ニンテンドースイッチ2で今後遊べるようになるゲームキューブ向けソフト『ゼルダの伝説 風のタクト』。これを受け、Wii Uで発売された同作のリメイク作『ゼルダの伝説 風のタクト HD』は「もうスイッチ2に移植されることはないのか?」という問いに、米国任天堂の幹部が「あらゆる選択肢が検討されています」と答えたと海外メディアVGCが伝えています。
『風のタクト HD』移植も「なくはないです」!?同作移植の可能性を否定せず

6月5日発売予定のニンテンドースイッチ2には、Nintendo Switch Online+追加パック加入者向けに「ゲームキューブ」の復刻作品を配信することが告知されており、その中には『ゼルダの伝説 風のタクト』も含まれています。
2013年に発売された『ゼルダの伝説 風のタクト HD』はゲームキューブ版『風のタクト』のリメイク作で、主に以下の点が原作と異なっています。
フルHD画質に対応、照明やテクスチャーなども改善されている。
弓矢やブーメランなどの飛び道具がジャイロセンサーでコントロールできる。
船の航行速度が上がるアイテムが追加されている。
その他、多くのゲームプレイの調整。
上記のように全体的に原作より遊びやすくなる調整がされており、かつWii U独占タイトルで他に遊ぶ手段がないことから、現行機への移植が望まれています。
しかしながら、前述したようにスイッチ2でのゲームキューブソフト配信ラインナップに『風のタクト』が追加されたことで、『風のタクト HD』の現行機への移植の可能性は無くなったのではないかと一部のゲーマーから心配されていました。
海外メディアVGCの記事によると、ゲーム配信コミュニティKinda Funnyの運営者であるTim Gettys氏が、Nintendo of America(米国任天堂)の製品開発・販売責任者、Nate Bihldorff氏に「スイッチ2に『風のタクト』が配信されることで、『風のタクト HD』の移植に影響は出るのか?」と尋ねたようです。これに対し、Nate Bihldorff氏は即座に「いいえ、あらゆる選択肢が検討されています」と答えています。
スイッチ2向けに『風のタクト』が配信されるといっても、Nintendo Switch Online+追加パックまで加入しているヘビーユーザー向けへの配信であり、任天堂ハードユーザーの全員がこれらのサブスクリプションサービスに加入しているわけではないでしょう。そういった意味では、たとえサブスク配信が行われているソフトであったとしても、別途手にする手段があるに越したことはありません。
今回の任天堂幹部の「あらゆる選択肢を検討する」という回答によって、『風のタクト HD』移植の可能性がなくはないことは充分に喜ばしいと言えそうです。