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HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』で“サマルトリアの王女”に会いに行く!『DQI』では敵が“複数編成”になるなど、新要素を体験【プレイレポ】

往年の名作が現代に蘇る!長らく続報のなかったHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』の最新情報を交えたプレイレポをお届けします。

ゲーム Nintendo Switch
HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』で“サマルトリアの王女”に会いに行く!『DQI』では敵が“複数編成”になるなど、新要素を体験【プレイレポ】
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国民的RPGと言われれば、「ドラゴンクエスト」シリーズを連想するゲームファンも多いことでしょう。記念すべき1作目が発売された1986年以来、ナンバリングのみならず派生作も多数生み出され、今もゲーム業界の最前線で活躍を続けている長寿作です。

近年では、シリーズでも屈指と名高い『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が、ドット絵と3Dを融合させたビジュアル表現「HD-2D」でフルリメイクされ、現行機向けに復活しました。

しかし、シリーズの躍進はこれだけではありません。2025年内には、シリーズの原点である『ドラゴンクエスト』と、シリーズ初のパーティプレイを導入した『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』がセットになったHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』(以下、『DQI&II』)が登場します。

このHD-2D版『DQI&II』の詳細はまだ明かされていませんが、なんと実際にプレイする機会に恵まれました。今回が初の試遊会ということもあり、プレイ時間はタイトルごとに約15分ずつと短い間ではありましたが、HD-2D版『DQI&II』の手触りや第一印象をいち早くお届けします。

なお、試遊版のプレイ体験に基づくレポートとなるため、製品版では内容が異なる可能性もあります。その点、ご留意ください。

■HD-2D版『DQI&II』にも「とくぎ」が!

HD-2D版『DQI』の試遊プレイは、ラダトーム城の玉座の前から始まりました。また、主人公である勇者のレベルは1。つまり、最序盤からのスタートです。装備品は一通り揃っているものの、最低限の状態で冒険に旅立ちます。

ファミコン版を遊んだ身からすれば、グラフィックの進化は驚くばかり。きめ細かで鮮やかに生まれ変わった世界は、なんだか眩しく映ります。それでいて、HD-2Dによる描画の恩恵でドット絵の暖かみが感じられるので、新鮮ながら懐かしくもありました。

こうしたグラフィック面の進化は、HD-2D版『DQIII』と同様と考えてもらって問題ないかと思います。また、バトルスピードの調整や会話の記憶、2種類のアクセサリー装備といった要素も順当に受け継がれており、HD-2D版『DQIII』と変わらぬプレイ感で遊べそうです。

一方、『DQI』として考えると、いくつもの新たな要素がありました。その中でも「とくぎ」と「複数のモンスターとバトル」が、特に大きな変化といえるでしょう。

『DQI』はオリジナル版を含めて何作かありますが、主人公の勇者が「とくぎ」を使えるようになったのは今回が初めて。シリーズで唯一、パーティを組まない“ひとり旅”なので、戦闘中の選択肢が少なめでしたが、「とくぎ」の導入で戦いに新たなメリハリが加わりました。

エンカウントするモンスターもこれまでは1体のみで、勇者は常に1対1で戦いを繰り広げてきました。しかしHD-2D版『DQI』では、複数のモンスターと遭遇する形に変化しており、手ごわさもパワーアップしています。

「とくぎ」はHD-2D版『DQIII』にも導入されていましたし、複数のモンスターが同時に出現するのは、『DQII』以降ではごく普通の話なので、シリーズの流れを見れば順当な変化とも言えるでしょう。ですが、こうした要素を『DQI』でも味わえるとなると、やはり感慨深いものを覚えます。

モンスターが群れをなし、勇者は特技を駆使して戦う。令和の『DQI』は、過去作では味わえない激戦が待ち受けている模様です。

■危険性が増した「ロトの洞窟」で、新イベントと遭遇

軽くシステム面やバトルに触れた後、冒険の目的地として「ロトの洞窟」を選びました。原作で多くのプレイヤーが最初に訪れたこのダンジョンも、いくつかの変化と出会います。

原作では「たいまつ」や(この時点ではまず覚えていませんが)明かりを灯す呪文「レミーラ」がないと、ほぼ自分のキャラしか見えず、ダンジョン探索は非常に困難でした。

しかしHD-2D版『DQI』に「たいまつ」というアイテムは存在せず、ダンジョンに入ると自動的に勇者がたいまつに火を点け、掲げてくれます。そのため、周囲の視界は良好。暗闇に悩まされることはありません。

ただし、油断は禁物です。過去作の「ロトの洞窟」ではモンスターとエンカウントせず、戦うことはありませんでしたが、HD-2D版『DQI』では普通にバトルが発生します。令和の「ロトの洞窟」は、迷子の恐れが低下した反面、死の危険が伴うダンジョンに生まれ変わりました。

もちろん、本作においても最初に向かうであろうダンジョンなので、危険度自体は高くありません。まだ開発中のタイトルなので今後調整される可能性もありますが、少なくとも試遊版では、適切なタイミングでHPを回復させるだけで最奥まで無事に辿り着くことができました。

さらに「ロトの洞窟」では、「ロトの石板」が実物化しているという既存要素とは別に、過去作になかった新イベントと遭遇します。詳細についてはまだ伏せさせていただきますが、「こういう出来事も確かにアリか」と思わず納得してしまいました。

ここで体験した新イベントはひとつだけでしたが、HD-2D版『DQIII』と同様に、物語上の情報量が全般的に増えているのではないかと期待が高まります。

前述したように約15分というプレイ時間だったため、HD-2D版『DQI』の試遊は「ロトの洞窟」をクリアしたあたりで終了。短いひとときではありますが、『DQI』がどのように進化したのか、その一端を味わうことができました。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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