
2025年4月17日にSteamでリリースされた『この赤いボタンを押さないで(Do Not Press The Button)』について、アジア圏のプレイヤーからの評価が低いことを開発者がRedditで報告しました。低評価レビューの投稿者に直接連絡を取り、ローカライズやバグによる問題が原因だと判断した開発者は問題を解消するパッチを配信しています。
ユーモアのローカライズが低評価の原因?開発者の分析に様々な意見が集う
本作は、「赤いボタンを押してはいけない」というシンプルなルールをひたすら守る3Dアドベンチャーゲームです。名作メタフィクション『The Stanley Parable』にインスパイアされたゲームデザインとなっており、多種多様なイベントの中でプレイヤーの自制心が試されます。
開発者は本作について、日本や韓国を中心にしたアジア圏のユーザーから多くの低評価レビューが寄せられたと報告。レビューをChat GPTで個別に調査すると、「ユーモアやジョークがぎこちない」「翻訳とローカライズに問題がある」「ペースが悪い」「バグがある」「『The Stanley Parable』の模倣品のようで期待外れ」などの問題が指摘されていると判明します。

開発者は低評価レビューを投稿したユーザー全員に、ゲームに問題があったことを謝罪して改善案を尋ねるダイレクトメッセージを送信しました。一部のユーザーからは返答があり、バグやゲームデザインの不便さなどの報告を通して低評価の原因を理解できた旨を述べています。
ゲーム内のフィードバックフォーラムに投稿された約50件のバグを受けて、ソフトロックやローカライズの問題、チェックポイントの不足を解消するメジャーパッチをリリースしたことも報告。アジア圏のユーザーはバグに対して厳しい目を向けているように感じたとコメントしています。
文化圏の違いで苦労する開発者の声には、問題の細部まで理解しようと努める姿勢を称えるものから、バグやユーモアに対する低評価は国を問わず投稿されており文化圏は関係ないと指摘するものまで様々な意見が寄せられました。アジア人の視点から見てもジョークの内容は問題なく、他の部分を改善すべきだという旨のコメントも投稿されています。
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『この赤いボタンを押さないで』はPC(Steam)向けに1,600円でリリース中。デモ版も公開されています。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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