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身体の有様が、腕の数が、見た目の違和感が……ニトロプラスの『Dolls Nest』で“癖”が歪みそう─強烈なビジュアルに、新たな扉が開く!

ADVゲームを数多く手がけたニトロプラスのが、アクションゲームでどんな“癖”を提案したのか。衝撃的なビジュアルをお届けします。

ゲーム 特集
身体の有様が、腕の数が、見た目の違和感が……ニトロプラスの『Dolls Nest』で“癖”が歪みそう─強烈なビジュアルに、新たな扉が開く!
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■強化担当のシンクロ・ハモリな双子姉妹

『Dolls Nest』はアクションゲームなので、経験値を稼いでレベルアップするようなシステムはありません。強くなる方法は、プレイヤーが腕を磨くか、主人公をある方法でパワーアップさせるか、武装を交換・強化するかが基本になります。

武器や「鎧殻」は一長一短のものが多いため、自分の好みにあったものを探すのが肝心です。そして、素材を使って強化していくことで、その性能をより引き出すことができます。

その強化を担当してくれるのが、「ヤシカ」と「ムシカ」。一卵性双生児のように見た目がそっくりで小柄な少女たちが、主人公の武装を磨き上げてくれます。

このふたりは、サイドで止めているポニーテールの向きが異なるのみで、それ以外のビジュアルはほぼ同一と言っていいほど。動きも同期しており、主人公が移動すると、ふたり一緒にその方向へ首を傾けます。少女たちに揃って視線を向けられるのは、照れくさくも嬉しく感じます。また、声のハマりも見逃せません。

しかし、ヤシカとムシカの見た目はほぼ同一ですが、ふたりの姿と一般的な少女とでは大きく異なっている点があります。それは、身体から伸びる腕の数。彼女たちはそれぞれ、左右に2本ずつ、計4本の腕を持っているのです。

その見た目のインパクトはかなり衝撃的で、可愛らしい少女の姿にある4本の腕は、常識が覆されたかのような違和感を覚えるばかり。自分が認知している世界の外側を突きつけられ、自分の拠り所すら崩れてしまうようなザワつきが胸の奥から湧き上がってきます。

仕事の腕前は確かで、シンクロする動きも可愛い少女たちは、4本腕の持ち主。自分の狭い常識と共に、“癖”も揺らぎかねません。

■属性盛り盛りな無垢幼女「スケテ」

ネマやヤシカ・ムシカもかなりインパクトのある存在でしたが、さらに衝撃的なのが「スケテ」です。彼女は、主人公の見た目を変えるパーツを販売しており、カスタマイズが好きな人ならつい足しげく通ってしまう相手です。

その顔立ちは幼く見えますし、発語も「あー! あー」のような意味の通じないものが多く、言語が異なるのかそれとも未熟なのか、いずれにせよ非常にあどけない印象を受けます。

そんな彼女のとこに初めて近づく時、誰もが違和感を覚えるでしょう。その違和感の正体は即座に判明しますが、最初に受ける違和感は……距離感の錯誤。自分の中にある物差しが狂う感覚にザワつきます。

距離感の錯誤は、しかしスケテに近づくほどに解消されます。距離感が狂ったのは、彼女の身体があまりに大きかったのだと気づくためです。

ビジュアルだけ切り取ればどうしたって幼い少女にしか見えませんが、そのフォルムのまま巨大化しており、完全に文字通りの意味で見上げるほどの巨体の持ち主なのです。

フラットな視線のままでは顔が見切れるほどで、カメラワークを調整しないと顔を拝むこともできません。

そこにいるだけで圧迫感が生じるほどのサイズ感ですが、しかし表情は素朴で無垢。たどたどしい言葉遣いからは邪気のなさが伝わってきます。

さらにスケテは、ヤシカやムシカと同じく、4本腕の持ち主です。無邪気に2対の腕を振り回し、発語も未熟で、見目は幼く、しかし圧倒的な巨体。属性を盛るにしても、これは相当なメガ盛りです。

無防備に足を投げ出す姿勢も幼女らしい仕草ですが、その足の裏の大きさは主人公の背丈とほぼ一緒。仮に主人公の背丈を150cm程度と見積もると、25cmサイズの靴の実に6倍です。どれほど“巨人な幼女”なのか、これ以上説明の必要もないほどでしょう。

また、気ままに振るう“上の右手”は、何かを握り込んでいます。よく見てみると人型の骨格のようです。サイズ的にも主人公と同じくらいなので、少女型機械のベースなのかもしれません。

それを玩具のように握りしめ、振り回すスケテ。幼く無垢な4本腕の巨人という、可愛らしさと恐ろしさの混濁に、“癖”の新たな扉をこじ開けられてしまいそうです。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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