んでいただければと思います。


<セットリスト>

Overture

M-01. STARTING FORCE:ウマ娘

M-02. GIRLS‘ LEGEND U :羊宮妃那(デアリングタクト役)、紫月杏朱彩(ブラストワンピース役)、石原夏織(アーモンドアイ役)、中島由貴(ラッキーライラック役)、夏目妃菜(グランアレグリア役)、久保田未夢(ラヴズオンリーユー役)、真名瀬日和(クロノジェネシス役)、小田杏樹(カレンブーケドール役)

M-03. 立ち位置ゼロ番!順位は一番!:大和田仁美(スマートファルコン役)、稲垣好(コパノリッキー役)、菊池紗矢香(ホッコータルマエ役)

M-04. ピヨっピヨにしてやんよッ!:亜咲花(エスポワールシチー役)

M-05. ZOKZOK:塚田悠衣(トランセンド役)

M-06. Dear My Dream:西連寺亜希(フリオーソ役)

M-07. 爆熱マイソウル:大和田仁美(スマートファルコン役)、西連寺亜希(フリオーソ役)、塚田悠衣(トランセンド役)、亜咲花(エスポワールシチー役)、稲垣好(コパノリッキー役)、菊池紗矢香(ホッコータルマエ役)

M-08. SHAKEROCK:星谷美緒(マヤノトップガン役)、福原綾香(シーキングザパール役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)

M-09. Hat on your Head!:天海由梨奈(ミスターシービー役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、夏吉ゆうこ(シュヴァルグラン役)、菊池紗矢香(ホッコータルマエ役)

M-10. BoC-izm:下地紫野(ナカヤマフェスタ役)、指出毬亜(ノースフライト役)、夏吉ゆうこ(シュヴァルグラン役)、奥野香耶(ヴィルシーナ役)、伊藤彩沙(ヴィブロス役)、菊池紗矢香(ホッコータルマエ役)、久保田未夢(ラヴズオンリーユー役)

M-11. Gaze on Me!:星谷美緒(マヤノトップガン役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)、天海由梨奈(ミスターシービー役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、西連寺亜希(フリオーソ役)、宮下早紀(スティルインラブ役)、稲垣好(コパノリッキー役)

M-12. L'Arc de gloire:福原綾香(シーキングザパール役)、大和田仁美(スマートファルコン役)、下地紫野(ナカヤマフェスタ役)、塚田悠衣(トランセンド役)、亜咲花(エスポワールシチー役)、紫月杏朱彩(ブラストワンピース役)、真名瀬日和(クロノジェネシス役)

M-13. Love Will Come Through:東山奈央(メジロラモーヌ役)

M-14. 愛舞い、喰らい。:宮下早紀(スティルインラブ役)

M-15. LADY G DONNA:芹澤優(ジェンティルドンナ役)

M-16. Ms. VICTORIA:羊宮妃那(デアリングタクト役)、石原夏織(アーモンドアイ役)

M-17. 超える(Cover: [Alexandros] ※TVサイズ):高柳知葉(オグリキャップ役)

M-18. BRIGHTEST HEART:高柳知葉(オグリキャップ役)&瀬戸桃子(ベルノライト役)

M-19. ∞ :高柳知葉(オグリキャップ役)&瀬戸桃子(ベルノライト役)

M-20. BLOW my GALE:星谷美緒(マヤノトップガン役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)、天海由梨奈(ミスターシービー役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、東山奈央(メジロラモーヌ役)、夏吉ゆうこ(シュヴァルグラン役)、奥野香耶(ヴィルシーナ役)、伊藤彩沙(ヴィブロス役)、芹澤優(ジェンティルドンナ役)、紫月杏朱彩(ブラストワンピース役)、中島由貴(ラッキーライラック役)、小田杏樹(カレンブーケドール役)

M-21. 本能スピード:福原綾香(シーキングザパール役)、指出毬亜(ノースフライト役)、夏目妃菜(グランアレグリア役)

M-22. 彩 Phantasia:羊宮妃那(デアリングタクト役)、石原夏織(アーモンドアイ役)、中島由貴(ラッキーライラック役)、夏目妃菜(グランアレグリア役)、久保田未夢(ラヴズオンリーユー役)、真名瀬日和(クロノジェネシス役)、小田杏樹(カレンブーケドール役)

M-23. 黎明に咲く華:指出毬亜(ノースフライト役)、東山奈央(メジロラモーヌ役)、奥野香耶(ヴィルシーナ役)、伊藤彩沙(ヴィブロス役)、宮下早紀(スティルインラブ役)、芹澤優(ジェンティルドンナ役)

M-24. Legend-Changer:ウマ娘

~アンコール~

M-25. Shake The World!!:ウマ娘

M-26. うまぴょい伝説:ウマ娘

© Cygames, Inc.

【UPDATE:2025年5月29日】本文中に誤りがあったため修正しました。


《草野虹》

福島・いわき・ロック&インターネット育ち 草野虹

福島、いわき、ロックとインターネットの育ち。 RealSound、KAI-YOU.net、Rolling Stone Japan、TOKION、SPICE、indiegrabなどでライター/インタビュアーとして参加。 音楽・アニメ・VTuberやバーチャルタレントと様々なシーンを股に掛けて活動を続けている。 音楽プレイリストメディアPlutoではプレイリストセレクター(プレイリスト制作)・ポッドキャストの語り手として番組を担当している。

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