日本ファルコムは5月19日、リメイク作『空の軌跡 the 1st』のSteam版について、日本語対応であると公式X(旧Twitter)で投稿しました。このシンプルなアナウンスは、原作のSteam版が日本語に対応していない事情を踏まえた投稿かもしれません。
「Steam版は日本語対応」とシンプルなアナウンス
本作は、『軌跡』シリーズの第1作目『英雄伝説 空の軌跡 FC』の完全フルリメイク作品です。冒険の舞台「リベール王国」を3Dで再現し、個性豊かな登場キャラクターを全てリファイン。フィールドアクションとコマンドバトルの2つのバトルモードをシームレスに切り替える戦闘などにより、新たに生まれ変わったはじまりの物語を楽しめます。
日本ファルコムは本日5月19日、海外GungHo公式Xの投稿を引用して、「Steam版は日本語対応」と改めてアナウンスしました。淡泊にも見えるこのシンプルな文言は、原作の『空の軌跡 FC』Steam版が日本語には対応していなかったことを踏まえたものと思われます。
例えば2012年には同社が手掛けた『イース フェルガナの誓い』がSteamでも発売。しかし、海外パブリッシャーXSEED Gamesによる移植となっていたため、日本語が実装されていない「おま語」の状態となっていました。
その後も日本ファルコム作品のPC移植が続くものの、時期やバージョン、対象地域によってパブリッシングの担当会社や仕様が異なっており、2014年に移植された『空の軌跡 FC』も日本語には対応していませんでした。

2025年9月に発売予定の『空の軌跡 the 1st』については、PC版の移植開発を日本ファルコム自身が行うことを明らかにしています。
自社開発であることに加え、今回のアナウンスでも改めて日本語対応であると明言されたため、『軌跡』シリーズをはじめてプレイするプレイヤーでも安心して本作のPC版を楽しめそうです。