
Valveが手がける携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」について、ユーザーがボタン1つの修理を公式サポートに問い合わせたところ、修理費用は136ユーロ(約2万2千円)と見積もられたと海外メディアPCGamesNが報じました。同社は修理サービスの申し込みは任意であると説明しており、修理の腕に自信がある場合は自分でのパーツ交換も案内しています。
ボタン1つの修理に約2万の見積もり―腕に自信がある場合は自前の修理も推奨
Steam Deckは、故障した際に修理や診断をサポートを通して依頼できる修理センターが2022年9月に開設されました。保証範囲内の問題であれば必要に応じて修理を実施するほか、補償範囲外の場合は有料での修理を案内すると説明しています。
同メディアによると、Redditの投稿者はSteam DeckのR1ボタン(右側バンパーボタン)に異常を感じたためValveの公式サポートに相談。購入時期と故障の内容から補償範囲外となり有料修理サービスを案内されました。軽微な故障では136ユーロ、重度の場合は200ユーロの費用が送料込みで見積もられたとのことです。
公式サポートは最後に、修理の腕に自信があるならばSteam Deck交換部品の正規販売店であるiFixitから交換用パーツを取り寄せられると紹介しました。同店はパーツを交換する手順を紹介する修理ガイドを公開しており、R1ボタンについても必要な工具を記載した修理手順を作業中の画像とあわせて丁寧に説明しています。
ボタン1つの修理に約2万円は割高に感じるかもしれませんが、公式の専門家による保証がついた修理であることに留意する必要があります。Valveは今回の案内でも修理サービスの申し込みは完全に任意であると説明しているため、Steam Deckが故障した際に自分がどの修理手段を利用するか確認しておきましょう。